2021年 札幌2歳Sの簡単な血統分析

おはようございます。
今日は今週行われる重賞レース

札幌2歳S

の簡単な血統分析をしていきたいと思います。


去年はこの前札幌記念を制した白毛馬のソダシが1着に好走し白毛馬では芝の重賞レースをはじめて勝って話題でした。今年はどの馬が勝つのか非常に楽しみです。


札幌2歳Sの簡単な血統分析

画像1

札幌2歳Sは札幌競馬場の芝1800mで行われる2歳限定の重賞レースです。正面スタンド前からのスタートでそのまま1周してくるコースレイアウトになっています。
スタートから最初のコーナーまでの距離は短くテンはゆったりな流れが多いが中盤からは直線も短い為に早めの仕掛けになる馬が多く持続的なラップがゴールまで続く流れになる事の方が多いレースです。

近5年1着〜3着馬の父、母父の系統
2020年

1着クロフネ(米国ノーザンダンサー)×欧州ミスプロ
2着ゴールドシップ(サンデー)×ヘイロー
3着キズナ(サンデー)×欧州ノーザンダンサー

2019年
1着ゴールドシップ(サンデー)×欧州ミスプロ
2着ゴールドシップ(サンデー)×米国ミスプロ
3着ニューアプローチ(欧州ノーザンダンサー)×欧州ノーザンダンサー

2018年
1着ハービンジャー(欧州ノーザンダンサー)×サンデー
2着ダノンバラード(サンデー)×トニービン
3着キンカメ(欧州ミスプロ)×ロベルト

2017年
1着オルフェーブル(サンデー)×米国ノーザンダンサー
2着ドーンアプローチ(欧州ノーザンダンサー)×欧州ノーザンダンサー
3着ベーカバド(欧州ノーザンダンサー)×サンデー

2016年
1着スクリーンヒーロー(ロベルト)×サンデー
2着ブラックタイド(サンデー)×欧州ノーザンダンサー
3着ワークフォース(欧州ミスプロ)×サンデー

15頭
サンデー系11(父7母父4)
ノーザンダンサー系9(欧州7米国2)
ミスプロ系5(欧州4米国1)
ロベルト系2

サンデー系、ノーザンダンサー系の好走が多いレースで特に欧州血統の好走が目立ちます。
父か母父が米国血統の馬もちらほら好走していますが、去年1着馬のソダシは母父欧州ミスプロ系のキングカメハメハ、2019年2着サトノゴールドは父が欧州志向の強いステイゴールド系のゴールドシップ、2017年1着のロックディスタウンも同じく父がステイゴールド系のオルフェーブルでした。
欧州志向の強い馬の好走が多く、父、母父どちらかが米国血統でも相手に欧州志向の強い種牡馬なら好走しています。後はダンチヒを持つ馬が毎年好走しており注目です。他には欧州の名種牡馬ガリレオの血を持つ馬が近5年で2020年バスラットレオン、2019年ダーリントンホール、2017年ファストアプローチが好走しているのでこちらにも注目したいと思います。


これらを踏まえて今回注目したいのは
父、母父サンデー系
父、母父欧州志向の強い馬
ダンチヒ、ガリレオ持ち

です。

注目馬

トーセンヴァンノ
父はサンデー系のヴァンキッシュラン、母父は欧州ナスルーラ系のファンタスティックライト
父のヴァンキッシュランは父母父が上記でも取り上げているガリレオでダンチヒの血は持っていないが少ない頭数ながらこのレースでの好走が多く、前走は同コースのオープンのコスモス賞を勝っている点を踏まえてこの馬を注目馬にしました。
日曜日では後半のレースではディープインパクト系の種牡馬の好走が多くありディープ系のこの馬も楽しみです。前走の様に上手く先行すれば大崩れはしなさそうなので期待です。


その他気になる馬
リューベック

ハービンジャー×スペシャルウィークの配合
父は欧州ノーザンダンサー系でダンチヒ系なのでこのレースの適性はありそうで2018年は同じハービンジャー産駒のニシノデイジーが勝利している。
札幌記念でもハービンジャー産駒のペルシアンナイトが3着と穴を開けていたので楽しみです。


後はコスモス賞2着のエーティーマクフィを抑えつつ馬場を見ながら最終決定していきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?