Crossbridge

ムスリム対応の専門家。対応の各種コンサル、商品・サービスの企画、ムスリム・ウエディング…

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ムスリム対応の専門家。対応の各種コンサル、商品・サービスの企画、ムスリム・ウエディングのコーディネートも行っています。硬いお話から、習慣の違いから起こる面白おかしいエピソードなど、様々なことを書いていきます。 http://crossbridge-project.com/

マガジン

  • ムスリムとして日本に生きる

    Living as Muslimah in Japan. 日本人として、ムスリムとして、女性として、母として。代表の日常を切り取ったエッセイ風記事。 日本に暮らすムスリムの、生の声やニーズもお届けします。

  • ラマダーンについての、Q&A

    ラマダーンについてのQ&Aをまとめました。

最近の記事

FREE FOOD DISTRIBUTION for the university students who study or live in Sagamihara city

NEWS! 【FREE FOOD distribution for the university students who study or live in Sagamihara city ~相模原市にある大学の在学者、相模原市在住の大学生へ、食材無償提供~ Sagamihara City will distribute foods to support university students whose economic situation has deteriorate

    • 日本人ムスリマの年末年始の過ごし方

      ~習慣と文化とその間(Living as Muslimah in Japan 6) ムスリムの人たちは、日本の年末年始をどう過ごすの?というご質問も、 この時期になると良くいただきます。 「ムスリム」とひとくくりにすると、大きな枠になってしまうため、 「国や地域や習慣や、人によって違います」としか言えないのですが、 基本的にそれぞれの母国では、新しい年=お正月を祝うということはないのではないのでしょうか。 なぜならムスリムにとっての「新年」は、 イスラム暦のラマダーンが

      • 視点を変えて、工夫することで生まれた、すばらしいムスリム対応のお料理!

        7月12日、料理通信社様主催のイベントにて、 お話し&質疑応答をさせていただきました(^^) ~食のバリアフリープロジェクト・FREEなレシピ~ 「organ」紺野真シェフと共に学び実践するムスリム対応食 http://r-tsushin.com/meetup_upcoming/20180712.html 西荻窪Organの紺野シェフとスタッフの皆様による、 パーフェクトすぎるムスリム対応のお料理も堪能し、 とても素晴らしい時間になりました。 できることを、できる人が、

        • 手っ取り早い「給食」問題の解決方法は?

          ~習慣と文化とその間(Living as Muslimah in Japan 5) 10年以上給食について声を上げ続けてきて、ようやく「食文化の違いに対する給食のルール」が決まる段階まで来て思うのは、「理解していただき、変わるのには時間がかかる」ということです。 だから、例えばムスリム対応商品を作っている企業の方が、行政に「ムスリムが困っているから、給食に弊社の対応商品を取り入れてください」という切り口では、まず動いてくれません。 ムスリムが「給食にハラールなお肉を出し

        FREE FOOD DISTRIBUTION for the university students who study or live in Sagamihara city

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        • ムスリムとして日本に生きる
          6本
        • ラマダーンについての、Q&A
          12本

        記事

          クリアすべき給食とイベント食の問題(修学旅行などイベント食編)

          ~習慣と文化とその間(Living as Muslimah in Japan 4) 給食編はこちらから 学校に通っていると、給食の他にも「食」の対応が必要なことが、いろいろ出てきます。 1)遠足これは基本、お弁当なので大丈夫ですが、 お友だちとの「お菓子交換」には注意が必要。 小さいうちは分からないので、これとこれは食べられないよと 根気よく教えていく必要がありました。 2)キャンプ野外で自炊の経験をするキャンプは、たいていの場合、カレーライスを作ります(焼肉・・とい

          クリアすべき給食とイベント食の問題(修学旅行などイベント食編)

          クリアすべき給食とイベント食の問題(給食編)

          ~習慣と文化とその間(Living as Muslimah in Japan 3)ムスリムとして日本に暮らしていて、 直面するのは子どもたちの教育の場での、「食」の問題です。 給食はもちろん、旅行や合宿などのイベントでの食事も同様。 学校・クラス・担任が変われば、 毎年必ず、お話させていただかなければなりません。 なので、その説明や話し合いは、保育園・幼稚園から始まり、 高校を卒業するまで続きます。 まずは、【給食について】。 給食は、地域や学校にもよりますので、 一

          クリアすべき給食とイベント食の問題(給食編)

          Q&A:ムスリムへのお土産は何を持っていったらよい?

          ムスリムさんのお宅に行くことになったとか、我が家にご招待させていただくと、皆様から本当に多く「何を持っていったらよいですか?」と質問がでます。 「何が食べられないのか」が正しく分かっていないと、 お土産選びで食べ物を選ぶのは、なかなか難しいことでしょう。 Aさんは大丈夫だったけど、Bさんはどうだろうということもありますし、「食べられないのは豚だけだよね」と、間違った知識(思い込み)で選んでしまうのも、本当に避けたいところ。 では、どうしたらいいのか? みんなで飲食できて

          Q&A:ムスリムへのお土産は何を持っていったらよい?

          今年もイフタールパーティを、大勢で楽しむ!

          昨年に続き、いつもの仲良しさん&日本人の友人・知人をご招待し、 総勢20名以上のイフタールパーティを開催しました。 日本の方をたくさん呼ぶのは、昨年から始めたことなのですが、 皆さんにイフタールのことや、断食のことを知っていただき、 パキスタンのお料理も楽しんでいただける、 私たちにとっても、非常に貴重で楽しい時間です(^^) 今年はなぜか手際が悪く(汗)お料理を作るのに一生懸命で、 ほとんど写真が取れない状況でしたので、写真はなし(ヘッダーの画像は、去年のパーティのもの

          今年もイフタールパーティを、大勢で楽しむ!

          ラマダーンについての、Q&A(12)

          とある、イードの過ごし方 断食明けの大祭は、「イード・ウル・フィトル」と呼ばれます。 その過ごし方は、国や地域、民族性、さらには家族の習慣的な一面もあるので、一概に「必ずこう過ごす」とは言えませんが、 とにかく、1年で一番盛り上がる日、といっても過言ではないでしょう。 昨年のイードの様子が、Aljaziraのニュースサイトにありました。 ここでは、私がパキスタンで過ごしたイードをご紹介します。 当日までに、主に家族のために、贈り物を準備します(買い物、忙しいです!)。

          ラマダーンについての、Q&A(12)

          ラマダーンについての、Q&A (11)

          断食明けの大祭「イード」の準備も、忘れずに!2018年ラマダーン月の満月もすぎ、月がどんどんとかけていき・・・ 断食明けの「イード」についての話題も、家族や仲間うちで上がってくる頃です。 誰の家に集まってお祝いしようか? 何かしようか?などなど。 イード(EID)は、イスラム暦9月(ラマダーン)が終わった翌日の、 イスラーム暦10月1日に、【断食が明けたことを祝うお祭り】です。 断食明けのイードは、「イード・アル・フィトル」と言われます。 この、イード。 何度も経験して

          ラマダーンについての、Q&A (11)

          ラマダーンについての、Q&A (10)

          日本で断食をするムスリムの生活は、何か変わるの? 日本社会で暮らしているムスリムは、ラマダーンの1ヶ月も変わらず、 皆さんと同じように、日常生活を送っています。 通勤電車にゆられ、会社に行って仕事をしたり、得意先を回ったり、 学校に行って授業や試験を受けたり。 イスラム圏の国と異なり、日本では断食中でも、 生活のペースが変えられないのが、正直つらい部分もあります。 同じ会社、学校に、断食中のムスリムの方がいたら。 ● 一緒にランチは行かれません。コーヒーブレイクも、取

          ラマダーンについての、Q&A (10)

          ラマダーンについての、Q&A (9)

          イフタールパーティに呼ばれたのですが、どんなことに気を付ければいい? 普段から友人・知人を呼んで、 もてなしをするのが大好きなムスリムの人々。 特にラマダーン中は、 「人々に食べ物を分け与える」ことが良い行いとされているので、 イフタールのパーティは、良く開かれます。 モスクでの「炊き出し」のようなことも、良く行われます。 東京では、毎年東京ジャーミーでイフタールの催しが開かれていますね (ジャーミーは予約制です)。 今日は我が家で、明日はこっちの家族の家で、次はあち

          ラマダーンについての、Q&A (9)

          ラマダーンについての、Q&A (8)

          イフタールにはどんなものを食べるの? イフタールのメニューは、 国によって、そして家庭によって独自性もあり本当に様々です。 けれどほとんどの場合、断食後にまず口に入れるのは、 お水とナツメヤシ(デーツ)! 長い断食をしているので、急な飲食は厳禁。 一杯のお水をゆっくり飲みます。 これが、ほんとに、体中にしみます。 そして、栄養も豊富な甘いナツメヤシの、 じわーっと口の中に広がるうまみも、半端ありません。 (ナツメヤシは、妊娠中や授乳中の女性にも、良いものなんです)

          ラマダーンについての、Q&A (8)

          ラマダーンについての、Q&A (7)

          1日の断食を始める前に、特別なことをしている? ラマダーンの間は、Fajr(朝のお祈り)の前までに、 「サヘリ」(言い方は国によって若干異なる)という断食前の食事もとります。 2018年の期間中のFajrの時間は、だいたい早朝2:30~2:55の間です。 そのため、その時間までには「サヘリ」を終えなければなりません。 日が高い時はずっと起きていて、 サヘリを食べ、Fajrのお祈りをしてから眠る。 夜が長く、Fajrの遅い冬場は、夕飯を食べて一度眠り、 サヘリのために早起き

          ラマダーンについての、Q&A (7)

          ラマダーンについての、Q&A (6)

          ラマダーン中の1ヶ月は、毎日、完全に断食するの?完全に断食するわけでは、ありません(^^) 日が昇ってから、日が沈むまでの間だけ、食べることも、 飲むこともしません(その他にダメと言われていることも)。 日が沈んだら、「イフタール」という軽食を取って、 1日の断食を終えます。 (そのあとは次の断食が始まるまで、自由に飲食できます) 日の出・日没は、目だけでなく、 東京ジャーミーなどが提供してくれるカレンダーなどを使って、 確認する方が多いでしょう。 お祈りの時間も同様

          ラマダーンについての、Q&A (6)

          ラマダーンについての、Q&A(5)

          子どもたちも、断食をするの?子どもや病気の人、体力のない老人、妊娠中や授乳中の女性などは、 断食を免除されています。 持病があって薬を飲み続けなければならない方も、、そうですね。 また、旅行中の場合も、断食をおこわなわなくてもよい場合があります。 (距離やシチュエーションによります) 子どもは7歳以上からと言われていますが、 自分の意思で、できる期間から始めます。 先の記事にも記したように、 断食中でも日常生活が行われる日本。 運動会や部活動、修学旅行、そして試験など

          ラマダーンについての、Q&A(5)