印象に残った試合 2018年都市対抗第二代表決定戦 三菱日立パワーシステムズ対ENEOS
2009年から順繰りに振り返るつもりでしたが、最近のほうが良いのかなという気もするので、ランダムに行きます。
今回は2018年の都市対抗予選第二代表決定戦。2016年から予選4連勝でしたが、この年は東芝の岡野投手が打てずに負け。惜しいところで打てなくて、夢に出ました。選手たちはもっと・・でしょうけど。東芝はENEOSに連勝で勝ち抜け、負けたほうが敗退の一戦でした。
個々で先発するのは浜屋。この年は大野投手が故障で投げられず、奥村投手で落としてしまったので、負けを覚悟してました。ENEOSはエースと見られた柏原投手を東芝戦の敗戦処理に使い、鈴木健矢投手が先発でした。
この時点で、「先攻って嫌だね」って話をしていました。競った試合になると、裏の攻撃がなかなか終わらないですからね。
初回、緊張からか鈴木投手がおかしく。ワンアウトの後、フォアボールやらなんやらで満塁。初回にチャンスを逃すとズルズル行くパターンなので、いきなり山が来たと思ったら竹内選手のヒットで先制します。
さらに加治前竜一選手がタイムリー。3-0。
さらに河野選手が打った瞬間のホームラン。6-0。ビックリでした。
あとは浜屋が裏を0に押さえれば・・・と思ったらすぐに3点取られる。ENEOSも3年連続の敗退は出来ない・・と。かなり必死でした。
後藤監督は1回で浜屋を降ろして、三小田投手にスイッチ。これは好判断でした。そして3回、次の一点がMHPSに入る。
この後ENEOSも代わった本多投手から一点返し。なおもピンチで、ファースト二橋選手がファインプレー。これで流れを止めました。
4回5回に2点を加え、12-4。流石に大丈夫やろ、という感じはありましたね。
7回には竹内選手が2ラン。
投げてはリリーフにでてきたエース奥村投手が抑えて、21安打12点で圧勝。見事に都市対抗を決めました。
未だにこの試合の打線は奇跡だと感じるわけですが。この後都市対抗では、NTT東日本の投手が打てませんでしたし・・。柏原や左澤が先発だったら、どうだったんだろうという気はする。とにかくMHPSとしては、最高の試合でした。浜屋をさっさと諦めて、2回から代えたのが、良かったと思うなあ。
あと「嫌だね」と言っていた先攻が良いほうに出たと。もしENEOSが先攻で初回に3点取られたスタートだったら焦りもでるし、鈴木も楽に投げられたかもしれません。結果論ですけどね。
都市対抗予選は毎回いい思いができるわけじゃありません。勝ったときはしっかり喜び、来たるべきときに備えるという感じ。
崖っぷちの試合で大勝したことは、チームの自信になったんだろうと思いますが、「強い」チームにはなっていない、なりきれていないのがすごく残念です。今年は集大成的な物を見せてもらいたいですね。
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