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都市対抗の応援

都市対抗が終わりました。優勝はトヨタ。直前に行われた三菱重工EとのOP戦では正直そんなに強さを感じなかったが、ENEOS・日本通運・JR東日本と関東の強いチームをすべて倒しての優勝でした。強かったですね。

補強の森田が大きかったのと、1・3・5にエースを持ってくるという王道の投手起用。やっぱり優勝の仕方を知っているのかな。


三菱重工Eastに関しては語り尽くしましたが。「ベスト8」は立派な成績だけど、おそらくがっかりしている人のほうが多いのでは。この敗戦を来年に活かしていただきたいと思います。

ネットを見ていると三菱重工East応援団の評価が高いようです。たしかに団長さんを中心にしっかりとして応援をしていますし、昨年から運用を開始した応援曲も良い。

正直「やらされている」応援団なところもありますが。三菱はパッションがあるので一見さんやたまに応援に来る社員さんにも伝わり、良い雰囲気でした。ただ、永遠に応援団のメンツが同じというわけには行きません。この体制のうちに、全国優勝をしてほしい。

三菱重工East、三菱日立パワーシステムズ、三菱重工横浜に共通しているのは横浜スタジアムのほうが応援がすごいです。横浜スタジアムはすり鉢状で音が響きますし、応援の形式もほぼ変わらない。

動員も三菱は横浜スタジアムのほうが多いんじゃないのかな。詳しい人は「横浜スタジアムで終戦の時代が長かったからではないか」と言ってました。興味がある人は、そちらを見てみることをおすすめいたします。

忘れられないのは2016年の五十嵐選手のサヨナラヒットの場面。みんなめちゃくちゃ声が出ていて、相手にプレッシャーを掛けていたと思います。2015年、あと1ボールで都市対抗から転げ落ちて、敗退の悔しさもあった。このときの狙い撃ちは過去最高だったかもしれない。(打てないと思っていたけど・・・)


そのほかでは三菱自動車岡崎が気になったかな。仕事の関係上球場にはいけませんでしたけど、ダッシュ三菱・ファイター・世界の恋人となぜか神奈川に寄せてくれました。(梶山伊藤両氏のおかげ?)


甲斐武田家の末裔と言われる岩崎弥太郎の三菱を徳川家康が応援しているのはちょっと武田信者としては複雑でしたけれど。まあ「都市対抗」ですから、「岡崎市代表」ということでしょう。

武将隊?の人々も応援の振り付けを覚えてきたそうで、盛り上がっていましたね。こちらの応援団監督もチームに熱い想いを持っています。


私はあまり社会人関係者と繋がりを持たないようにしていますが。Twitterやリアルで何度か話をさせていただいて。自分は応援団はみんなイヤイヤやってんだろ?と思っていたけど、そうではなく応援団の人々も全員ではないにしろ、チームを勝たせようという意識を持って必死にやっているということを学びました。

日本選手権は近畿以外応援のグレードは下がりますが。三菱Eastは去年もかなり盛大な応援をしていたので、選手の皆さんにはぜひ報いる成績を出してほしいですね。

リーマンショックで廃部が出た2010年、全日本女子プロレスでおなじみの志生野温夫アナウンサーが三菱横浜の試合を実況してくれたとき「戦前からやっていたんですから、歴史をつないでほしい」みたいなことを言ってました。今はネットが普及して試合が誰でも見られるし、応援動画も上がっている。社会人野球の「宣伝効果」も以前よりが上がっていると思います。

自分は単なるオーディエンスなんで、偉そうなことは一つも言えないけれど、この文化を続けるとともに、「悪しき慣習」は切り捨てるかたちで進化してほしいですね。

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