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飛行機に間に合わなかった話

「羽田と成田を間違えたけど間に合った話」を読んで、過去の飛行機にまつわる自分の失敗を思い出した。牧村さんのお話は最終的に劇的なゴールで間に合った結論だったが、僕の場合は、間に合わず、大きな痛手を負ってしまった話である・・・(涙)

姉の結婚式でチュニジアに行かなければならないのに・・・

あれは2013年8月3日、土曜日の出来事であった。
僕の姉がチュニジア人と結婚することになり、チュニジアで結婚式を行うということで、母と僕でチュニジアに行くことにした。当時の僕は毎日仕事が忙しく出発当日まで、ほぼなにも準備していなかった。

仕事が忙しく、余裕がなかったので、航空券の予約手配は母に頼み、手続きが終わった段階で、僕が旅行代理店に支払いを一括で行なったのだが、これが大きな間違いを呼び起こす原因となってしまった・・・

写真は、これからやばいことが起きることを知らず、出発前に撮った写真

いよいよ出発日を迎える

来たる8月3日(土)、母は名古屋から東京に出てきて、東京駅で待ち合わせし、一緒に羽田空港に向かった。僕が搭乗する予定だった便はエミレーツ航空の羽田発00:30の便だったので、22:30過ぎに羽田空港に到着し、チェックインを行おうとしたら、エミレーツ航空のグランドスタッフは、やけに焦り始め、手続きに時間が掛かっていた・・・
僕は心の中で、このグランドスタッフも僕と同じように、社会人に成り立てで、色々テンパってるんだなと思っていたところ、衝撃の一言を言われた・・・

「お客様・・・のチケットは昨日出発の便でした・・・」

ん?何言ってんだ、このグランドスタッフは・・・
いくら新人でも、さすがによく分からない発言は許されないぞ・・・
と一瞬心の中で思ったが、グッと堪え、僕はグランドスタッフに返答した。

「ん?どういうことでしょうか?」

グランドスタッフはすぐさま、状況を冷静に説明してくれた。
お客様が、ご予約した便は、昨日出発した便でした(二回目ww)。

そう言われ、とりあえず僕は「あー、つまりは飛行機を乗り過ごした」ということだなと、やっと理解出来た。その瞬間、何故か、全く焦りを感じなかった。昨日乗れなかったら、今日乗ればいいやんと思い、予約した航空券も変更可能のチケットだったので、今日乗る便に変更手続きを進めて下さいとお願いした。

グランドスタッフは、すぐに変更手続きを進めてくれたのだが、また衝撃の一言を放った。

「羽田ードバイ間は4日後まで埋まっています・・・」

この一言から、これは相当やばいことになってしまったなと確信した。

続けて、グランドスタッフから

「ファーストクラスなら空いています」

と言われ、僕はそれに乗ります!!と即答した。
何故ならば、それに乗らないと姉の結婚式に間に合わないからだ。
すぐさま、グランドスタッフは変更手続きを進めてくれ、変更手続きの代金を僕に伝えてきた。

「お一人、150万円です」

僕は即答で
「ちょっと考えます」

そう答えた。
一人150万?!
母の航空券を払ったら合計300万じゃん・・・
そんな貯金もないし、破産してしまうと思っていたところ、エミレーツ航空のCAさんとパイロットが僕の前を通り過ぎようとした為、パイロットの方に、姉の結婚式があるからどうしても乗らないといけない。なんとか出来ないかと説明したのだが、(親切に掛け合ってくれたものの)どうにもならなかった。。。

完全に終わった・・・

と思い、エミレーツ航空のファーストクラスに乗る選択肢は捨てた。
ただ、どうしても姉の結婚式に間に合わせないといけないので、羽田空港中のカウンターを駆け回り、一番安い方法でいける便を調べた。
最終的に出た結論は、アリタリア航空の成田ーミラノーチュニス経由の便だった。金額は1人当たり約20万。
その月に、エミレーツ航空に僕と母の分の航空券を計40万近く払っており、それに加え、アリタリア航空の航空券を僕と母の分を払うと、計40万。
その月の出費合計は80万円になり、相当辛かったが、いかないという選択肢はなかったので、止むを得ず、震えながら支払いを行なった。

無事に結婚式には間に合った

羽田空港に到着した22:30からアリタリア航空のフライトチケットを買うまで、一瞬のような出来事であったが、気付いたら夜中4時を回っていた。翌日、成田に移動しなければならないので一睡もせず、成田に移動し、無事、飛行機には乗れ、姉の結婚式には間に合った。

ちなみにその間、母は我関せず、ずっと羽田空港のカフェでお茶を飲みながら待機しており・・・相当ムカついたので説教&八つ当たりしてやった。
この詳細を書くと長くなるので割愛ww

まとめ

ただの僕のあり得ないアホなミスなので纏めらしい纏めはないですが、何故、こんなミスを起こしたか、一応自分なりに考えてみました。
結論、ただの僕の不注意です・・・

◾️日付を回った夜中の便は気をつけたほうがいい
僕が乗るはずだった便は8月2日00時30分出発の便だった。
航空券の予約書にも8月2日00時30分発と記載されていたのだが、この00:30という時間帯が僕を惑わせたのだと思う。8月2日00:30出発の場合、8月1日の22:30頃には空港に到着していなければならないだが、出発日8月2日という部分だけに着目してしまい、前日に到着しなければならないという思考が一切なくなっていたのだと思う・・・(まぁ、ただのアホですね・・・)

◾️予約手続きと支払いは同一人物がやるべき
普段、旅行するときは予約も支払いも全て自分で行うのですが、今回は、上述した通り、予約手続きは母が行い、支払いは僕が行いました。母は、予約手続きを終え、「自分の仕事をこれで終わり!!あとは出発するだけ」という思考になり、僕も「"支払い"という自分の仕事を終え、あとは予約した通り、行くだけ」という思考に陥り、母親から送られた予約書をほとんど見ていませんでした。
お互い、当事者意識がなく、間違いに気付かなかったのだと思います。

こうやって昔のことを思い出しながら書いたものの、未だに何故こんな間違いをしてしまったのか理解出来ません・・・

最後に・・・

「羽田と成田を間違えた件」も「僕がならなければならない飛行機を1日間違えてしまった件」も出発日の3日前くらいに一度見直し、出発日前日にもう一度見直せば、こういったミスは減らせるのかなと思います。

牧村さんのNoteにも書いてありましたが、まずは一回深呼吸をして、落ち着いて、その時に出来る最善の対応方法を考えるのが、その時出来る唯一の対応策なので、まずは焦らず、冷静に・・・
次に考えるのは、飛行機に乗れないと判断した場合に、お金をプラスで払ってでも、なんとかしなければならないことなのかを考えることだと思います。

最後まで読んで頂き、有難う御座います!!
Twitterもやっていますので是非!!





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