ものづくりをする体験を、面白さを、少しでも味わって欲しい。そんな想いで昨年開催した「ちいさな動画制作所」。ここでは、家族での旅行、友だちとの遊び、習い事など、様々な思い出の写真を持ち寄り、子どもたちがじぶんでセレクトし、構成を考えて、一本の動画をつくっていきます。

ほとんどの参加者がPCを触ったことがなかったため、キーボードをタッチするだけでも新鮮な体験！！ワイワイガヤガヤした和やかな雰囲気の中、進行していきました。

「たくさんの写真の中から、10〜15枚を選んでみよう」というお題に、「どれもいいからなかなか選べなーい！」との悲鳴が。笑

一つひとつの思い出を話してもらうと、どれも素敵な思い出ばかり。だからこそ丁寧にセレクトし、構成を考えていきます。最初はスタッフが横につかないとPCを触れなかったのですが、飲み込みが早くすぐに一人で操作できていた姿が印象的でした。大人とは比べものにならない吸収力！素晴らしい！！

写真のセレクトが終わり、構成を考えたら、その写真で伝えたい思い出は何かを考えて、セリフを紙に書き出していきます。セリフを書いているときの表情は真剣そのもの。何度も紙に書いては、書き直してを繰り返す。ものづくりに向き合う真摯な姿に、胸を打たれるものがありました。

ナレーションを自分の声で吹き込んで、音楽を決めて、最後の調整をしたらようやく完成です。できあがった映像を見つめる眼差しは、もう立派なクリエイター。入念に何度もチェックし、細部までこだわっていました。「ここまでこだわる！？」とスタッフも驚くほどの、こだわり！！

最後はつくった映像をみんなの前で発表です。少し緊張した面持ちであったものの、一生けんめいつくった自信作を堂々とプレゼンテーションしていました。実はサプライズで、当日撮影した両親への日頃の感謝の気持ちを伝えるメッセージも構成に入れていたので、少し胸の奥からこみ上げてきそうになる素敵な映像に仕上がりました。みんな発表したあとはとても満足そうでしたね。

大人であっても、子どもであっても、ものづくりをしたときに沸き上がる達成感や喜びの感情は一緒であるということ。改めて感じました。だったら出来る限り、ちいさな頃からいろんな「つくる」経験を経て、そして世界をハッピーにするクリエイティブを発信する「楽しさ」を覚えて欲しいなあと思いました。いろんな学びのあった「ちいさな動画制作所」。また次回開催できることを楽しみにしています。

Crevo株式会社

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