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ZOZO前澤氏から考察するアフリカのお金に対する価値観と進化論

新R25で特集されていたZOZOの前澤さんの「お金を増やす方法」を読み、僕は衝撃を受けた。

要約するとこうだ。

◾️いっさい貯めないです
◾️欲しいものがありすぎて、次から次へと買っちゃうんですよね
◾️とにかく、いま自分が使える限界まで使う
◾️限界までお金を使うことが明日の自分への投資になる
◾️少しずつお金を使っても大した体験は出来ず自分自身は何も変わらない

アフリカ好きの僕には、前澤さんが言う、「今自分が使える限界まで使う」という部分と、アフリカの人々の「お金の使い方」はもしかして似ているのでは?と思ったからだ。

今回は、この「お金」と「貯蓄」に関する価値観に就いてNoteを纏めたい。

1. 前澤さんのお金と貯蓄に関する価値観

前澤さんが言う、"限界までお金を使うことが明日の自分への投資になる"と言う部分に、非常に大事なエッセンスが詰まっていると思う。
この意味を分解すると、

好きな"こと"や"もの"に限界までお金を使うことで、それが
自分の経験=資産となり、その"資産"が更なるお金や経験を自然と生み出す

という意味になるのではないだろうか。前澤さんの場合、バスキアの絵を買い、ディカプリオと繋がる経験を得たり、ブガッティを買って、モノづくりにかける想いやモチベーションに繋がったと言う部分が当てはまる。ただ、前澤さんの場合、そういった意図を持ち、そうしているわけではなく、素直に"好きだから""楽しいから"を突き詰めて、自然と経験と資産が積み上がっているのかもしれないが・・・

2. アフリカのお金と貯蓄に関する価値観

それでは次に、アフリカの人々の「お金」「貯蓄」についてだ。
飽くまでも僕の感覚論と体験談を基にした考察だが、富裕層を除く、アフリカの人々のお金に対する考え方は、「目の前にお金があったら直ぐに使う」傾向にある。アフリカ好きのあなたなら、容易にその光景が思い浮かぶものと思う。

さて、それでは前澤さんのお金の使い方とアフリカの人々のそれは似ている、、ということだろうか?

以下は実際にアフリカのある会社で起きた実話である。

外資企業があるアフリカ諸国のど田舎に企業がを立ち上げ、現地住民を雇用し、月末に初めての給料を支払ったところ、翌日からその従業員は来なくなった。半月程経ち、何食わぬ顔でその従業員がオフィスに現れ、「I am back」と爽やかにチームリーダーに言い放った。チームリーダーは何故半月もの間来なかったんだ?と聞くと、給料を貰って、お金に余裕が出来たので、お金がある間は働かず、家族・友達と楽しく過ごしていた。昨日でお金が尽きたので今日から復帰しようと思って戻ってきた。そう答えたそうだ。

何故こういった価値観になるのか?と考察したところ以下の結論に至った。

◾️アフリカは「将来の不安を解消する”貯蓄を知らない」
◾️或いは、知っていてもアフリカは「価値保存を行う、手段がない」

そもそも、アフリカの田舎に住む村人が「貯蓄」という概念を知らない人が多い。これは教育の問題が起因している。そして、金融機関の問題も理由の一つだ。給料は銀行振り込みではなく、現金手渡しで払われ、本来であれば銀行に預けたいけど、銀行口座なんて持っていない。そもそも預けたいけど住んでいる村に、銀行の支店がない。そうすると、穴を掘って現金を埋め、保管するわけだが、腐敗したり、誰かに奪われたり、埋めた場所を忘れてしまったりということが起き、「価値を保存する手段」がないわけだ。

3. まとめ

前澤さんは僕の中で"豊かさの象徴"だ。しかも、"精神的"にも"物質的"にも豊かだ。アフリカの人々は"精神的"には豊かだが、物質的には、やはり"貧しい"のが現実だ。

では差を埋めていくのは、なにか?
この3つである。
「教育」
「貯蓄」
そして、その先にある
「自己投資」

◾️教育
上述したアフリカのある会社で起きた実話の続きを紹介したい。その後、チームリーダーが現地で雇用した人々を集め、「何故働くか」「何の為に働くか」「お金に対する考え方」「貯蓄の大切さ」に関する研修を行い、教育をしたことで、現地で雇用された人々の態度が一変したそうだ。

◾️貯蓄
物理的な貨幣が大勢を占めていることから、今はまだ、価値の保存手段は限られているが、通貨革命はすぐそこにきている。

◾️自己投資
ヨハネスブルグのタウンシップ、ソウェト出身の黒人男性の友人がいるのだが、彼は働きながら、浪費もせず、貯蓄に回す訳ではなく、社会人MBAに通うと言う自己投資に向けている。

既に"精神的"に豊かであるアフリカの人々が、"物質的"な豊かさを得ることは、そう遠くないと僕は信じている。

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