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近江町市場で小休憩

最近近江町市場がすきや。

10年くらい前の近江町市場は地元のキツそうなおばさんとか、玄人な料理人たち贔屓が強かった。

一般市民や観光客はあからさまなカモ扱い。よく言えば威勢があり敷居が高いって感じだった。

けれど、昨今の近江町市場はすっかり観光スポットと化してテーマパークのよう。

売り子の接客もガツガツ感が減り、声かけも諦めムード。以前よりマイルドになった。

でも考えてみるとこれは衰退しているという事になるのか。そう思うと寂しさもあるね。

近江町市場は専用の駐車場があり、そこは30分以内なら無料。1時間止めても100円なので、さっと寄ってお目当ての物だけを買う普段使いもできる。

ある日のわたしの近江町市場での行動を乗せてみる。

近江町市場は水曜日が定休日のお店が多いので、火曜日の午後は鮮魚の値段がどんどん下がる。値切るならこのタイミングで。

この感じのパン。懐かしい。豆パンを買う。

市場の中にあるダイヤモンドスーパーのお惣菜は郷土色が強い。金沢らしいものに出会える。わたしも勉強のため必ずおかずの種類や値段をチェックしている。練り物系がオススメ。

日本酒が好きな夫におみやげを買う。わたしは日本酒が飲めない。奥能登の白藤酒造の白菊。金沢駅よりも品揃え豊富。わたしの前に会計していた観光客は「農口」を5万円分買っていた。
石川の酒、人気なんだな。嬉しい。

この古い感じ。母の実家が昔、小さな商店だったので懐かしい。湿った段ボールと果実の熟しきった芳香が染みついている。

ボロボロな駐車場。昔の規格の駐車場に停めるとドアが開けれなくなるから車から降りれない。駐車は得意なのに枠内に停めたところで降りられない。

という事で、屋上まで来てしまった。
この景色はご褒美か。予想外の絶景。得した。

ダイヤモンドスーパーの露店でいつも和菓子が売られているのだけれどもそこのうぐいす餅が好きなので買いに寄ると売り切れ。売り子のおばちゃんが、あんこなしのうぐいすならある。と言うけれど、わたしはあんこが食べたいと譲らず。するとこの草餅を勧めてきた。「これうぐいす餅と同じだから、緑のきな粉かかってないだけであと同じや」と。それならはじめからそれを勧めてくれたらよかったのに。。あんこなしのうぐいす餅。。確かに一番たくさん売れ残ってる。おばちゃん売りさばきたかったんだな。わかるよその気持ち。仕事できるおばちゃんや。でも、草餅とうぐいす餅、形が少し違えど中身が全く同じという事を明かして良かったのか。それは迂闊だったのでは。わたしは作り手だから、そこ売り子の人に簡単に明かされると痛いわけで。などと回想しながら自宅にあったきな粉をまぶして草餅を美味しくいただきました。

添加物がたくさん入った翌日も固くならないマシュマロみたいな餅。不自然など緑色の草餅。
お土産にオススメ!常温で次の日まで腐らないしね。

時々食べたくなるんだよね。


くりえ。


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