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40cm輪針って?

まえがき

以前に『私の輪針の選び方』という記事で、私の使っている編針について書きました。

この記事を書いたときは忘れていたことを、ふと思い出したので今日はそのことを書こうと思います。

それは「40cm輪針について」です。

日本のかぎ針界の2大勢力

話は少し飛びますが、かぎ針を買おうと思ったら、真っ先に浮かぶメーカーはどこでしょうか?

多くの人がそうであろうと思うのですが(私はそうでした)、クロバーの「アミュレ」とチューリップの「エティモ」ではないでしょうか?

SNSの写真を見ていても、この2つのかぎ針を使っている方が多いように思います。

少女マンガで例えると「りぼん」か「なかよし」かくらいの2大勢力。
私もかぎ針を始めた時に、真っ先に検討したのがこの2つでした。

私はもともと使い勝手に大幅な違いがなさそうな場合、見た目で決めることが多いです。
また、シンプルかつ、落ち着いた色合いのものや、ユニセックスなデザインのものを選ぶ傾向があります。

つまり、どちらを選ぶかおわかりですよね?
チューリップの「エティモ」を選びました。
そして、棒針編みを始める時は、チューリップの「キャリーCロング」を書いました。

輪針を買う時は、ごく自然な流れというか、他のものを検討さえしませんでした。
だってかぎ針を使っていて、不満なんてなかったからです。

しかし編み物にどんどんハマっていくと見えてきたことがありました。
それが、針のサイズと針の長さでした。

海外サイズの輪針

編み物を始めたころは、動画を参考に編み物をしていましたが、徐々に英文パターンを編むようになりました。
編み図が苦手な私は、文章パターンを選ぶようになったからです。

その時に、ちょっとした不便さを感じるようになります。
針のサイズの表記方法です。

英文パターンに書かれている針の号数は、当たり前ですが、海外サイズの号数と◯◯mm。

手持ちの輪針は日本の号数。
針に◯◯mmと書かれていても、ピッタリなものがありません。
結局は手加減の問題なので、多少の違いは問題ないでしょう。

だけど、パッとわかりにくい。
徐々に海外サイズのものが欲しくなります。
一度欲しくなると、なにかと理由をつけて買う口実を作りたくなるものです。

そんなある日、あるパターンに40cm輪針と書いてあることに気がつきました。

40cm輪針って??

40cm輪針ってなんだろう?

パターンには40cm輪針またはマジックループ用の長いコードが必要と書いてありました。

マジックループをやったことがないし、なんとなく難しいという噂を聞いていた私は、40cm輪針を使いたいと思いました。
でもキャリーCロングにはありません。

そもそも40cm輪針ってなんだろう?
40cmのコードを買えばいいの??となりました。

調べてみると、どうやら違うっぽい。
針の長さとコードの長さを足した合計が40cmのものを40cm輪針と呼ぶらしい。

キャリーCロングの場合、針の長さは12cm。
だから針だけで24cm。
そうすると16cmのコードを買えば、40cm輪針になるのでは?と思いました。

しかし、ここで知った衝撃の事実!

針先の長さの合計がコードの長さを超えると輪針として使用することができません。

切替輪針を選ぶ際の注意点
近畿編針のサイトより

なんですって〜!!

つまり、針の長さが10cm以下のものと、コードが20cmのものを買う必要があるとわかったのです。

こうして、私は新しい切替輪針を買う口実を得ることができました(笑)!

これがSeeknit(近畿編針)を使うことになったきっかけです。

今日の編み物写真

今日の編み物写真は、そのSeeknitを買うきっかけになった、40cm輪針です。
ついに当初の目的であった袖編みの部分で使っています。

40cm輪針で袖編み

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