マー坊

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    普段考えていることを文に起こしてみます。 乱文すみません。

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    好きな音楽や映画、本ついて好きなように書いてます。

最近の記事

燃えないゴミ

書いたことを発信することは、燃えないゴミを埋立地に捨てる行為と等しい。生きていると、自分の中に燃えないゴミが溜まっていく。燃えないゴミの原材料は、その時その場では言えない、もしくは言葉にはならないような違和感、モヤモヤだ。誰しも燃えないゴミを身体の中で作っていると思う。ただ、ゴミになる前に、それらを芸術として世に出せる人もいるし、私のようにゴミになる人もいる。(何をもって芸術とするのか、ゴミとするのかという話は一旦置いておく。)その燃えないゴミを捨てられる袋のキャパ(=自分の

    • 鬼ごっこ

      私は大学生で、教育実習の為に小学校に来ていた。昼休み、仲良くなった男の子と校舎で鬼ごっこをした。男の子が鬼で、私は逃げていた。廊下は走ってはいけないはずだが、誰にも注意されなかった。最初はからかうように手の先が届くギリギリのところで避けてかわしたりして、男の子もきゃっきゃと楽しそうにしていたが、私の方が段々とアドレナリンが出たのか愉快になってきてヒートアップし、全速力に近いスピードで走り出したので男の子は全くついて来れなくなった。階段を曲がる瞬間に後ろを振り返ると、もうなんで

      • 『さらば青春の光』感想と雑メモ

        映画にサブタイトルつけるとすると「真面目にモッズに傾倒した一少年の転落人生」。 ⁡ The WHOの"Quadrophedia"(『四重人格』)をモチーフに作られたイギリスの映画。ROCKERS VS MODS の抗争が描かれている。 ⁡ バイク好きで機械いじりはお任せあれ、革ジャンにリーバイス501が定番スタイル、所謂ワイルド系ロックンロール大好きなロッカーズと、昼は適当に働き夜な夜なスクーターで遊びまわり、スリムなスーツを身に纏ったイタリアンルックで小綺麗、メンタル若干弱

        • 「もしあの時こうしていれば」-『森へ行きましょう』川上弘美

          「もしあの時こうしていれば」 と考えることは誰しもあるだろう。 それは必ずしも後悔ではなくて、ふとした時に、もしあの時こうしていれば、全く違う人生を歩んでいたかもしれない。というような想像であったりもする。 そんな無数に散らばる「もしあの時こうしていれば」の可能性を、パラレルワールドの生きる二人の女性の人生を追うことで可視化した作品が、川上弘美の『森へ行きましょう』である。 ほぼ似たような境遇で生まれた「留津」と「ルツ」。ほんのちょっとした違いから異なる選択がなされ、そ

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        記事

          「天体」天の体って…

          「天体」天の体って…

          「天」って何なん…?

          「天」って何なん…?

          皆既月食、何なんw

          夜、スーパーにお弁当を買いに行ったら、やけに赤くて、虫に喰われた腐れかけの葉っぱみたいな月があって、あれ?と思ったら皆既月食だった。 テレビを一切見なくなって情報遮断されてる(してる?)けど、いつも空ばっかり見てるとさすがにすぐ違和感には気づくもんです。 帰ってインスタを開くと沢山月がストーリーにあがってて、お恥ずかしながらそれで皆既月食だと知った。今夜は注目の的だね。お月様。ちょっと遠い存在に感じてしまって私寂しいわ。いや、実際相当遠いけど。…え、どの位?「月までの距離

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          秋晴れとアレクサ

          出張先で急遽1日休みになって ホテルの周りを散歩した。 湾の方に歩いて徒歩5分。 周りには背の低い建物ばかりで、視界が開けてくると目の前に広がる水平線。道の左右にはよく見かけるアイツ、セイタカアワダチソウがずらっと威勢よく生えている。 道路脇に繁茂し、行く先を阻むかの如く歩道まで侵食してくるアイツ。普段は鬱陶しく感じるけれど、こうやって2mほどにも陽に向かって伸び立つ姿はとっても立派に見えた。 そんなセイタカアワダチソウの隙間から、少し萎びた穂の先に薄紫の小花が咲いて

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          サイズが合わないブラジャー

          サイズが合わないブラジャーって持ってる? 私の箪笥には5着あって、余程洗濯物が回せなかった時以外着けないけれど、それでも1ヶ月か2ヶ月に1回ぐらいは出番があるから、ずるずると捨てられないんだよね。 サイズが合わないやつはとても気持ちが悪くて、お風呂から上がってホックをかけるその時から次の日の服を脱いで最後外す時まで、丸一日不快。 服の下で乳房が押し潰されたり左右アンバランスに胸が締め付けられて歪な形になっていて、通勤中のバスで吊り革を持った時、誰も分かりはしないだろうけど

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          うどん屋の蟻

          二人でうどんを食べに行った。昼休み、最近は雨の日以外、外に出かけているのだけれど、その日は出かける前に誘われて、オフィスの裏側1階にあるうどん屋に行った。 あ、メニューどうぞ。2枚あるうちの一つを渡すけど、一応渡すだけで結局は天ぷらぶっかけうどん2つ。あの時もそうだった、と思い始めたらキリがない。そして決まっているのにメニューの左上から右下、折り返して裏のいなりとかトッピングまで一通り目を通す多分30秒くらいの時間何なんだろう。何でもなさ過ぎて、何なんだろうってなる。 注

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          虚無まとめサイト

          目覚まし代わりの井戸端会議 生温い共感のキャッチボール 真昼間から空けるビール瓶 バイクで飛ばす和尚さん 雑な描写のコミックス 退屈なドラマを垂れ流し 田園風景バックに交尾 データを集めるお偉いさん 真夜中同化するマンホール 地下に続く道を思い描く 明け方のTV shopping 騒音の中に冷めた眼差し 面倒の連続コミュニケーション 真面目腐ってイミテーション 陳腐な恋だらけアニメーション 役所の画一的オペレーション 危機一髪のイマジネーション 欲望転がすオークシ

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          青い炎

          甘い星の瞳孔に万有引力で引き寄せられて、暗闇の中呼吸の音を聴いている。規則正しいリズムの中で硬直していた筋肉が解きほどかれる。痛みや悲しみなんて忘れ、優しさの前に跪き、こうべを垂れて服従する。そうして互いが揺らぐほどに近づき、輪郭を重ねようとするその刹那に風が吹く。我に帰ればそんな幻影の中で安息しようとした自分が馬鹿馬鹿しく、一方で気付かぬまま飲み込まれていればとエゴが過ぎるけれど、やはり孤独に生きていかねばならないし、生きざるを得ないと思います。

          評論家ぶってんじゃねーよ

          映画、本、音楽… 観たもの読んだもの聴いたものを、我流に解釈して文字に起こす、たまにそれを発信する、ということをやっている。 そうすると、たまに自分でも何様だよ、と思う時がある。 何かの道に通じてる訳でもないし、ウィットに富んだ文章が書ける訳でもないし、評論家でもない癖に、あーだこーだ言って偉そうに… 「評論家ぶってんじゃねーよ」って。 でも、やっぱり書きたいなと思うし、 それを発信していきたいなと思う。 じゃあまず、自分にとって書くことって何だろうか。って改めて考えて

          評論家ぶってんじゃねーよ

          チルよりandymori

          チルな音楽、ダウンのリズム感じてエモさに浸る、みたいなのが流行ってますね。 正直私も嫌いじゃないです。 悟り世代にウケがいいのは納得できます。 達観したような冷めた目で世の中見て、とりあえず缶ビール片手に煙草でも吸って… けれども、ここで敢えてチルと真逆と言っても過言ではない、andymoriを聴くべき!! と私は推します。 2014年に解散したバンドで、アルバムは5枚。リアルタイムで活動している時のことを悔しくも知らないので、私がご紹介するのも…とも思いますが、曲を聞く

          チルよりandymori

          夢現

          肺の裏側に空気が吹き抜ける むずむずして身をよじるけど どうしても通り道は埋まらなくて 太ももとお腹から胸まで ぺったりくっつけて なるべく、なるべく、 浅い、薄い、呼吸をする ひくひくする瞼にぎゅっと 力を入れて目を閉じて できるだけありありと思い浮かべる 胸の中心から指を突き刺し まるっと心臓を包み込む 大きな、大きな手のひら 不規則な音も生温い感触も 余すことなく感じとる これは一体誰の体で それは一体誰の手で 貴方の為が誰を苦しめ 自分の為が誰を救うか  

          綻び

          爪と甘皮の境界線 首と背中の繋がり 心臓の上の放物線 腹部の中の膨らみ 不完全な目を見ている貴方が どこまで私を覗いているのか 知ることができないように 完全な機能を果たす貴方の 駆け巡る血流の轟音を 私は聴くことができない 結ぶことのできない糸が 身体に巻き付き息ができなくなる 満開を迎えることは一生ないのかもしれない