見出し画像

香水不適症の香水あれこれ 4

それからはとにかくJO MALONE推しだった。
自分でも使える香水メーカーが見つかってとても満足していた。

基本的に香水不適応者なので付け方にはこだわりがあり
少量を指につけたら腰と足首、最後にその指で髪の毛を撫でつけるくらいだと
自分も香水酔いしないし周りの人にも迷惑をかけない様だった。

主婦から一転、フェイシャリストリスト→パフューマーになったJO MALONE氏
調香師はめっちゃアートな仕事だと世に知らしめたと思う。

あくまで身だしなみのためなのでこのくらいがちょうど良い。
そしてこの使い方だと極端に量が減っていくことはないので
私らしくゆっくり香水を買い足していくのが小さな楽しみになった。

とはいえ全ての香りがOKというわけではなく、色々調べてみると私は「ムスク」や「バニラ」「白檀」などのもったりした甘く重い香りが苦手なようだった。香りに奥行きや深みを出すために欧米では結構好まれ多用されるそうだが、自分はこれが苦手だった模様。

もっと自分でも使える香水はないかとバリエーションを求めて少しずつ買い足している最中、JO MALONEはアメリカのエスティリーダーに買収された。(買収自体はポジティブなもので、乳癌になって事業が衰退し始めたJO MALONEへの支援だったそう)JO MALONEは毎年新作の代わりにいくつかの香りを廃盤にするので、これは困った事になったと思った。調香師のJO MALONE氏も早々にエスティローダーから引退してしまい、不安はさらに広がった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?