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イジメを振り返る

ローゼンメイデンの後に青のオーケストラ読んでます。
どちらにも存在する「いじめ」ですが
私もされてきた側なので、癪に障る台詞があるなぁと思いました。そう思える台詞を考えれる漫画家は総じて凄いのですが。

青オケの方で、「自分より下が居るのに安心してるんだよ」と言うイジメ側のイジメ台詞があります。
私これみた時

壮大なブーメラン言ってる…馬鹿なのかな…

って思いました。
言われてる秋音ちゃんとハルちゃんは友達で、ハルちゃんはその台詞を言ったやつのイジメで不登校になっていて、ハルちゃんを放っておけなくて行動してる秋音ちゃんにわざと聞こえるようにそう言っています。
さぞかし傷付いただろうなって思うので、秋音ちゃんがぶん殴ったのも自明の理ですね。いやね、荒事はよくないけどね、打ち殴っても分からない馬鹿というものは実在しますから、打ち殴るしかないんですよ。

秋音ちゃんが正しかったかというと、それにはノーコメントですが。
相手を論破する話力が無かったんだろうね、それは運でもあるし、性格でもある。

でもひとつわかったことはある。
じゃあ秋音ちゃんみたいに突っかからず、自分が標的にならないように……。それは別に悪いことじゃないですね。


悪いことじゃないだけですね。


傍観者の立場で泣き崩れる子も居ましたが、
傍観者の立場って、現代っ子のやり方と似てるんですよ?分かります?
波風立てない。巻き込まれたくない。藪をつつかない。自分に被害が無ければそれでいい
その考え方には、相容れないかな。と思いました。

もう1人友達の話をしましょう。
当時の私は中学生で、3階にいたから2年生だったのかな。放課後でした。
いじめっ子の男子が2人で「お前、窓から帰れよ」とケラケラ笑いながら言うのですね。

当時の私は正直『話そこじゃないから』とツッコミ入れられる系女子だったかもしれません。


『3階か。上手く真下の木に激突して受身を取れば骨折くらいで生きてるかもしれないけど、頭って重いから下手すると横の石の塀に打ち当たって首の骨が折れて死ぬな。』



マジで。こんな奴でした。
目の前で笑ってる馬鹿の相手より、生存確率や死亡確率の方に頭いってました。
何を言いたいかは分かりますよ、要するに死ねと言ってるわけだ。実にどうでもいい。


他人の死を、他人が傷付くことを、愉快だと思う下等種のために、なぜ私が1秒でも悲しむ時間を与えてやらないといけない?
実にごめんだ。

しかし、居合わせた友達はそうではなかった。
激昂しました。
普段穏やかで、温厚な子でしたが。
専門行ってから人格変わってたけど。
怒るということは、滅多にない。

その子が、声を荒らげて
「ならお前らが先にそこから帰れよ。そうしたら私もそこから帰ってやるよ!!言ったんならやってみろよ!!」と。

女子一人の怒りに怯む男子。クソ情けねえ。
そんなことがありました。
ね、なんか秋音ちゃんみたいでしょう。
私がハルちゃんじゃなかったけど(頭の中宇宙人)

担任が知ってると悪化する時代だったので、誰もいない時に担任が心配してくれました。
こっちはジュンくんかな。
まあ私がジュンくんほど強く傷付いてなかったので、やめろうるさい関わるなとかならなかったけど。
むしろあのジュンくん今の私に近いよね。

担任も担任で、コソッと心配してくれる日々でした。
イジメなんてそれこそ種類豊富でいくらでも受けてきましたけど。靴を如雨露に捩じ込んだのはよく分からなかった。いや水浸しにはなるけどね、如雨露に一対詰め込んで何の優越感に浸れるの???
ごめんなわたし体育館シューズあるから全く困らないんだわ。むしろ私の上履き探しに一コマ分の時間を使った担任とクラスメイトの方が迷惑じゃね?
「にゃーさん大丈夫?」って聞かれたりしたけど、君らが学校中駆けずり回った事の方が問題です。

いじめってさ、結局そこ。
優越感だったり、劣等感だったり、まあ理由はたくさんあるけど、ポッカリ空いた穴を、他人を虐げることで誤魔化している。
誤魔化しているに過ぎないんだよ。だって埋まらないもの。

埋まらないのに、他人を虐げて嘲笑ってるんだよ。
虚しくならない?

我関せず、平和平和。
虚しくならない?

小中高と一貫でイジメられたので、レパートリー書くのも面倒なんですけど。
その、他人に八つ当たりしてる虚しさ、先にお片付けした方が良いのではない?

いじめは犯罪にすべきだとか
学校はもっと道徳倫理をとか
色んな話題を見聞きしては
なんか違うんだよなって思うんです。
間違ってるんじゃなくて、ズレてる感じ。

私たちは、感情の操り方を知らない子どもに、「育ちなさい、分かりなさい、だからやめなさい」と言っているだけです。
ちゃうんやない。
『感情の操り方を知らない子ども』なのです。
操り方を教えてやらないと。

花火を人に向けちゃダメですよ、怪我しますからね。
同じくらいのことですよ。
イライラを他人に向けちゃダメですよ、痛いですからね。向けるなら大人にね。


感情の操り方を知らない子どもが、虚しさを武器に攻撃して。
感情の操り方を知らない子どもが、それで怪我をして泣くしかできない。
それがいじめではなかろうか。

まあね簡単に言うじゃんとか言われたらそれまでなんですけど。
ひとつ言うなら


わたしが生きてるのは、
わたしが自殺したら母が泣くと、確実な未来を確信していたから、足枷になっていただけ
それだけです。

ベランダが好きなんです。
飛び降りたら死ねるかなって、いつでも考えれるから。
中学生の頃は兄貴の部屋のベランダと地続きだったので、まーぁバレてましたけどね。

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