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レポート:台北アートブックフェア『草率季 2019』

今回は、10月18日から20日に台湾で開催された台北アートブックフェア『草率季 2019』の様子をレポートする。
昨年から2年目の参加となったが、当イベントの変化を実感した今年だったので、僕なりの感想でその辺を書きたいと思う。

text & photo / 大滝(crevasse

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相変わらずの弾丸日程キメた今回だったが、直前のニューヨークや上海と比べてみるとリラックスしていたのはこれが去年に続いて二回目の参加で、町や会場付近の地理も頭に入っていたからだった。僕らが海外遠征をし始めたのは2018年からで、毎回新しい見知らぬ土地に突っ込んできたので『見覚えがある』というだけで少し気が楽だった。

空港ではLCCの預け入れ荷物20kgの制限に対して20.5kgを事前計測なしでばっちり叩き出す余計な特殊能力まで身についてきた。

去年の様子:台北アートブックフェア『草率季』をレポート

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フェアの会場『松山文創園区/SongShan Cultural Creative Park』は去年と一緒。ただし去年は2Fの一画を使用していたのに対し、今年は1Fの一画に移動していた。話を聞くとおととしはこの1Fだったようなので隔年の変化なのかもしれない。

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このフェアの特徴はとにかく層が若い。主催もお客さんも若い。

そしてテーブル等の会場の設備や空間づくりもあまりお金をかけない方法で工夫してかっこよくしてくるセンスの良さがある。まずもってこれが楽しい。テーブルの写真が送られてきたときは少し笑った。

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要因としては同じか、アイテムもポストカードやアクセサリー、Tシャツや小物が多く並んだ。去年も同じような傾向はあったもののそれでも何社も出版社がガッチリした本を出していたり、写真家の国際的なアーティストコレクティブがブースを構えていたりしていたが、今年はその辺のアイテム・ブースがとても少なかった。卵が先か鶏が先か、じゃないけど出なくなればそれを目的にした客層もなくなる。同時期にアートフェア(台北国際芸術博覧会)が開催されていながら、ブックフェアのプレビューに人が少なかったのも仕方ない。もはや完全に別枠なのか。

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僕らとしてもそうなってくると厳しい。純粋に『ZINEのフェア』と呼ばれるところに行けば高価格と言われるラインナップだ。小物がほとんどとなればなおさら。財布事情のみならずそもそも目的から外れてしまえば当然購買は進まない。正直なところ売上は海外遠征では過去最低だった。ここのところ上り調子だっただけに今年最後の遠征でくじかれた気分だ。大コケ。

海外組だと、こういった一年の変化を掴めずにぶち当たることはあるんだということを勉強した。

しかし、僕らにとっては向かい風でも立場が異なれば追い風になる場合もあるだろう。例えば、イラストレーターが自身のグッズを携えて個人で出展するのであれば好条件だと思う。日本からであれば台湾という土地は距離的に現実的な選択だ。滞在においても飯・宿・交通機関とも困ることはないし。客入りとしては初日のプレビューを除いた一般日は上々なので、ちゃんと掴めれば結果を残せると思う。

もし心配なら連絡くれれば分かる範囲で宿情報・飯情報など教えます。

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とりあえず僕ら、台湾は別のフェアを探そうかな。


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ブースお隣が韓国の老舗「The book society」だったので紹介。本の交換したり色々お話した。う~ん。韓国のフェアも行ってみたい。

http://www.thebooksociety.org/


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otaki_wataru

Independent nano publisher of photography and zines. - 茨城を拠点にするオンラインブックストア及び出版やってます。 https://www.crevasse.info/

crevasse_アートブックフェアレポート

だれかのなんかの参考になるかもと思い、参加したアートブックフェアのレポートをアップしはじめました。
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