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今週の良かった新曲感想【12/4~12/10】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。12/4~12/10リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『すごいInvincible。』/ パン野実々美

 YouTubeや配信アプリで活動中、佐賀県出身19歳のネット発シンガー"パン野実々美"の新曲。作詞・作編曲:かめりあ。先週12月2日に開催された『ONEMAN LIVE 2023 ー私になれー』にて初披露されました。
 ライブでの初見時、とんでもない曲が来たなと驚いた記憶。"歌っている間だけは無敵"とまるで自分自身に暗示をかけていく様な強気な歌詞と、最狂かめりあサウンド/変拍子急展開が襲ってくるエレクトロスウィングナンバー。みみみちゃんのパワフルで変幻自在な歌声も限界まで引き出されており、心と身体を突き刺して来る鋭さマシマシの歌い方が最高でした。


#2『NEW ROMANCER2』/ 理芽

 クリエイティブレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」所属のVsinger理芽の2ndフルアルバム。今年はGuiano x 理芽によるコラボアルバム『imagine』のリリースもありましたが、理芽自身のアルバムは約2年半ぶり。これまでリリースされた「狂えない」「ルフラン」「えろいむ」と云った、ドラマや小説、映画などで担当した多くの書き下ろしタイアップ楽曲を含む全13曲を収録。前作と同じく全曲の作詞・作詞・編曲は笹川真生が担当。
 先述したタイアップシングル曲が軒並み良かったので、アルバムもやはり素晴らしい1枚でした。この2年半でアメリカ留学を経験していたり、タイアップ曲を通して新たなアプローチに挑戦したりとアーティストとして得られたモノが多かったのも実感できると云うか。元々、クールで妖艶なニュアンスも孕んだ歌声が魅力的だった彼女ですが、更に表現の幅が広くなり、良い意味で掴みどころがない不思議な歌唱スタイルに成長してます。Tr.2「生きているより楽しそう」とか不気味なのに楽しくなりますし。怪しく不穏なサウンドも駆使して世界観を創るのが巧みな笹川真生さんが楽曲制作してる事も勿論大きいと思いますね。彼も歌唱参加したTr.7「ルフラン」をアルバムど真ん中に持ってきた構成からも、それを強く印象付けられました。新規曲は「デイネイ」「百年」が特に気に入っていますが、既存含むと「狂えない」がダントツで好き。そんな感じで緩やかに刺激を与えてくる、理芽 × 笹川真生の唯一無二の世界観が詰まったオルタナティブの名盤でした。


#3『Night walk』/ 大神ミオ

 VTuberグループホロライブ所属でゲーマーズのメンバー、"ミオしゃ"の愛称で親しまれる、大神ミオの1stアルバム。“夜”をテーマに制作されたコンセプチュアルな作品であり、DECO*27、堀江晶太、川江美奈子、MIMIといったコンポーザーをはじめ、自身で作詞作曲にも挑戦した全10曲を収録。
 昨年にリリースされた名曲「夜行通信」や「サヨナラは、まだ」から既にアルバムの構想はあったんだろうなぁと思いつつ、新たに+6曲を収録してコンセプトを完成させたのがステキだなと。"夜"って寂しくも冷たくもあるし、逆に輝くムードとか高揚感も生まれる特別な時間・空間で。そんな雰囲気や気持ちに応えたコンポーザーさんも流石。MVにもなったTr.3「ナイトループ」はDECO*27さんらしい、ラップも交えた遊び心ある流動的展開が最高でした。かなり好き。他にはライブ映えしそうな壮大なエモーショナルバラードであるTr.9「Sirius」、儚くも美しいピアノの旋律が沁み渡るMIMIさん作詞作曲のTr.10「溶けない結晶」も特に気に入っています。全体通して、お洒落でクールな楽曲から、しっとり系の優しい楽曲まであって大満足な1枚でした。歌詞や歌声からもミオしゃの明るさや優しさが滲み出ていますし。5周年記念ライブでも何曲か披露してくれているので是非ご覧ください。


#4『Tear-Gazer』/ 博衣こより

 VTuberグループホロライブ所属の6期生「秘密結社holoX」の研究者、博衣こよりの6枚目シングル。作詞:博衣こより・瀬尾祥太郎(MONACA)、作編曲:瀬尾祥太郎(MONACA)。11月28日に開催された2周年記念ライブにて初披露されました。
 等身大でネガティブな一面を表現しながらも、最後には力強く"絶対諦めない!!!"と叫ぶ、決意に満ちたキラキラエモーショナルロックナンバー。デビュー当時から配信お化けと言われる位に努力を積み重ねてきたこよりだからこそ、響くモノがありますね。泣きのギターソロ最高。


#5『Slap by Step』/ hololive ID 2nd Generation

 VTuberグループ「ホロライブ」のホロライブIndonesia2期生達による新曲。作詞:後藤涼輔・Muhammad Iqbal (ikkubaru)、作編曲:後藤涼輔。3周年を記念してリリースされました。
 周年を飾るユニット曲としての華々しさもありつつ、ライブを意識して盛り上げりを魅せていく展開が楽しい1曲。空気を一変させる3人の個性ある歌声を活かした歌割りが巧みで、ハーモニーも美しいです。インドネシア語と日本語両方収録されているのも凄いし、MVむっちゃ可愛い。


#6『驚異の魔法』/ 長瀬有花

 SEGAアーケード音楽ゲーム『CHUNITHM(チュウニズム)』書き下ろし楽曲として、ボカロP"いよわ"が作詞・作編曲を担当。ボーカルには音楽事務所RIOT MUSICのサブレーベル「汽元象レコード」所属のVsinger、長瀬有花を迎え、お馴染みのタッグとなりました。
 軽快なリズムにのせた奥深い多彩な音色と、捻りを加えたメロディが堪らない1曲。長瀬ちゃんの歌声に含まれる独特の脱力ニュアンスも相まって、このタッグは毎度の事ながら異常で唯一無二の中毒性があります。Bメロの休符差分が最高なのと、イントロ、アウトロ良すぎて無限ループ案件。


#7『新世界』/ 九九イチジクキュー

 個人勢として活動している、猫と歌をこよなく愛するVsinger九九の記念すべき初のオリジナル楽曲。作詞・作曲:九九、編曲:hybo。
 ゆらゆらと揺蕩うメロディが美しく、サビに向かってしっかり盛り上がりを魅せるドラマティックな展開が良き。サビも1番と2番、ラスサビとでニュアンスに変化を付けてるのオシャレですね。深みのある低音ボイスが魅力的かと思えば、音域を行き来する器用さに凄く惹かれました。


#8『箱庭ワンダーランド』/ 姫咲ゆずる

 VTuber事務所のりプロ所属1期生、姫咲ゆずるの記念すべき初のオリジナル楽曲。作詞・作編曲:いるかアイス。12月3日の3Dお披露目配信にて初披露されました。
 輝く星空やテーマパークのパレードなどを想起させるキラキラしたサウンドやメロディが半端ない1曲。別世界に迷い込んだかの様な徹底っぷりで、幸せな気持ちになれますね。ゆずるちゃんの優しい歌声も気持ちを自然と和らげてくれます。


#9『ねころびアナザーワールド』/ 寝衣火ねころびゆん

 個人勢として活動している、ギャップ最強系VTuber寝衣火ゆんの記念すべき初のオリジナル楽曲。作詞・作編曲:T-J。デビュー1.5周年を記念してリリースされました。
 Kawaii Future Bassなキラキラピコピコしてるサウンドのみかと思いきや、和風な香りが漂っているのも最高でした。サビメロもキャッチーでノリやすく、歌詞は1stオリ曲らしい個性を詰め込んだ自己紹介ソングにもなっていますね。純粋にゆるふわボイスも魅力的で不思議と元気が出てきます。


#10『未完成メテオ feat.鏡音リン』/ 響咲祢音ひびさきねおん

 サムライ・エンタテインメントの、ストーリー連動型のアンドロイドVsinger響咲祢音の3曲目となるオリジナル楽曲。作詞:なこたんまる・市瀬るぽ、作編曲:ura.ura、ボカロ調声:市瀬るぽ。
 近未来的サウンドが光、エモーショナルなメロディが気持ちいいフューチャーベース的な1曲。5分超に渡るドラマティックな展開の中、"きっと大丈夫だから"と、希望を届けるメッセージを歌声と共に確かに残してくれていますね。リンちゃんとの掛け合いも非常に綺麗でした。


#11『Starting Rain』/ ANiDoLL

 今年8月にデビューしたばかり、個人勢VTuberが寄り添ってセルフプロデュースしている4人組アイドルユニットANiDoLLの記念すべき初のオリジナル楽曲。作詞・作編曲:Diz。
 ギターの泣きメロを中心とした、胸を締め付けてくるエモーショナルなメロディが素晴らしかったです。不安な一面を魅せつつも、それ以上に野心に満ちた力強さが表現されており、4人の個性豊かな歌声からも気持ちが伝わってきました。これから成長して大きくなっていくストーリーを描いて欲しいなと思います。


#12『ネオンブルーアパタイト』/ 泡沫六花うたかたりっか

 個人勢として活動している、歌と語りの人魚系VTuber泡沫六花の記念すべき初のオリジナル楽曲。作詞:小鞠、作編曲:青木俊明。12月10日の誕生日を記念してリリースされました。
 讃美歌と云うか、聖堂とかで聴きたくなる様な輝く美しさに満ち溢れた1曲でした。めでたい華やかな雰囲気が漂いつつも、しっとりとしたメロディや六花さんの歌声からは非常に癒される要素も大きいのが魅力的だなと。2サビから即ラスサビに繋がる展開も好き。


#13『Don't Look Back』/ 箱乃なかみ

 個人勢として活動している、見習いピエロVTuber箱乃なかみの新曲。作詞・作編曲:HK PROJECT。デビュー1周年を記念してリリースされており、この曲の他に『WHIT∄ BOX』もリリースされてます。
 まさかのゴリゴリのメタルコアきて大歓喜の舞。むっちゃカッコよかったです。ヘヴィなメタルコアリフが奏でられ、ブレイクダウンでの強烈なシャウトも完璧。"むすんでひらいて~"と可愛いらしい一面や聴きやすい歌メロもあったのでギャップが愛おしい1曲でした。


#14『Encore』/ Meloco Kyoran

 にじさんじEN所属のバーチャルライバーMeloco Kyoran(狂蘭メロコ)の記念すべき初のオリジナル楽曲。作詞・作編曲:PrettyPatterns。デビュー1周年を記念してリリースされました。
 推しのオリ曲が遂に…!(泣く)オーケストラサウンドが際立ち、穏やかな光が差し込んで包まれていくような神秘的美しさ溢れる1曲でした。心の変化が綴られた詩的な歌詞と、心が浄化される優しく切ないメロディーが魅力的。メロコ様の深みある伸びやかな歌声もやっぱりステキでした、好き。


#15『個性』/ Awairo

 10月にクリエイティブレーベル『KAMITSUBAKI STUDIO』のSINSEKAI RECORDからデビューした、サウンドプロデューサー/作編曲家の雄之助と、シンガー/作詞家のWaMiによるユニットAwairoの2ndシングル。
 鮮やかにブレンドされた弾けるサウンドと自然と身体が揺れてしまうリズミカルでオシャレなメロディ、そんなメロディを美しく歌い上げる歌声が今回も最高でした。”ありのままに 君の形をみせて”と、WaMiさんの現代を生きる人々へのメッセージが綴られた歌詞も痛烈でステキ。


#16『メタモルフォシス』/ 電音部

 DJをテーマにした物語や、新進気鋭のクリエイターによるクラブミュージックを展開しているメディアミックスプロジェクト電音部のアキバエリア「外神田文芸高校」の新曲。作詞:Shinpei Nasuno、作編曲:Zekk。ボーカルはアキバエリアの東雲和音(CV.天音みほ)が担当。9月3日の電音部アキバ単独LIVEにて初披露された曲が遂にリリースです。
 東雲ちゃんのとんでもない変身を告げる攻めに攻めたエモーショナルで激アツなナンバー。いやぁ…電音部壊れちゃった!1stドロップも十分エグイんですが、2ndドロップが高速音ゲーコアすぎて笑いが止まりませんでした。ヤバすぎる、最強。年明けの電音部EXPOで浴びれるのお楽しみすぎです。


#17『私は、私達は/ももいろの鍵』/ MORE MORE JUMP!

 音楽ゲーム『プロジェクトセカイ』に登場するユニットMORE MORE JUMP!の7thシングル。原曲は既にリリース済みでしたが、彼女達が歌うフル尺はこれが待ちに待ったリリースとなりました。
 Guianoによる「私は、私達は」は、繊細で立体感のある音作りと共に、徐々にスケール感ある変化を付けていくGuiano節が炸裂したドラマチック展開美が魅力的。3月にも紹介済みですが改めて名曲だなと思いました。いよわによる「ももいろの鍵」は、リズミカルなジャズロックテイストながら不規則で中毒性あるサビメロが堪らないですね。ラスサビまでの間奏も神。モモジャンの可愛いくてカッコイイ歌声も最高でした。


#18『Seeing Red』/ Architects

 UKを代表するイングランド出身のメタルコアバンドの新曲。昨年10月にリリースした10thアルバム『the classic symptoms of a broken spirit』以来初。
 前作が正直うーん、と云った感じだったんですが、再びアタック感の強いパンチの効いた曲が来て嬉しい限り。ニューコア路線になった要素は勿論残っていながらも、ハリと輝度の高いギターリフの鋭さやグルーヴ感はやっぱ好きだなと。とびっきりのメロシャウトで〆てくれたのも最高。


#19『Unravel Me』/ Seeing Things

 チェコを拠点に活動するニューメタルコア/デスコアバンド。コレで今年5枚目になりますね、相変わらずコンスタント。
 ハイスピードで攻め立てる不協和音とグルーヴィーな重低音に加えて、今回は時たま顔を魅せるガバキックが特徴的。ハードコアテクノらしからぬビルドアップ⇒ブレイクダウンと最強の流れもあって最高でした。ワイルドなのにスタイリッシュなメタルコアスタイルが大変良きです。


#20『ACIDGLINT』/ Earthists.

 東京を中心に活動するDjent/プログレッシヴ・メタルコアバンドの新曲。今年はこれで3曲目となるリリースですね。
 ハードスタイルキックが印象的で、こう来たか…と少し驚きはありつつも、疾走感とキャッチーさはEarthists.らしさも残っていたなと。HAILROSEもこの手のミックスしてる印象が強いんですが、Earthists.は音のバリエーションや差し込み方多彩で遊び心あるアレンジが巧みですね。オシャレ。


―――以上、12/4~12/10はアルバム2枚、シングル18枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!

※先週の新曲感想はこちらから。

#ライブレポート

【12/6 1st兎田ぺこらいぶ『うさぎ the MEGAMI!!』@有明アリーナ】

ぺこら…貴女が最強だ…。

 VTuberグループ「ホロライブ」所属の3期生、兎田ぺこらの1stソロライブに行ってきました。今年2023年が兎年…つまりぺこら年と云う事で、1月から様々な企画を行ってきた全人類兎化計画のフィナーレとして、先週リリース11月27日にリリースされたアルバム『うさぎ the MEGAMI!!』を引っさげた上で開催されたライブです。会場が有明アリーナと大きい事もあり、無事チケットを握って現地参加する事ができました。
 配信用の無料チラ見せ枠だけでも、現地の雰囲気が伝わってくると思うので、是非視聴して欲しいなと思います。

 開演前から影ナレと共にぺこらの声が聞こえ、テンションが上がり、ぺこらコールなんかも起きて、まだかまだかとファンは準備万端な様子でした。
 暗転すると、OP映像後に「ラララララビット!!」⇒「最強女神†ウーサペコラ」⇒「サインはB」と初っ端からガツンと飛ばしていく楽曲を披露。ファンの声出しもクソデカでバッチリ。特にウーサペコラは楽しみにしていたの で、やっと現地で「ぺこちゃーん!」って叫んで跳んで狂えて最高でした。
 MCでも、やっぱり緊張はしながらも、それ以上にファンの声援に喜ぶぺこらの姿が見えて嬉しかったです。ヤバくない?!ヤバ!!って連呼してるのギャルみたいで笑いましたねw
 そんな笑いにも包まれた雰囲気の中、"全人類兎化計画のフィナーレです、兎化を成功させるぺこー!"の掛け声と共に、「全人類 兎化計画!」を披露。今年1月この曲から始まったんだよなぁと、しみじみしながら声出しして楽しみました。先のMCでも説明がありましたが、ペンラの色やコールなどがステージに表示され、ライブ初心者さんへの配慮が行き届いており良かったなと思いました。このお蔭もあって本当に盛り上がってた。

 続いて、事前にもアナウンスされていたゲストとして、同じく3期生の仲間、不知火フレア、白銀ノエル、宝鐘マリンが駆けつけてくれました。ふーたんとは「全力ジャンピング!」、団長とは「リリカルMonster」、船長とは「I'm Your Treasure Box(通称マリ箱)」と、それぞれのオリ曲をぺこらが一緒に披露。3人ともうさ耳を付けて、歌ってダンスしてくれたのがむっちゃ可愛かったですね。今日しか見れない光景だったかもしれません。4人全員では軽く早口言葉ゲームやファンとのやり取りなんかもして、全員揃ってまさかの「Blessing」を披露。泣ける曲だし、歌詞の”ここに集えた奇跡ありがとう“が刺さりましたね…。

 3期生とお別れをした後は、神々しいキービジュアルのムービーが流れ、女神姿になったぺこらが登場。ステージセットも聖堂に変わり、窓から景色が見えたり、光が差し込んだりして綺麗でした。バラード曲「キミと見たい景色」と、カバーで「ハルカ」「神っぽいな」、オリ曲「昇天直前 Love it LIVE」まで披露。「キミと見たい景色」は唯一のバラード曲なので、しっとり歌い上げる姿とエモーショナルな雰囲気を堪能できて良かったです。そんな雰囲気からまた徐々に盛り上げて「昇天直前 Love it LIVE」はコールモリモリソングなのもあり、会場は熱気をすぐに取り戻していきましたね。

 最後のMCでは、自慢の女神衣装をみんなに魅せたり、ファンとのコーレスを何度も楽しんだりして、早い事に本編ラストを予告。〆曲に選ばれたのは「ぺこらんだむぶれいん!」、ぺこら初オリ曲ですね。サビメロがマジでノリノリになれる楽しい曲なんですよ。ダンスも可愛かった…。

 暗転後はアンコールの声援がすぐに発生し、ぺこらが登場。まだ披露していなかったオリ曲「いいわけバニー」と、カバーで「君の知らない物語」!「いいわけバニー」は最強ライブ曲だと確信していたので、やっと現地で聴けて嬉しかったですね。好きすぎる。そんで、「君の知らない物語」はイントロで変な声でた。神すぎる。物語(ストーリー)繋がりの選曲だと思うんですが、星空ステージ綺麗すぎたし、歌詞の”言わなかった言えなかった“がこの後の想いに繋がったのもマジで良かった…。
 と云うのも、ぺこらが手紙を書いてきてたんですね。口下手でいつもはあまりちゃんと言えないから、事前にと。本当に想いが詰まった文章で、本人もやっぱり途中涙を堪えきれずでしたが(勿論こっちも涙)、ファンの声援にも応え最後までしっかり伝えてくれました。「hololive 1st fes. ノンストップ・ストーリー」で、ぺこらが"ライブって最高!"って気持ちが沸いた事が、このソロライブのキッカケだったって話が印象的で。その気持ちをこの日まで大切に育てて共有したくて実現させた事に胸が一杯になりましたね。手紙の最後は、○○してくれてありがとう。の連打だったのもあり、マジで半泣き状態でした。こちらこそ本当にありがとう。

 そんな涙の雰囲気で終わることなく、アンコールラストは待ってました「兎座ストーリー」。ぺこらも最高の笑顔で歌っていたし、ファンもクラップに声出しに全力を出し切りましたね。エンディングにも相応しい雰囲気で、"その先の道で いつだって 君の笑顔を見ていたい!"など歌詞にもある様に、ここでぺこらの物語は終わらず、寧ろ始まっていくんだと、改めて想いを一つにしてライブは幕を閉じました。

 とゆーことで、もうぺこらが最強です、ガチで楽しかった。セトリやパフォーマンス、手紙など、このライブ全体を通して、普段の配信者ぺこらとしての逞しい一面は勿論、そうじゃない一面を沢山見れて良かったなと。笑顔あり涙あり声出しありで、現地らしい素晴らしいライブ空間が完成されていたと思います。いつかまた2ndがある事を願って…!改めて、最高のライブをありがとうございました!


【12/9 Trio Colors Odyssey@東京国際フォーラム ホールA】

お土産が家宝すぎる…

 ボカロPとして活躍するOrangestar、かいりきベア、みきとPの3人をフィーチャーした、オーケストラ&バンドライブ「Trio Colors Odyssey」に行ってきました。舞台はオーケストラとバンドで構成し、ボカロP自身も奏者/歌唱者として参加。イベント総合プロデューサーには、ピアニストとしても活躍する事務員Gを迎えて開催が実現しました。
 3組とも好きな方だったのと、本人登場&オーケストラが初の試みと云うのに惹かれてチケット取りましたね。Orangestarさんは特にライブ行ってみたいなーと思ってましたし。

 結論、あまりに貴重すぎる幸せな時間と空間でした。2時間あっという間だったので、もっと聴いていたい気持ちも凄くありましたが、それでも満足感と感謝の気持ちで一杯でしたね。セトリについては上記画像を参照していただければと思います。

 トップバッターは、“Orangestar”。歌い手には夏背かせさんと、遼遼ハルカリョウさんが参加。まさかの初っ端に驚きで、しかも「Surges」スタート。大好きな曲が来た嬉しさと、迫力あるオーケストラの演奏に圧倒されて、なんか気付いたらずっと涙ぐみながら鑑賞してました。夏背さんと遼遼さんのハーモニーも感情揺さぶってくる歌唱でヤバくて…。美しい透明感、清涼感ある音像が魅力的なOrangestarさんですが、オーケストラで限界まで厚みも増して本当に美しかったです。2020年に活動再開の狼煙を上げたナンバーである「Henceforth」も元から管弦サウンドが特徴的だったので特にオーケストラ映えしてて、ずっと聴いていたい位でした。MCでは、Orangestarさん凄い口下手で、事務員Gさんに"最近アルバムを出したと思うんですけど、ここを考えて作った、みたいなところは?"って聞かれた際には、"そうですね、色々考えて作りました"とだけ回答し、夏背さんに"嘘でしょそれだけ…?"と笑いが起きる空間になってましたw でも、そんな感じが如何にもクリエイターだなぁと個人的には感じましたね。ラストでも初めての曲振りを急に任せられ、"えー…いつもの最後の曲です"と云う彼らしい振りで、アルバムの〆曲でもある「快晴」で清々しく〆てくれました。


 2番手で登場したのは、"かいりきベア"。歌い手には、宮下遊さんが参加。結構激しい曲が多いので、どうやってオーケストラアレンジするんだろ…と、どうやらご本人達も同じ事を思ってたみたいですが、見事なアレンジが完成しており、流石プロ!と感心…。「アルカリレットウセイ」のサビとか特に映えでした。かいりきベアさんのパフォーマンスは、「アイ情劣等生」がダントツで凄くて、メタルの波動をビシビシ感じたんですよね。ブレイクダウンでの両足の拡げ方とか、ギターソロでの"俺を見ろ!"感溢れるギラギラしたステージングまじでカッコよかったです(ライブ後に調べたらやっぱりだった)。MCでは、宮下さんと漫才みたいなやり取りしてて、”今年は新曲リリースしてないんですけど…"みたいな自虐ネタを謎に擦ってて面白かったですw ラスト2曲は「ベノム」⇒「バグ」とか云う最強ツートップを持ってきて、宮下さんも序盤から観客への声出しを促したりとしてくれていたので、良い意味でオーケストラらしからぬ盛り上がりでした。ライブバンドか?ってくらい最後まで全力パフォーマンスだった2人の姿が脳裏に焼き付いています。まじで楽しかった。


 ラストを務めたのは、“みきとP”。歌い手には、室田夏海さんが参加。今年1月に開催された星街すいせい2ndライブでのスペシャルゲストとして見た以来ですね。今年の曲である「Who are」からのスタートではあったんですが、終わってみると「小夜子」「アカイト」など昔の曲もやってくれて、素晴らしいセトリで嬉しかったです。みきとPさんの楽曲が持つ落ち着く心地良さを更に引き出すオーケストラアレンジの数々からも、相性いいなぁと。MCでも事務員Gさんが8年前?くらいからみきとPさんにオーケストラでやりたいと話を持ち掛けていたそうで、夢が実現したと拍手も起きていました。歌い手として今回参加してくださった、室田夏海さんもみきとPさんがTwitterでボーカルを募集して選ばれた方との事。みきとPさんが"物凄い数が来てビックリ"と言ってて、"そりゃそうw でもその手があったかと感心した"と事務員Gさんに褒められてました。その後は、人気曲である「ロキ」や「少女レイ」も披露して、室田夏海さんとみきとPさんの掛け合いやハーモニーを思う存分堪能できて最高でした。「少女レイ」はやっぱ名曲…。

 最後には出演者さん全員がステージ上に揃い、手を繋いで、"ありがとうございました!"と観客の拍手に包まれながら幕を閉じました。

 改めて、最高のライブでしたね。圧倒的オーケストラのパワーも借りた夢の3マン、本当にありがとうございました。事務員Gさんもまたやりたい!と話されていたので、同じメンツでもいいし、他のボカロPさんでもいいので、開催される事を願っています。必ず行くので。

 では今回はこの辺で。また来週お逢いしましょう!


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