下町の銭湯と定食屋と支払い

日に日に寒くなってきて。
家のお風呂も好きだけど、寒くなると大きいお風呂に入りたい。
ということで銭湯に行ってきました。
銭湯は入浴料500円になっていて(東京都)少しずつ値上げをしているんだなとか
でも温泉より安いからありがたいとか思いながら、
小一時間大きいお風呂を楽しみました。
この時、券売機にsuicaやクレカが使える券売機もあったのですが
生憎人が並んでたので、現金だけしか使用できない券売機で発券して
最近の銭湯は色々便利になっているんだなとか感じていたんですよ。

で、小一時間も入ると空腹になり。
銭湯に併設している食堂もあったのですが、
混んでいたので銭湯を後にして駅まで向かって歩くことにしました。

ただ、駅まで道程で空腹が強くなり
近くにいい感じのお店があったので、そのお店に入ったのですよ。
店内には色紙やメニューの紙がたくさん。
色紙は芸能人のサインというより
下町のお店!ありがとう!とか
こういう懐かしい味が好きです!とか
感想が述べられてるものばかりで珍しいなと思った覚えがあります。
メニューはランチセットから夜のお酒のメニューまで。
その中からハンバーグとカニクリームコロッケとポークカツのセットを頼み
ランチとディナーの間だったからかお客さんもいなくて
ゆっくりと作られる時間を楽しんでました。

じっくり時間がかかってテーブルに届き
アツアツを食べてみたら、まぁ優しい味で。
値段にとても見合った感じでした。

そしてお会計。
カードを出しておいくらですか?と聞いてみたら
「現金のみです。」
そして急に焦りだします。
お財布にそんなにお金が入ってなかったのです。

財布には現金が入ってない。
クレジットカードは入っているが
キャッシュカードは入ってない。
スマートフォンにはPayPay、メルペイ、
各種銀行のオンラインバンキングはある。

「ちょっと持ち合わせがないので、調べさせてもらいお金を用意していいですか?」
丁寧に聞いたら呆れたような顔で何も言わずキッチンに戻られたので
許されたと思い……まずは検索です。
PayPay、メルペイはアプリの中にお金が入っていても
すぐに現金化は無理です。
スマホにオンラインバンキングがあっても
カードがなければお金は引き出せません。
クレジットカードでお金を出すしかないのですが
出し方がわかりません。
心臓の鼓動が激しくなるのと、どうすればいいのかを調べる手が震えます。

わかったのは、クレジットカードのカードローンだと即現金が出ます。
急いで事情を話し、近くのコンビニに走ります。
この現金化はだいたいどこでも出金できます。
出金してすぐに戻り必要な額を支払い、謝罪して店を後にしました。

ここでさらに不安になります。
カードローンを使ったことがなかったからです。
使った後に何が残るのか、どうすればいいのかです。
わかったのは
1、ATMで返済。
これは出金したカードと同じカードでどこかのコンビニで入金さえすれば
返済完了となります。
2、カードの支払いと共に返済。
期日に他のクレジットカードの支払いと共に返済です。
ただ、カードの支払いに確実に返済できるのか
また、カードの返済とカードローンの返済が同じなのか、違うのか
利子はどの程度つくのか。日割りでいくらか。それが不安になります。
3、銀行口座に振り込み返済。
これはどうやらクレジットカード会社に連絡をし、銀行口座を教えてもらい
その指定の口座に振り込むという方法です。
ただ、口座を問い合わせたり、口座振り込みの金額負担がかかります。

何より利子がついたり手数料がいくら取られるか不安で
何もかもが怖いので、帰宅後すぐに家にあるお金を持ち
近くのコンビニまで行き返済しました。
不安でいっぱいだったのですが、無事利子など取られず借りた金額で済みました。
むしろキャッシュカードで現金を引き出した場合、引き出しの手数料がかかるので
手数料すら取られず、助かった感すらあります。

最近はカードやPayPayなんかに頼りすぎて
現金を持ち歩かない日々が続いてました。
いざとなると現金を用意する方法がなくて
こんなに困るとは思ってもいませんでした。
お店の入り口には各種カードが使えるとか
どこかの食事系サイトのステッカーとかはたくさん貼ってありますが
現金だけしか使えないなんてステッカーは見かけません。
そして慣れすぎていたのもあり、現金だけしか使えない店がまだ少なくないという
常識さえ抜けていた自分にもびっくりです。

すごく困った時に、すぐに検索して余計な検索ばかりで答えが出てこなかったので
自分用のメモとしても保存したく
久々のnoteにしてみました。
まだまだ現金は必要ですね。
でもあの銭湯の時にカードで支払っておけば足りてたな…と今更ながら思い出し
とても悔しい気分でいっぱいです。


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