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オルトのあるブロックチェーンは生き残りやすい (仮説)

特定のチェーンを揶揄する意図はありません。

加えて、生き残れるかどうかが視点で、生き残ったあとの価値がどうなるのかは論点に入れません。

仮説はタイトル通りです。

「要するに、オルトが発生するということは、立ち上げおよびその後の運用に際して想定されるコストが低いってことでは」と、ふと思いつきました。

最近、イーサリアム・クラシックや NEM の苦境がニュースで流れてきます。まあ、ある意味起こるべくして起こっているのかなというのが、当業者BOTの中の人の感想です。固定費が高いとうまくいかないのは、経済の原理原則みたいなものですし。

結構なスペックのサーバを常時運用してもらって "財団" から報酬を投げ続ける必要があったり、全てのノードがチェーン内のすべてのコントラクトを実行する必要があったり、最低 21 個もの弩級ノードが常時必要だったりする。そんなチェーンらは、そこに流れる仮想通貨の対 fiat 価格が維持できない場合、運用そのものが苦しくなるはず。少なくとも今のところ、サーバの運用費は fiat 建てなので。

一方、ビットコインおよび派生 PoW チェーン(オルト)は、初期費用ほぼ0。最悪ケースでも、マイナー1名が細々と活動できていれば、チェーンは生き残ります。ええまあ、そんな状態のチェーンに何ができるのかは、甚だ疑問です。しかし、チェーンが止まってしまっては、復活の芽もありません。

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繰り返しになりますが、生き残ったあとの価値がどうなるのかは、論点の外です。

採掘に投下されている資金よりもコインの流通価格が高いとき、攻撃リスクがあります。ハッシュパワーの少ないオルトでは、攻撃者にとって十分採算のとれる廉価で攻撃が成功するケースがあります。至近 1 年で、現実に起こった事件を通じて共有知となりました。

ゆえに、オルトのあるブロックチェーンが絶対の正解であるというのは間違いでしょう。

しかし、氷河期を生き残れるかどうかという点では、有利であるのかもしれません。 #しらんけど

…全員がハッピーになれる唯一の道は、氷河期を脱することですけれどもね…そう祈ることを厭いはしませんが、祈っても叶わないことって、あるので。

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