今回は美容医療トレンドと化粧品ができることについて、化粧品原料メーカーの目線で解説します。

美容医療とは？

レーザー、ボトックス、注射、LED光療法などのすぐに効果の出る美容治療を指します。
消費者は確実で効果の高い美容法を求めている傾向があることにより、美容医療への注目は年々高まっています。

主な肌悩みと解決策となる治療法

• 加齢・シワ　⇒　ヒアルロン酸注射

• 加齢・シワ　⇒　コラーゲン注射

• シワ　⇒　ボトックス注射

• ニキビ・キズ・加齢　⇒　リサーフェシング

• くすみ　⇒　ケミカルピーリング

• 剃毛後の肌荒れ　⇒　脱毛

以下でヒアルロン酸、コラーゲン、ボトックス、リサーフェシングの効果を紹介します。

ヒアルロン酸の効果

ヒアルロン酸はシワやたるみ、目のくまやくぼみ、唇をふっくらさせるなどの効果が期待できます。
ヒアルロン酸注射がヒアルロン酸を使用した代表的な美容医療法です。
ヒアルロン酸を配合した美容品の数は、この10年間増加傾向にあります。

コラーゲンの効果

コラーゲンは、皮膚や腱、軟骨などを構成するタンパク質で、ヒトの全タンパク質の約30%を占めます。
コラーゲン注射は、はり、弾力、潤い、ツヤなどの美肌効果。たるみ、毛穴の開き、唇をふっくらさせる、小じわ改善ために用いられる方法です。

ボツリヌス毒素（ボトックス注射）の効果

ボトックス注射は、ボツリヌス菌から抽出するタンパク質毒素（ボツリヌストキシン）を使用して筋肉の収縮を弱める作用があります。
この注射は、顔のシワを滑らかに表情ジワ（目尻、額、眉間など）や若返り、小顔治療などに使用されています。

皮膚剥離（リサーフェシング）の効果

スキン・リサーフェシング は、フラクショナルレーザーを使用して、真皮のコラーゲン、エラスチンを再構築し、真皮を活性化する方
法です。
皮膚がより滑らかになり、毛穴の引き締め、ニキビ跡、細かいシワ、肌のきめ、たるみの改善に効果があります。

クローダからの提案ー化粧品でできる美容医療の代替

化粧品でできる美容医療の代替のための、おすすめ化粧品原料を2製品紹介します。

ボトックス注射の代替：Calmosensine SP™ (カルモセンシン SP)

Calmosensine SP™は筋弛緩作用を有するペプチド原料です。
脳内モルヒネとも呼ばれるエンケファリンを放出し、表情ジワの原因となる筋肉の収縮をやわらげます。

リサーフェシングの代替：BB-Biont™ (BB-ビオント)

BB-Biont™ は微生物叢に働きかけるαラミニン断片ペプチドです。
ホロビオント（超個体）を巧みに癒し、皮膚の傷跡（凹凸など）を滑らかにします。
また、肌の赤みの改善効果もあります：

美容医療に代わる穏やかな効果として活躍します！

クローダではこの他にも様々な機能性原料を取り揃えております。
スキンケア原料をお探しの際はこちら（→info-tec@croda.com）からお気軽にお問い合わせください。