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今週の良かった新曲感想【7/18~7/23】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。7/18~7/23リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『True Ending』/ エルセとさめのぽき

 ProjectBLUE所属のボーカル担当"エルセ"と作詞作曲を手掛ける"さめのぽき"からなるバーチャル音楽ユニットの13th Single。5周年記念ライブ "UNIVERSE FANTASY~THE TRUE ENDING~"にて初披露されました。
 2022年にリリースされたアルバム『UniverseFantasy』では描かれなかった『Ture Ending』の名に相応しいドラマティックで感動的な1曲でした。目浮かぶほどの壮大な雰囲気なのに凄く存在を近くに感じるのは、素直で真っ直ぐな表現と優しい音色が詰まっているからでしょう。YouTube上ではまだ音源ないので、各種サブスク配信から是非。


#2『Growing』/ 桐谷こむぎ

 めるコネ!所属VTuberの桐谷こむぎの4thシングル。作詞・作編曲:yuzen。7月17日に活動3年半を記念しリリースされました。
 タイトル通り"成長"をテーマに想いが込められた、しっとり聴かせるエモーショナルナンバーでした。澄んだ歌声とサウンドの拡がりが心地よく、自身だけでなくリスナーと成長を共にする、応援ソングとしても昇華されているのが曲調変化とマッチしていて非常に良かったです。【DJ WILDPARTY REMIX】ではハードコア仕様になって超カッコイイのでオススメ。


#3『SOLiTUDE』/ Elegia Monet

 Monet(モネ)とXiAo(シャオ)2人のシンガーによって7/1にSNS稼働開始し、VsingerであるMonetが本楽曲と共にデビュー。作詞・作編曲:XIΛN(ex-SALTY DOG)。XiAoもInstagramとリアルライブを中心に活動開始。
 鮮烈なデビューを飾りましたね。神々しくもエモーショナルに力強く奏でられるメタリックスクリーモサウンドでブレイクダウンも搭載。ドラマチックに高音域で攻めてくるモネの美しくパワフルな歌声が響き渡り、心を揺さぶってきますね。本当にカッコよくて好き。最後に、もう一度貴女の歌声を見つけられて良かった。お帰りなさい!


#4『ALPTRAUM』/ 夢栞ゆめりあるぷ

 クリエイター的側面も持つセルフ受肉個人勢VTuber夢栞あるぷの記念すべき1stオリジナル楽曲。作詞・作編曲:城京。7月17日に1周年と誕生日を迎えリリースされました。
 カッコイイ…。ハードコアサウンドをベースにした神秘的で美しい1曲で、最後まで飽きさせない展開が好き。1stオリ曲らしい自己紹介的な側面もしっかりあって良かったです。可愛いらしい上に魔性っ気があると云うか引力のある歌声も印象的でした。また、併せてオリジナルEDMオリジナルテーマソングもリリースされたので、こちらも是非。


#5『逆絶』/ 春猿火 × 幸祜

 KAMITSUBAKI STUDIO所属のVsinger花譜、理芽、春猿火、ヰ世界情緒、幸祜の5人によるグループV.W.Pの“派生曲”と呼ばれるシリーズより、春猿火と幸祜のデュエット曲。作詞・作編曲:Feryquitous。
 V.W.Pの中でも大人っぽいカッコイイ歌声を持つ2人らしい、ジャズロックっぽさも感じるカッコよく酔いしれる1曲。力強いバンドサウンドと華麗なストリングスやピアノの音色が見事に共鳴し合い、一体となって美しく突き進んでいく様は圧巻。エレガントなメロディを見事に歌い上げる2人、特にサビの後追っていく様なコーラスが好きすぎますね。


#6『With you』/ 森野めるん

 ”世界一可愛い赤ずきんちゃん”である個人勢VTuber、森野めるんの記念すべき初のオリジナル楽曲。作詞・作編曲:テシマ(手島涼太)。7月23日に活動1周年を記念してリリースされました。
 カワイイに溢れた王道を往くメロディが光るアイドルソング!サビ前とかサビ中とか思わずコールしたくなりますね…。明るいメルヘンチックな世界観もしっかり出てるし、弾むような軽やかで愛らしい歌声も相まって本当に可愛いです。語尾の上がり方が特に好き。


#7『ANEMONE』/ 常闇トワ

 VTuberグループ「ホロライブ」所属の4期生、常闇トワの新曲。9⽉27⽇に1stフルアルバム『Aster』をリリースすることを発表し、リード曲を先行リリース。作詞・作編曲:ゆよゆっぺ!
 トワ様にはいつかゴリゴリのメタルを歌って欲しいなと勝手に思っていたので、むっちゃ嬉しい。圧倒される世界観、ゆよゆっぺ大先生らしいメロディックなリフと、モッシュ不可避のブレイクダウンにガッツポーズ。歌詞の"ありのまま生きていたいと"に心の叫びに込められた悲痛と渇望が胸に刺さりますね。アルバムと併せて1stソロライブ『Break your ×××』の開催も2023年10⽉13⽇に決定。チケット当てて遊びに行きたいところ。


#8『少年少女』/ カンザキイオリ

 音楽アーティスト及び小説家のカンザキイオリの2nd EP。Vsinger花譜らが所属するKAMITSUBAKI STUDIOから独立後、初の創作となるEPをリリース。2023年5月1日開催された2nd ONE-MAN LIVE「別れなど、少年少女に恐れなし」で初披露された「少年少女」などを含む全6曲を収録。
 独立後こうやってすぐに大好きなカンザキさんの歌を沢山聴くことができて感謝の気持ちで一杯です。アレンジ曲は勿論、新規曲どれも素晴らしかった。Tr.2「人間じゃない癖に」は疾走感あるロックナンバーでライブで更に化けそうな曲で、サビのピロピロギターが好き。MVにもなったTr.5「少女少女」は名曲「命に嫌われている」のメロディが流れ歓喜…そして歌詞も全部好きなんですけど、"世界を作っているのだ 痛み如きが邪魔するな"が特に突き刺さって泣きでした。そしてラストTr.6「グッドラックメメントモリ」では素朴だからこそ奥まで浸透してくるグッドメロディとカンザキさんの歌が前面に出て胸を打つ1曲。改めて、これからも聴く度に沢山支えになってくれるであろう1枚だったと思います。


#9『邂逅』/ ツユリアオカ

 福岡県出身のロックバンド眩暈SIRENのピアノ/ボーカル担当ウルが今年3月から開始したソロプロジェクト、ツユリアオカの新曲。これで3曲目。MIXはa crowd of rebellionのGt.丸山漠が担当。
 ピアノとギターメインの研ぎ澄まされたサウンドに、情景が浮かぶ優しく繊細なメロディが段々と身体に馴染んでくるエモーショナルナンバー。若干の浮遊感と横ノリ加減が絶妙で目を瞑って聴きたくなりますね。ボカロ好きの方は勿論、眩暈SIREN好きの方も是非。


#10『神喰』/ Knosis

 元Crystal LakeのVo.Ryoと、Survive Said The ProphetのVo.Yosh、Made in MeのDr.Daikiからなる音楽プロダクション・チームThe Hideout StudiosによるエクスペリメンタルメタルプロジェクトKnosisの新曲。2nd EP「THE ETERNAL DOOM」から先行シングルとしてリリース。
 シンプルで直情的なハードコアと、ヘヴィさを凝縮させたバウンシーなメタルコアリフを押し出した攻撃力高めの1曲。ゾンビゲームにインスパイアされた、“You can't kill the undead”(=死なない者は殺せない)というメッセージでは完全復活をも宣言。ひたすらライブ向けの1曲なので死ぬほど盛り上がりますね、後述するライブレポートも是非。


#11『Nightmares』/ Frontières

 カナダはケベック州出身のメタルコアバンド。デビューアルバム「La trilogie」につながる3部作目EPになる予定の1曲かと。この調子だとアルバム収録曲は既存曲多めになりそうな予感…?
 6月のActe 2がかなり好みだったんですけど、またまた良き。開幕からエレクトロサウンドを鳴らし、そこに寄り添い一体化していく形で重厚で勢いのあるメタルコアを展開。メロディックなサビメロ、流れる様なブレイクダウン、やはりモダンメタルコアとしてこのバンドの楽曲達はかなり完成度高いなと思いますね。アルバムが只々待ち遠しいです。


#12『Antimatter』/ Silent Planet

 アメリカはカリフォルニア州ロサンゼルス出身のプログレッシヴ・メタルコア / クリスチャンメタルコアバンド。2021年にリリースした4thアルバム『Iridescent』以降、昨年は1曲、そして今年初となる音源リリース。
 『Iridescent』の延長線でありながらリフの攻撃力増してて普通に良きです。不気味なのに心地良い幽玄的な雰囲気を醸し出すサイケデリックなシンセと憂いを帯びたメロディが如何にも彼ららしく、余りに心地良い浮遊感とクセになるオシャレな緩急付けが堪らない。次のアルバムが楽しみです。


#13『Somnia』/ Auras

 カナダはオンタリオ州ウォータールー出身のプログレッシヴ・メタルコアバンドの新曲。2019年にリリースされた3rdアルバム『Binary Garden』から約4年ぶり。先月にVo. Eric Almeidaの脱退を発表しており、名前が見当たらなかったんですけど新ボーカルを迎えていますね(ショート動画参照)。
 相変わらず正統派プログレッシヴ・メタルコアスタイルで、ダイナミックでありながら繊細でテクいリフの数々と、浮遊感に富んだ煌びやかなシンセの装飾が美しいです。間奏での壮大な雰囲気も最高。好きなバンドだったのでボーカルの詳細と併せて、今後の動きも気になります。


―――以上、7/18~7/23はEP1枚、シングル12枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
 その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!

※先週の新曲感想はこちらから。

#ライブレポート

【7/23 Knosis July Tour 2023@新宿Antiknock】

 記事で新曲も紹介したRyo KinoshitaによるエクスペリメンタルメタルプロジェクトKnosisのツアーファイナルに行ってきました。4月に開催したKNOSIS DEBUT JAPAN SHOWSぶりにまた観たくなったので。

 今回は各公演ゲストも呼び、東京は女性ボーカル擁する4人組ブラッケンド・ハードコアバンド”kokeshi"が登場。初見だったし、敢えてそこまで予習しなかったのもあり衝撃的なライブパフォーマンスでした。和製ホラー映画的な雰囲気が凄くて、冷たく狂気的で激情性も伴った音楽を豪快かつ淡々と披露する姿が圧巻でした。ここまで個性剥き出しのバンド久々に見たので非常に良い体験になりましたね。

 50分ほどで交代し、Knosisの登場。イントロから次曲「星砕」への打ち込みが流れないトラブルが発生したのは如何にもライブらしく、笑顔で始まったライブでした。仕切り直しで一瞬にしてフロアを沸かせていくパフォーマンスは相変わらず、Ryoさんも圧倒的なリズム感と声量のあるスクリームを披露。あと、ポロシャツスタイルの所為か、また一回り身体(特に上半身)がデカくなっていた様な気もしましたね。圧が凄いの何の。
 その後は無線系で細かい機材トラブルあったらしく、「やっぱりアンチの魔物がいますね」と冗談交じりにMCしつつも、楽曲をどんどん披露していってくれました。リリース予定の2nd EP「THE ETERNAL DOOM」に収録予定の「神喰」、そして初披露の「厄災」ではValiant Hearts / Galleonsのボーカルのトムさんをフィーチャー。クリーンとスクリームが交錯し不規則な展開が最高に良かった曲なので、音源リリース楽しみになりました。トムさんはKnosisのビデオやジャケ、フライヤーなどのアートワークまで担当しているKnosisファミリーの一員との事で、これからも表に出てお見かけする機会は増えそうです。恒例となった誰も知らないカバー曲ではNine Inch Nailsの「March Of The Pigs」を披露。世代的にも本当に知らない曲でしたが、クオリティ高いし普通に楽しかったです。
 終盤では「暗月」と「火脂」をデビューツアーぶりにまた聴くことができてこちらも嬉しかった。特に「暗月」が本当に大好きなので、音源リリースが待ち遠しいです。この後のMCでは「最近、音楽のピュアさみたいなモノをダイレクトに感じる機会が多くて、音楽続けられてて本当に感謝してます。これからその音楽で返していくんでこれからもよろしく!」みたいな事を言っていたのを憶えています。一時はどうなるかと思ったので、改めてこちらこそ本当にありがとうの気持ちで一杯ですね。
 最後は「狂火」と「忌鬼」で全てを出し切って終了。今夜も大変満足できるライブでした。このツアーではサポートギターはDAIKI(ex-HER NAME IN BLOOD)ではなく、Katchang(universe last a ward)で、前回のデビューツアーとは違う体制だったのも来て良かったなと。因みにDAIKIさんは舞台袖で見ててたまにダイブかましに来てて面白かったですw また此処アンチノックで昼夜2公演の企画を開催する事なので行きたいなと思います。あと、会場内で流れたいた「YARUSHIKANEE」を何故か合唱してクソ盛り上がったのも最高でした…コレもきっと今日限りの想い出になる事でしょうw

 では今回はこの辺で。また来週お逢いしましょう!




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