Adobe XD UG名古屋 vol.3 のお話 その1
08日31日に開催された「Adobe XD ユーザーグループ名古屋 vol.3」で、「XDのこんな使い方どうでしょう」という話をしてきました。時間を意識しすぎてあまりお話できなかったので、note用に編集しています。
伝えたかった内容、実はこんな感じでした。
XDの出来ること
ちょうどいいタイミングなので、改めて「XDの出来ることってなんだろう」と思い整理してみました。が、意外と出来ることはシンプルでした。
「それAiでもPsでも出来るじゃん」と思いがちですが、AiとPsが「アプリケーション単体」で出来るのは「情報の視覚化」までだと思います。
この「情報の共有」機能が非常に強力で、他のアプリケーションにはない魅力なのかなと思います。そこで「XDを使うタイミング」にフォーカスして、「XDのところ、使うと変わること」を深掘りしてみようと思います。
デザイナーが使うといいこと
共有機能が活躍するのはもちろん、「軽くて簡単」なこともXDの強みです。
「保存に時間かかるなぁ…」「このデザインの作りかたググらなきゃ…」
なんてことが他のソフト使ってるとよくあるんですが、XDでは「使い方を調べる」ことも「アプリの動作を待つ」こともほとんどありません。恐ろしいほど軽くて簡単です。
「軽くて簡単」だと何が変わる?
軽くて簡単だと作業が早くなるとかストレスがないとかはもちろんですが、もう少し深掘りしてみます。
「作る前に意図を持つ」ことはデザインにおいて重要です。
しかし「作ること(手段)」に意識が奪われると「どうして作るか(目的)」を考えられなかったりします。
「保存に時間かかる」「デザインの作りかたを調べる」
といった、アプリの挙動に関することは「作ること」注力させてしまう一因です。
結果「とりあえず手を動かして作る」事態を招き「目的のないデザイン」を作ってしまう…なんてことが起こりがちです。
ここで大切なのは「作る前の考える時間を作る」こと。
XDが「軽くて簡単」であることは「デザインの目的を考える」作業に向いているのでは?ということです。
実際に成果物を生む「作る作業」も大切ですがそれと同じくらい「どうしてその色、形、大きさ、配置、関係なのか」など「目的を考える(意図)」作業も大切です。
そこで、作業する前の「情報を整理する」タイミングでXDを使い
「目的を視覚化」してみるのはいかがでしょう。
「考えをまとめるタイミング」に使い始める
1.打ち合わせのメモをXDにコピペする
2.メモ情報をテキストでまとめる
3.共有リンクでグループメンバーに見てもらう
こんな使い方で気軽に始めるのがおすすめです。
「作ること」つまり「情報をきれいに表現すること」はここでは一切しません。ただ、テキストで情報を整理することに徹します。
「課題はなにか」を明確にして「どうすれば解決できるか」考え「デザインのすべきこと(目的)」を提案する。そんな使い方です。
(端的に言うとジャーニーマップ的なものをXDで作ってみようという話です)
XDで情報設計するメリット
1.大量の情報を俯瞰して整理できる(アートボードが大量に使える)
2.表現に気を使わなくてよい(いい意味で細かいことはできない)
3.共有することで情報精度が上がる(共有リンクでコメントをもらう)
3つ目の共有機能が「グループで使うといいこと」につながってきますが
「その2」があればご紹介できればと思います。
デザイナーが使うといいことまとめ
「軽い」ので「情報を集約する情報設計」がしやすい。
「簡単」なので「考えたことのアウトプット」に集中できる。
→「デザインの意図を視覚化する情報設計のフローに最適」
とにかく書き出してたら思ってたより長くなったので、ここのへんで切ります。気が向いたら「その2」に続きます。
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