見出し画像

「それぞれを俯瞰で見たとき」作品の解説編

個展が始まって、すっかりブログが放置状態になっていた。

展示は4/14まで会期があって、まだ折り返し地点にも立っていない状態で正直気持ちの余裕がなくて雑談がなにも考えられない。
なので今回はくだらない話でもなく、大切な作品の解説を。

前にも書いたのだけど、今回は額装された刺繍作品に取り外し可能なブローチが付いていて2つ合わせて初めて1つの作品になる「額ブち」展。

で、今回初めて連作を作った。
展示されている作品の下にキャプションを付けてなんとなく説明は書いてあるけれど、こちらの作品群に関してはそのキャプションだけでは伝わらないので、在廊している時に口頭で詳しく説明していた。

でもほぼ週末の午後しか自分は居なくて、折角見に来てくださった方たちにこの作品たちのストーリーが全く届いていないのかと思うととてもつらいので、ここで説明しますね。

この作品たちは「ひふみんアイ」というか、「そのひとの立場に立って」というか、「それぞれを俯瞰で見たとき」をテーマにしています。


1.地面より-ミクロとマクロ-

まずはミクロな虫目線から。地上で暮らす虫が大きな地響きで目を覚ますと、白い4本の大木の様な物体がすごいスピードで目の前を通り過ぎて、あーびっくりした…という状況です。


2.地球より-ミクロとマクロ-

自警ワンの犬が馬に乗って夜の街の巡回をしています。基本的に平和で何事も起こっていないのでホッとしながらふと空を見上げると遠い空に満月が。
よくよく見ると月の中で兎が寝転がっている風な模様に見えます。
(何も見えませんが馬の足元には虫がいます)


3.月より-ミクロとマクロ-

月の中でリラックスしてポテチをつまみながらお笑い番組をみてゴロゴロしている兎が下界を見てみると、小さい毛むくじゃらな何かがゆっくり移動しています。


4.宇宙より-ミクロとマクロ-

数ヶ月かかってやっと月面に到着したニャポロ19号。猫団員が月の白いクレーターの上で記念撮影。遥か遠くに青い惑星が見えます。
(白いクレーターは兎の耳の部分)

と、ざっくり解説するとこんな感じです。
映像的なアハ体験みたいなはじめての宇宙規模な作品が出来てすごく満足しています。
(1と4は売り切れ)

ネットで見る写真の作品よりも、実物はもっと細かい手仕事なのでぜひお店で生で見て頂けたら幸いです!

遠方の皆様も、もし気になる作品ありましたらお気軽にNADiff modernさんへ電話で問い合わせてみてくださいね。

よろしくお願いいたします!!!

Mutsumi Yoshimaru exhibition「額ブち展」
2019年3月1日(金)ー4月14日(日)
会場:NADiff modern
東京都渋谷区道玄坂2-24-1 BunkamuraB1
TEL. 03-3477-9134
日〜木 10時〜20時
金・土 10時〜21時


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?