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【いけるぬ】続報

連載の「ものがたり」をかくために、サーフィンと天候についてネットで調べてみて、実際の所はどうなのかの確認をとろうと思い、気心知れた昔からの友人に「今日電話できる?」とLINEする。確かまだ令和になった今でも現役でサーフィンしてるはず。

来た返事が「ぬ、いけるぬ」だった。

「ぬ」が頭と語尾に2つもあるという事は、打ち消しの助動詞の応用編なのかなと捉えて、多分難しいのだろうとその日は諦める。

で、わたしからも何も返事は入れずに放置。

すると翌日に「アカンかった。間に合わず。明日は行けるぬ」とLINEがくる。

この時に、あれ?「るぬ」って結局どっちなの?と困惑。

そして翌日、変なスタンプが3連投。

うーん。全く意味不明だが、とりあえず今なら電話に出てくれそうだな。と察知し、電話をすると出てくれた。

変な言葉遣いが気にかかり過ぎて、それに加えてスタンプの意図もどういうつもりで?と少しカチンときて

「スタンプも含めて意味不明なんだよ。『るぬ』ってなんだよ」

と、きくと

「うぷぷぷぷ」

だけだった。

あ、しくった。やっぱりこんなの此奴にきくのは愚問だった。

わざとおちょくって、わたしが苛立つ事に悦びを覚える者に対してまんまと真正面から苛立ちを見せてしまったと即座に反省と後悔をした。

「明日のことなんて明日のその時にならないとなんとも言えぬ」

っていたってシンプル。

そんな友人も全ての人に対してそういう姿勢でいられるわけではなく、「心許せる数人の前では」という。その数人の中にわたしが入っているという事を前提にこれからもよろしくと毎度なってしまうのだけれども。

10代の頃からの友達ではじめは「なんじゃこいつ?」って激しく違和感があったけれど、その違和感こそが引っかかりなわけで、これまでに知り合った人がたくさんいる中で今でもこうして繋がってるって凄い事だ。

ぞんざいに扱われて心地よいのは、人付き合いが面倒だというわたしには適してるという事なのだろうか。えー。、それはそれで嫌なんだけど。

くりえ。


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