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香水不適応者の香水あれこれ 6

やっと本題。
なぜ私が少し良い香水を求める様になったかは「香水不適応者の香水あれこれ1〜5」までにまとめたので、興味と時間のある方は読んでみてください。

さてコロナ禍になっておうち時間が増えたことにより、なんとなく頭の片隅にあった香水への興味が加速した。それまでは年に1本買うかなという香水の量が、年3本〜くらいになった。在宅とはいえ昨年と今年はとても忙しく過ごしていたので、香水はもっとも手っ取り早く「幸福感」を得るのに最適だったからかもしれない。

FUEGUIA 1833の話

FUEGUIA 1833

高価(天然香料の)な香水なら私でも使えると気が付いた私は、
友人に付き合ってもらいフエギア1833に訪れた。

スタッフさんがとても情熱的に説明してくれて、ものすごく楽しかった。
パッションは感染しますね。本来香水が苦手なことを伝えると

  • 一般的な香水には合成香料が使われていること

  • そうやって単価と折り合いをつけていること

  • アルコールと水が多く含まれていること

  • その配分でも香りの立ち方が違うこと、を教えてくれた。

お姉さん曰く、合成香料やアルコール(度数とかによっても違うらしい)が
苦手なのではとのこと

ちなみにフエギアは植物性の天然香料しか使っておらず、アルコールも
自社で作ってるそうな。そしてお水は一切入れてないそうです。
(その分お値段もお高くなるわけですが…涙)

フエギアの香水の構造は独特で、香りのピラミッド構造がない。
調香師がテーマにしてるものをいろんな香料を使って再現したものなので、
つけたての香りがずっと続くのだとか。これは良い…。

フエギアのコンセプトがアンチパルファンなせいか共感しかない。
調香師のジュリアン・べデル氏とは気が合いそうです。

もう一つ面白いなぁと思ったのがフエギアにしかない「ムスカラ」という概念。
「ムスカラ」は人間の本来の香りを引き立たせる無臭のフェロモンの造語で、
このシリーズの香水をつけると無臭であるフェロモンが女性の肌の成分(フェロモン?)と結合し、つけた人の幸福感を上げる&唯一無二の香りを作るのだとか。

しかしこの「ムスカラ」。女性にしか作用しないそうで、いつか友人の家でみたローズ(女性だけが嗅ぎ取れて自律神経に作用する効能)の事を思い出すのでした。

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