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「厚かましい」の境界線

NADiffさんの個展まで残り1週間、搬入とか検品時間を入れると実質5日くらい。
今回の額ブちスタイルは通常の3倍くらい手間が掛かるので、思いっきり予定より作業が押している。
ブローチ、イヤリングも展示販売したいのに現時点で全然手をつけられていない。
これはヤバイ…。
がんばります…。

1つ作品を完成させるのに、神経を集中させて「よし、いまノッてるぞ!」と自己暗示をかけてその気持ちだけでやっているところがあって、それが途切れた時にとんでもないヘトヘトが襲いかかってくるので(しかもせっかく作っても失敗作も多々)1日に制作できる個数は限られる。
ブローチだとせいぜい1日1個〜2個。
もう効率が悪くてしょうがない。

制作できないヘトヘト状態の時に芳名帳や欲しいとメールくださったお客様、仕事でお世話になっている皆さまなどへ個展のDMの宛名書きなどをコツコツとやっていて昨日無事にポスト投函できた。

で、迷ってる事がひとつある。

この仕事始めた時からずっと憧れ目標にしている自分の指針の様な方へDMをお送りしようか、どうか。
(当然あちらは私の事なんか知らない)

受け取る側にとっては些細な事だろうし、こんなDMなんて毎日山の様に来るだろうし、結局ご本人まで届かないかもしれない。

葉書を1通送るだけなんだけどそれすら「私なんかが厚かましいかな…」と思って躊躇してしまう。

もう、昔からこんなかんじで「厚かましいかどうか」がまず最初に出る。何に対しても。
(「そんなことないよ」待ちではなく本当にそう思っている)

ある時ネットでその方のところへ自分の作品を直接持って行き、結果的にその方のお店で個展を開催しそのあとはゴールデンロードに乗ったという作家の方の記事を目にした。
「作品を持ち込んで…」「直談判…」。
最初は「うゎ…なんて失礼な…」と憤慨すらしたけどジワジワと「なんやかんや言っても行動力ある人の方が夢に近づいてる…」「結局、すごくうらやましい…」となり、かなり落ち込んだ。

そういえば書いていて今思い出したけど、十数年前まだこの仕事を始めたばかりの時に尊敬する大先輩へ「どうしてそんなに個展をやるんですか?」と尋ねたことがあった。
(今にして思うとすごく失礼…)。
答えは「個展を口実に好きな人を呼んでおしゃべりできるから」と仰ってたな。

この言葉、背中押されるなぁ…。

まあ、落ち込んだところで自分の根本は変わっていないので、たかがDM1通送るかどうかでラブレター送る並にまだこんなにウジウジしている。

あ〜どうしようかな…。

(自分が個展とかでファンの方からお手紙頂くのはめちゃくちゃ嬉しいです!落ち込むと時々読み返して元気回復してます)


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