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『薫習』 衣笠祥雄さん

4月23日は”鉄人”衣笠祥雄さんの命日である。

衣笠さんは生前「スポーツ選手はいつも子どもの手本でなければならない。」とおっしゃっていた。これはスポーツ選手だけではなく、全ての大人が果たすべき責任であろう。そして、"子どもの手本になる行動"こそが、自らのプロ意識と人間力の形成に繋がると私は考える。

私が中学生のときに衣笠さんと新幹線の車内で偶然お会いした際、本当に優しい笑顔で快く握手してくださった。この瞬間「衣笠さんみたいな大人になろう!」と自身に誓ったのであった。

薫習(くんじゅう)

布に香りが染み付くように、その人の雰囲気となってまわりの人に影響を与え、願いや思いが相手に伝わること。

4月23日、俺はまだまだだなと確認させられるのであった。

南無阿弥陀仏

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