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自分のこと10

これの続き

さて、今年まで来てしまったので、暗い話は10までかな。11からは肉付けなので、明るい話題も入ろうかと思います。
悪いことだけの人生だから死にたいわけじゃないんだ。自殺防止NPOの方には、意味がわかるだろう?読んでるかは分からないけど。



暫くは、廃人のように過ごしていました。
暮らしに必要なものを安く手に入れる方法は分かってるし(だから元同居人は経済破綻したんだろう)、淡々とやりながら、時折口につく歌で苛立ちを抑える。歌では間に合わない時は逆先夏目、それでもダメなら寝る。

鬱は心身ともに崩すと悪化するとも言いますから、慢性疲労症候群のためにあんトレし始めたけど、出来ない日が圧倒的に多い。
精神的にダメ70%、健康的にダメ30%。

体が動かないとか腹が痛いとかより、鬱が酷くて体が動かないのです。
起き上がりたくないとかやりたくないとかもありますが、体が。動かないのです

一人でつまらない正月を越しました。
友達にお裾分けでもらったお餅はやく食べないとな。
1月も終わろうかという時に、突然長男くんからLINEがくる。小学生の時から一度も返事がなかったので期待してなかった分驚きましたが、まあ開きます。
「明後日なら一旦帰省できるんだけど、時間ある?」
……。私のためだけに帰ってくるんか。
まあ長男くんなら大丈夫だろう。

この時だいぶ対人恐怖が強くなっていて、友達との月イチの会いましょうね話もドタキャンを考えていました。
友達は私の味方で、「気に触ったらごめんな。でも、自分らにとって大切なのは君であって、君のご両親じゃないんだ。」とまで言い切る子達です。
それでも、もう、人間というものが、血の気が引くほど嫌いだった。

とりあえず了承して。
飯を3人分くらい食ってないか?みたいな兄と夕飯を取り。兄は優しいから支払いを自分持ちにするだろうと思ったよ。案の定だったよ。
「それで足りるの??」と言われましたし、別に兄が払えないほど低収入だと思っていませんが、ここでふてぶてしく甘えるのはなんか違う気がする。
だって多分このあと兄貴またカンパしてくる気がするんだよな(されました)

私の家が近いので、再び話を煮詰め作業。
私が小学生の頃に居なくなったので、長男くんは実質上20年~25年は家を空けていることになります。
その間にわたしがどう努力したとか、彼はたぶん何も知らない。精々、挙動不審になった私をたった1回見ただけです。

長男くんが口にしたのは「お前に任せっきりにし過ぎたのかもしれないな」という、これからは兄弟で分担しようかという話でした。
なんで。
こっちに帰ってこないって言ってたじゃんか。
長男が帰ってくるまで。
長男が帰ってくるまで。
そうやって頑張ってきたけど、母から聞いたのは「帰ってこないって断言された」という悲しげな言葉と、あんたは居てくれるよね?という眼差し

ああ、私はこの人たちが生きてる間はずっと止まり木でないといけないんだ。
別にそれを嫌だとは思わなかったけど、重いとは感じ始めていました

最初の望みは捨てていない。
願ったことを後悔はしていない。
けどこの人達の態度が。
私を見ないくせに、自分たちは支えてと言わんがばかりの態度が。
いくら見返りを求めないとはいっても、もう重くて仕方がない。

長男は私を手伝わない。
そう思っていたのに。

暫くは呆然としながら過ごしました。
飲み込めない。飲み込めない。
これからも ずっと
わたし が 頑張 ら ない と
いけな い と思っ て いたの に
どうして?

誰も助けてなんかくれない。
去年も他の人と仲違いしましたが、仲直りして欲しいという強い勧めで、仲直り自体はしました。
しかし、それ以降、仲直りした人と話しをしていない。前はちょくちょくでも話してたのにね。
何しに努力したのだろうね。

今は今でまた責任を持てない人を相手にしてる。
疲れたよ。
ほんとに他人は邪魔だ。

けども、私は心を汚してはいけない。
私が何かを嘆く度に、嘆かせた人間がいる土地に何かが起きている。
さすがに私がいる土地には直接出来ないから、違う形で「おかしい」ことは起きていますが……。

死のうとしても、アチラサマが結託して全力で止めにくる。
物質的には何も出来ないし、あまり介入できないしきたりみたいなのがあるらしいけど、『私が自殺する』ことは災禍を招くのだと、総動員でした。
自然死しか認められないのか。
石達や、縁のある魂たちが「自分たちのエネルギーを失ってでも、使ってください」と言った。

私は生きていないとブラックホールになるのか。

皮肉だな。
そんな気持ちで、鬱々と暮らしていましたが
厄年明けてすぐ、ウリエル様が「天秤が傾いている」と言いました。
こんな鬱状態なら悪いほうだろうなあ、裁きでも食らうのかなどうでもいいやと思っていると、「『徳』に傾いている」と。


……。
…………。
幻聴かな???



こんな病んでる人間の魂がなぜ徳へ傾くのか。
それは天秤を持つ当人にも分からないそうで。
けども、周りの人からの「小さな優しさ」を受け取るたび、均衡状態に戻ると言います。

ウ『これは多分、今までお前が積んできた徳で傾いているんだろう』
私「にわかにどころか遥かに信じられませんが……」
ウ『しかし、お前は循環することを長らく前より知っている。』
私「…………。」
ウ『循環して還ってきた徳の分だけ、天秤が元に戻る。お前が困難に膝を折っても、矜恃を貫いた重さだろう』
私「私は私がしたくないことをやらなかっただけです……」
ウ『その中には、お前が楽になる選択肢もあっただろう』
私「……。ありました」
ウ『しかしお前は選ばなかった。その重さなんだ、これは。見えなくても傾きは分かるのだろう?』
私「わかりますが……」
ウ『信じろとは言わない。今のお前には苦しむ種にしかならんようだから。しかし、これからお前には巡りが還ってくるよ』
私「…………。」
ラ『にしても、すごい傾いてますね?どれだけ積めばこんなに傾くのですか』
ウ『年単位でも足りないほどの長い時間だろうな。』
ラ『まあすごい。何が巡ってくるか楽しみですね』
私「因果応報に還ってくるのでしょう?」
ウ『……そうだ。悪いこともあったなら必ず還ってくる。お前に害をなした者が今それを受けている真っ最中だろう』
私「私は?」
ラ『ちょっと徳に傾き過ぎですから、還ってきても少しではないですかね?』


なんで。
よくわからない。

でも、氏神様達は、その時その時に必要なことを示してきてくださった。
答えを見つけられるように、導いてきた。

まだ人間は嫌いだし、怖いし、嫌です。
でも、同じくらい、私は人が好きです。

兄が力を貸してくれるというなら。
諦めかけた望みを、手放さなくていいなら。
修復不能なまでに踏み砕かれた心でも。
捨てるという選択肢は選べない。


こちとら、33年も愛してきたのです。
今更。捨てられはしない。
捨てられないから死にたかったのです。


自分が吐いた血で血塗れでも。
立ち上がれないほどもう足に力が入らなくても。
足以外の力でも人間は立てる。
目の前が霞むほど血液の足らなくなった体でも。
歩いて、心を届けに行きたい。



帰りたいのです。私は。
決別を望んでいない、愚か者なのです。
愛していたい、馬鹿なのです。
誰から嘲笑われても、誰からも理解されなくてもいい。今更だ。



私の人生だ。
これは、紛れもなく、シナリオライターが私で、主役も私で、誰かにとって喜劇や悲劇だったとしても、私は自分を憐れだと思わない。


愛情を捨てないのが、私のアイデンティティ。

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