正確なことは覚えていないのですが、もう10年近く前のことです。私のいつも散歩しているときに通る公園では夏になると真っ赤な星形の花、ルコウソウが咲いていました。
ところがそのルコウソウが全く見られなくなった年があり、それ以来ルコウソウは消えてしまいました。
なぜ消えたのか原因は分かりません。
小さな花ですが、絵の具の赤よりも赤いと思うような真っ赤な花できれいな星形をしているので咲いていると目立つのですが、見られなくなってしまいました。
あれから何年経ったのか。
昨日通ると公園のフェンス際に真っ赤な花がいくつか咲いているのが見えました。
もしかしてと近寄ると、懐かしのルコウソウでした。

これは懐かしい。
当然のようにスマホを取り出し、パシャパシャと数枚撮りました。
誰かが種を持っていて、それを蒔いたのでしょうか。
昔はもっと真夏真っ盛りの時に咲いていたような記憶ですが、その当時よりも気候の変化が大きく、今頃咲くようになったのでしょうか。

いずれにしてもルコウソウの公園での復活はうれしいことです。
また毎年咲いてほしいと思いました。

改めてルコウソウを調べてみたら、暑さに強く寒さに弱いということで本来は多年草だけれど日本では冬が越せないようですね。
だから毎年暖かくなったら種まきをして咲かせるようです。
種の発芽率もよく、朝顔と同じ程度に簡単に育つということ。
公園に咲いているルコウソウ、咲き終わったらちょっぴり種をいただいて、来年は我が家で咲かせてみようと思いました。