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サトシvsパトリッキー、鈴木vsパトリシオ見所。魔裟斗氏とのコラボ話。

2023/07/27のじりラジオの内容を文字起こししたものです。

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川尻達也のじりラジオ。
はい。みなさんどーもです。

このラジオは茨城県つくば市並木ショッピングセンターにある初めての人のための格闘技フィットネスジムFIGHT BOX FITNESS代表の川尻がお送りします。
今日もよろしくお願いします。
一人で収録してます。

水曜日のジムオープン前に収録してます。
たった今RIZINの緊急記者会見が終わりました。
今日はそのことについて話していきたいと思います。
Bellatorパートでパトリッキー・ピットブルと対戦予定だったAJ・マッキーが欠場になりました。
残念です。

代役として大会4日前にRIZINライト級王者のサトシ選手が緊急参戦して、Bellatorライト級グランプリ一回戦としてパトリッキーと戦うことになりました。
緊急なので体重は他の出場選手の了承を得て73キロでやるそうです。

いやーすごいですね!
去年からも期待されてたんですけど結局実現しなかったサトシ選手のBellatorライト級グランプリ参戦が実現しました。
優勝すれば100万ドル、1億4000万円ぐらい手にします。
その代わり勝ち続ける限り来年の春ぐらいまでは拘束されると思うので、RIZINで観る機会は減ってしまいますけどすごく楽しみです。

この試合について見所を話していきましょう。
パトリッキーといえばパンチですよね。
僕も対戦したから分かりますけど、あのパンチ力は異常なほどで一発で全てを破壊できるほどの破壊力なのであれを食らったらどんな選手でも倒れると思います。
パトリッキーの前戦ウスマン・ヌルマゴメドフもそうでしたが距離を一番大事に戦っていかなければいけません。
蹴りより少し遠距離のロングレンジ。パンチの距離、これがパトリッキーの一番得意なミドルレンジ。そして組みつくようなショートレンジ。

この3つの距離があるとして、ウスマンもおそらくAJ・マッキーもパトリッキーの一番得意なミドルレンジで戦わずに、サウスポーという利点を活かしてロングレンジで蹴ってからショートレンジで組みつくという戦い方というか作戦だったと思うんです。

今回サトシ選手が急遽参戦することになってそれができるかというとかなり厳しいと思います。
そもそもサトシ選手の打撃のスキルだと、ミドルレンジで勝負せずにロングレンジとショートレンジだけで戦うというのはかなり厳しいと思うので、必然的にパトリッキーの一番得意なミドルレンジのパンチでの距離にもなってしまうと思います。

ただ組みつけば間違いなくサトシ選手の得意な場所で、勝てると思うので斬るか斬られるかの勝負だと思います。
ミドルレンジを掻い潜ってショートレンジで組みついてバックを取れるかどうかです。

バックを取ったら一本いけるんじゃないかなと思います。
バックから三角や三角十字など極め技は多彩ですからね。
ミドルレンジでパンチをもらわずにいかに組みつくか、そのためにはパンチの距離で打ち合う覚悟が必要です。
この短い5日間の間にしっかり覚悟が作れるかどうかだと思います。

ライト級グランプリってことは5分5ラウンドなのでスタミナも心配です。
パトリッキーも決してスタミナがあるタイプではないと思うので5分5ラウンドをずっと同じペースで動き続けられるかというとそうでもないと思うんです。
ただサトシの場合緊急参戦なのでスタミナの不安は大きいと思うので早いラウンド、1ラウンド2ラウンドでしっかり組みついてポジショニング取って一本狙えるのであればサトシが勝つし、凌がれて3ラウンド4ラウンド5ラウンドと後半に行くにしたがってサトシの足が止まってパトリッキーのKOする確率が増えてくるのかなと思います。

もう一つすごいカード決まりました。
パトリッキーの弟で現役Bellatorフェザー級チャンピオン、パトリシオ・ピットブルの参戦が決まりました。
対戦相手は鈴木千裕選手。
お互い6月に試合してます。

パトリシオは6月16日Bellator297で一階級落としてBellatorバンタム級タイトルマッチでセルジオ・ペティスに負けています。
鈴木千裕選手は6月24日のRIZIN.43でクレベル選手と戦って、ノーコンテストですけど試合は一本取られました。

ここから約1ヶ月ちょいのスパンで試合なのでお互いベストコンディションではないと思うんですけど70キロ契約で戦うことになりました。
これもすごいです。
Bellatorフェザー級チャンピオンという立場で一週間前のオファーを受けるっていうのがまずすごいし、兄弟2人揃い踏みでの試合っていうのはBellatorでは断っていたらしく18年ぶりだそうです。
日本のMMAのピンチだからということでパトリシオも鈴木選手も漢気で受けたということでしょうね。

鈴木選手は前に出るしかないし、前に出て打撃を当てるしかない。
パトリシオは待ちのスタイルなんですよね。
相手が来たところにカウンターを合わせるタイプなので、待ちのパトリシオの手を知っていながら前に出るしかない鈴木選手。

相性としては鈴木選手はあんまり良くないです。
パトリシオは組みもできるので鈴木選手には厳しい試合になると思うんですが、緊急参戦を決めた鈴木選手、貸し借りじゃないですけど今回この試合を受けた事はかなりデカいんじゃないかなと思います。

もちろんファイトマネーもたくさんもらえると思うんですけど、今すぐにどうこうではなくジャパニーズMMAにとって頼ることができる存在になったというのはのデカいと思います。
ジャパニーズMMAの中心として軸を任せられるかどうかだと思うんですよ。

今回このオファーを受けたことによって運営側、榊原さんも鈴木千裕という男に頼った。
この貸し借りはすごいデカいと思うので、結果はどうであれ今後ジャパニーズMMAを背負っていくのはこういう選手なんだろうなって期待しちゃいます。

そんな感じで急遽発表の2カードの見所を話しました。
ここからはメンバーシップで魔裟斗チャンネルの収録の話をしていきたいと思います。
もし興味があればメンバーシップ入会をお待ちしております。
それではここまで聴いてくれてありがとうございました。

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FIGHT BOX FITNESS代表 茨城県つくば市並木ショッピングセンター 初めての人のための格闘技フィットネスジム RIZIN・Bellator・UFC解説者 ジムトレーナーや解説者として格闘技の楽しさを伝えていきます。