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今週の良かった新曲感想【9/25~10/1】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。9/25~10/1リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『紙ヒコーキガール』/ ChumeNote, 結目ユイ

 エンターテインメントの次世代のカルチャーを創るマネジメント事務所「USAGI Production」による、VTuberオリジナル楽曲コンプリート・ベストアルバム第2弾『VirtuaREAL BEST.02』に新規曲として収録される1曲。ボーカルはChumeNoteと結目ユイが担当。作詞・作編曲:filmiiz。
 聞いていると自然と気分が晴れてくる様な軽快で爽やかな1曲でした。展開はシンプルながら、ボーカル2人の掛け合いやハーモニーもレパートリーが多く楽しめるし、どれも本当に心地良い。これ聴きながら青空の下散歩したいですね、足取り軽くなる。


#2『虹色の魔法』/ 凪原涼菜

 音楽事務所「RIOT MUSIC」サブレーベル「Meteopolis」所属のVsinger凪原涼菜の6曲目となるオリジナル楽曲。作詞:Marcia、作編曲:ラムシーニ。9/9の3周年記念ライブにて初披露されました。
 キーボードの旋律が際立ち、リズムもとても複雑なジャズテイストな1曲。複雑だからこそクセになってくるメロディラインが魅力的で、涼菜さんも歌うの大変だったと思うんですが、甘美で繊細な歌声が気持ちよく絡んできてとても良かったです。強弱のつけ方が本当に丁寧。


#3『暗黒街の記憶 ~Fated Rendezvous~』/ Fiona Clearesta

 インドネシア出身の個人勢として活動しているVTuber、Fiona Clearesta(フィオナ・クラレスタ)の初?となるオリジナル楽曲。ボカデュオチームNyxtoriaとのコラボで、作詞:Yutsuri・Ardiemerde、作編曲:Fahr。
 民族楽器のサウンド鳴り響く幻想的な雰囲気が素晴らしく、徐々にテンポに上げて駆け抜ける展開もカッコイイ。ストリングスやピアノもあるのに、間奏のノリがハードコアテクノのそれになるのも面白いですね。美しい高音域を持つ歌声で日本語詞も可愛らしく歌えていて非常に良き。


#4『XIII』/ GORE-GIRL PROJECT

 イラストレーター幽妃-yuki-によるデスメタルから誕生した"グロかわいい"がコンセプトのキャラクターシリーズ「ゴアガール」の音楽プロジェクト 「GORE−GIRL PROJECT」の1stシングル。楽曲制作にはEUGEN/ユージン主宰の同人サークル「Eugenics Scarlet Divinity」、ボーカルにはVsingerであるエレジア・モネが参加。
 以前よりチェックしていた方々がこう集結するか!といった激アツ展開で、ちょいブルータル寄りのデスメタル最高でした。ギターソロも思わずメロイックサイン。残忍かつ妥協なきサウンドを畳み掛け、それに負けじと攻めてくるモネの美しくパワフルな歌声は完全にメタルシンガーでした…。


#5『salvia』/ Nornis

 にじさんじ所属バーチャルライバーの町田ちま、戌亥とこによるユニット『Nornis』の2ndシングル。リード曲は作詞:堀江晶太、作編曲:Masahiro "Godspeed" Aoki。Netflixアニメ『グッド・ナイト・ワールド』のエンディングテーマとして起用されました。
 “Flowers of Hope”をコンセプトに花言葉の意味も含め、希望や前向きになれる気持ちが込められた1曲との事で、確かに壮大で力強いサビメロが印象的でした。朝日南アカネが卒業して2人となっても美しいハーモニーを聴かせてくれるNornisの新しい在り方にも安心しました。年末のにじさんじフェス前夜祭で観に行けたら嬉しいなと思ってます。


#6『扉』/ VΔLZ

 にじさんじ所属バーチャルライバーの弦月藤士郎、長尾景、甲斐田晴によるユニット「VΔLZ(ヴァルツ)」の新しいオリジナル楽曲。作詞:宮川依恋、作曲:尾崎豪、編曲:尾崎豪・曽木琢磨。
 爽やかなバンドサウンドで疾走感を以て王道を往くロックナンバー。歌詞には未来への期待感に溢れ、キーボードが良いタイミングで聞こえてくるのも小気味いい。あとはやっぱり3人の歌が前面に出てて素晴らしいですね、明るく伸びやかで力強いのが男性シンガーとして本当に魅力的。Cメロでシンガロングできるパートもあってライブ映えしそうです。


#7『Aster』/ 常闇トワ

 VTuberグループ「ホロライブ」所属の4期生、常闇トワの記念すべき1stフルアルバム。今年2月にリリースした「ライメイ」を始め、buzzG、Cö shu Nie、keeno、niki、Q-MHz、t+pazolite、かめりあ、ぼっちぼろまる、ユアネス、ゆよゆっぺなど豪華作家陣がかきおろした新曲全12曲を収録。
 トワ様の魅力が詰まった集大成的な1枚に仕上がっていましたね。パワフルなロックから、爽やかなポップ、セクシーなEDM、美しいバラードまでいろいろなジャンルを歌いこなして魅せるボーカル力も改めて実感できました。アルバムタイトルの『Aster』だけでなく、収録曲や歌詞にも花に因んだものが多く、彼女が花を咲かせる為に打ち勝ってきた想いや、逆に咲かせなかった時の想いまで、ありのままが多く表現されていたと思います。新規曲だとTr.9「Antares」が良かったですね。箱外の方とコラボが多いトワ様らしく、箱内外から9名のゲストがコーラス参加したエモーショナルなエンディング曲でした。あと彼女の1stオリジナル曲「Palette」ぶりとなるniki作のTr.11「Twilight」も泣きを誘うメロディが最高でした。ただ、収録曲の中で頭一つ抜けて大好きなのはやっぱりTr.8「サンビタリア」。トワ様にしか表現できない、重厚感ある低音と突き抜けるような高音を行き来できる音域の広さに圧倒されるドラマティックでエモーショナルなパワーパラード。10月13日に開催される1stソロライブのチケットは残念ながら取る事ができなかったんですが、いつか「サンビタリア」だけでも現地で聴ける日が来たら嬉しいなと思います。


#8『Launchvox』/ 長瀬有花

 音楽事務所RIOT MUSICのサブレーベル「汽元象レコード」所属、Vsinger長瀬有花の新ミニアルバム。初タッグとなるパソコン音楽クラブをはじめ、mekakushe × 笹川真生との共作や、佐藤優介の提供曲が収録。また、今年1月よりスタートした6ヶ月連続リリース楽曲の中からも、いよわ、ウ山あまね、広村康平(ペペッターズ)と制作した楽曲を含む全7曲が収録。
 『Launchvox』は食材が豊かなお弁当のように、いろんな素材を組み合わせて作られた新しい音楽ジャンル「Bento Wave」が由来した言葉遊びとの事。Tr.2「プラネタリネア」を4月に聴いた時に衝撃を受けたんですが、カットアップやコラージュのように音やジャンルを切り貼りしたような情報量の多い音楽性が特徴ですね。どの曲を聴いても前衛的でカオスかと思えば、懐かしくストレートに感じる部分もあって。長瀬ちゃんの歌声にある独特のニュアンスも相まって謎の中毒性があります。mekakushe × 笹川真生によるTr.7「宇宙遊泳」はシューゲイザーとエレクトロニカを混ぜた幻想的なサウンドスケープが強烈なのに、メロディと歌詞はとても身近に感じる世界観が素敵でとても気に入っています。総じて「日常と非日常」「今と昔」「リアルとバーチャル」などの狭間にハシゴを掛けてくれる様な素晴らしいアルバムで、だららこそ初めての音楽体験ができる満足感しかない1枚でした。


#9『DODEKAMBITIOUS』/ ドデカルテット

 「ドデカミン」×「#ホロライブ」 キャンペーンにて販売本数400万本を達成した記念楽曲。ボーカルはホロライブ所属の大空スバル、さくらみこ、猫又おかゆ、兎田ぺこらが参加。作詞・作編曲:Medansy。
 Medansyさんは先日夏色まつりちゃんのオリ曲でお見かけしたばかりなので、もう完全に作家性を掴みました。オタクの心を掴むのが巧すぎる!天才。チアガール(応援団?)を意識してかスカパンクバンド要素もありつつ、ピコピコの電波ソング要素もありつつ、本当に賑やかで楽しくノレるポイントが多い。歌割りも花丸。これ聴いたら一瞬で元気になります。


#10『Knock Knock』/ 來-Ray-

 アーティストのVirtualとReal(「虚構」と「うつつ」)を発信していく「STUDIO KyoU」所属の“來-Ray-”の新曲。作詞:YAMAAD、作曲:YAMAAD、編曲:YAMAAD・山田淳平。
 ゴスペル、R&Bなどを合わせ持ったオシャレでグルーヴ感のあるジャズロックナンバー。細かく刻まれるリズムは思わず自由に身体を揺らしたくなるし、來-Ray-のラップも含め言葉感が気持ちよく伝わってくるのも良き。あと語尾のニュアンスの付け方がカッコイイです。


#11『欠落』/ 二ノ宮はぐ

 同じくアーティストのVirtualとReal(「虚構」と「うつつ」)を発信していく「STUDIO KyoU」所属の“二ノ宮はぐ”の新曲。作詞作曲:YAMAAD、編曲:YAMAAD・山田淳平。
 繊細で甘美なギターリフから始まる神秘的なエレクトロロックナンバー。Aメロからサビに向けて徐々に力強く展開していく様もカッコよくエモーショナル。重厚なサウンドが拡がる中で、二ノ宮はぐのハイトーンボイスが感情と共に突き抜けてくる感覚も非常に良かったです。


#12『Canopus』/ ノア・ポラリス

 個人勢として活動する、旅人の道標とされる北極星"ポラリス"を司る天使VTuberノアポラリス、2ndオリジナル楽曲。作詞・作編曲:いーつ。
 8月に公開された1stオリ曲に続き、今回も良き!!小気味良くツボを突きいてくるグルーヴィーなリズムと、繰り返されるフレーズのグラデーションが美しい。相変わらず深みのある歌声に吸い込まれるし、星空が目に浮かぶるキラキラエッセンスに合わせたボーカルエフェクトも効果的。


#13『空の先』/ RineiroN

  4人組バーチャル楽曲派アイドルグループ"RineiroN -りねいろん-"の4thシングル。作詞:笹百合ねね、作曲・編曲:DJ Noriken。活動1周年を記念してリリースされました。
 DJ Norikenは反則やろ…。ハードコア×Future bassといった感じで柔らかさと可愛らしさが前面に出た1曲でした。サウンドメイクの質感や空間系の拡がり方は流石の気持ち良さ。4人もアイドル性全開でありながら安定した歌唱力で、ハーモニーもリズミカルに歌われてて聴き心地が良かったです。


#14『Horologium Florae』/ 花鋏キョウ

 バーチャルタレント事務所「Re:AcT」所属、花鋏キョウの自身2枚目となるEPが満を持してリリース!フィジカルは8月30日に発売済みで既に聴いていたんですが、サブスク解禁されたのでやっと紹介。本EPは"時間"をテーマにしたコンセプトEPとなっており、そのタイトルは花時計の意。
 名盤です。新規曲は上記MVのTr.1「imaginaly」とRemix2曲にはなるんですが、やっと音源化された楽曲達はどれもハイクオリティだったので自然と素晴らしいEPになりました。kamome sano作のTr.1「imaginaly」はキョウちゃんの透明感ある歌声を更に引き立たせる輝くサウンドが美しいダンサブルなナンバー。また、2021年末に公開されたNUU$HI作のTr.2「intention」も遂に音源化。幻想的でクールな ベースドロップが最高にブチ上がる1曲で大好きです。そして、忘れてはならない活動休止明け後の2022年5月8日に発表した名曲「Under」と、その夜明けから朝に繋がる楽曲として制作された「Purple」も収録。心地よく穏やかなメロディと夜と朝の空気感を是非味わって欲しいです。計4曲改めてキョウちゃんの止まっていた時間が動き出す、リスタートの決意を強く感じられる1枚になっていたと思います。Remixも彼女が好きなK-POP風EDMアレンジが超カッコイイので是非。


#15『轟々爛々』/ えのぐ

 鈴木あんず、白藤環、日向奈央の3名によるVRアイドルグループえのぐの新曲。3人新体制となってからは2枚目のシングル。8/26に開催された【大絶響祭 2023 SUMMER 「轟々爛々」】にて初披露されました。
 現地で初めて聴いた時も超楽しかった2曲。「SUN HIGH SUMMER!!!」は夏フェスでの盛り上がりを意識したであろうパーティーチューン。南国気分になるサウンドと3人の活気ある歌声が魅力的。「ヴァーチャルバーサーカー」は新たなえのぐ流ロックナンバーでバキバキベースラインと和楽器の色気がありつつも、しっかりパワフルなメロディが畳み掛けてきます。どっちもライブ曲すぎるので、これからも大活躍してくれるはずでしょう。


#16『Lamy*Love♡Fest☆』/ 雪花ラミィ

 VTuberグループ「ホロライブ」所属の5期生、雪花ラミィの3枚目のオリジナル楽曲。作詞・作編曲:おぐらあすか(Hifumi,inc.)。9月29日の活動3周年ライブにて初披露されました。
 歌が苦手だと言っていた娘がこうやって楽しそうに思いっきり自己紹介ソングを歌っている事がまず感動。持ち前の色々な歌声を披露しつつ、ファンには堪らない歌詞をキャッチーに歌い上げてくれてます。ギターソロあるくらい熱狂できるし、合いの手を入れられる箇所も多いのでライブ映え間違い無しですね。


#17『未来サーチ』/ TrisFlap

 agehaspringsがプロデュースする音楽ラボ"agehasprings The Lab." のスタートアップレーベル as gig labels発のコミュニティメンバーが主体となるプロジェクト「ONLY VOICE」のVsingerガールズグループの1stオリジナル楽曲。作詞:armor、作曲:岡田誉也、編曲:秋浦智裕。
 後述するトゲナシトゲアリもagehaspringsなので最近キテますね!純粋に曲が良すぎる。爽やかな情景が浮かぶサウンドスケープ、キャッチーで勢いのあるメロディがしっかりと耳に残ります。3人の歌声も質感が全く異なり、味わい深いです。MVは何故か1分しかないんですが、サブスクだと3分近く聴けるので是非。


#18『One Step At A Time』/ Alohaii & Miori Celesta

 海外の数多くのVTuber達をフィーチャーし楽曲制作するアメリカのトラックメイカーAlohaiiの新曲。今回は個人勢として活動するVTuber、Miori Celestaをフィーチャー。
 何度目かのお馴染みタッグですが、今回も良かったです。イントロから響き渡る、明るく涼しげなギターの音色が美しすぎる。夏のビーチ沿いの空気感が隅々まで広がっており、サビメロはどこか寂しげでグッと来ますね。セレスタちゃんの透明感に溢れた儚げな歌声も耳馴染みが非常に良き。


#19『P-KATSU』/ P丸様。

 YouTubeやTikTok等の動画投稿サイトで活動中のマルチエンターテイナー、P丸様。の新曲。作詞:真崎エリカ、作曲:矢鴇つかさ(Arte Refact)、編曲:河合泰志 (Arte Refact)。9月30日に迎えた誕生日を記念してリリースされました。
 ゲームサウンド際立つ楽しくて可愛いキャラソン的な仕上がりで、推し活に自身を掛けた歌詞も爽快さと愛に満ちておりP丸様。らしいなと。ラップ調のパートも含め難なくエネルギッシュに歌えるのも彼女ならではで、独特の声質とリズムが気付いたらクセになってる事間違い無し。因みにサブスクは10月25日に解禁予定。


#20『黎明を穿つ』/ トゲナシトゲアリ

 東映アニメーションが製作するオリジナルアニメ、ガールズバンドプロジェクト『ガールズバンドクライ』にて、オーディションにより結成された5人編成のガールズバンド「トゲナシトゲアリ」の3rdシングルのカップリング曲。作詞:キクイケタロウ・Mumei、作曲:キクイケタロウ、編曲:玉井健二・大西省吾。9月14日の公開練習ライブにて初披露されました。
 公開練習ライブで聴いた時から待望だったので嬉しい。どこか宙ぶらりんな陰鬱でアングラ感のある1曲なんですが、だからこそ鋭く突き刺さってくるメロディが最高。ボーカル理名さんの歌声の牽引力も凄い。2番はサビに行かずキレキレの演奏からラスサビへと繋ぐ構成も見事でした。


#21『NEO』/ じん

 ボーカロイド"初音ミク"を中心としたメディアミックスプロジェクトである"プロセカ"こと、『プロジェクトセカイ』の3周年アニバーサリーソングとして書き下ろされた、じんさんによる新曲。
 サウンドメイクは奥行きあるキラキラ系で昨今のじんさんらしい印象、メロディは逆に昔の切なくも力強さが一気に押し上げてくるセンチメンタル系で、つまり最高でした!感情の軌跡を感じる歌詞、溢れ出る青春感がもう堪らないですね。実はプロセカを遂に今年細々と始めていたので、ライブにも行ってみたいなと思ってます。


#22『Blameless』/ If Not For Me

 アメリカペンシルバニア州ハリスバーグを拠点に活動するポストハードコアバンドの新曲。今年はコレで3曲目。昨年リリースされたデビューアルバム『Eulogy』は年間ベストにも選出しました。
 少しテイストが変わり、オルタナティブロック要素が入ったエレクトロミックスな感じがオシャレでカッコよかったです。スクリームでの激しいパートと、クリーンでの優艶なパートとのコントラストも美的センス高いなと唸らせてくる。改めて展開美で魅せてくるバンドだなと思いました。


#23『The Poetic Edda』/ Synestia, Disembodied Tyrant

 アメリカ出身のシンフォニック・プログレッシヴ・デスコアバンドの4曲入りスプリットEP『The Poetic Edda』からのシングルカット。各トラックは両バンド共同で制作しており、これで半分公開された事になります。
 今回も圧巻でしたね。展開が「そうくるか!」って感じで天才的。スピード感あるストリングスが煽る緊張感から、それを打開してくるブルータルリフとブラスト、スクリーム。急に一瞬くる"無音"のアクセントも素晴らしい。ピロピロギターで昂まり壮大になってきた~!かと思えば、最後は思いっきり突き落としてくるブレイクダウンも最高でした。完璧。


#24『Soul Elegy』/ Termina

 イングランド産プログレッシヴ・メタルコアバンドMonumentsのVo. Andy CizekとYouTuberミュージシャンNik Nocturnal、Oceans Ate Alaskaの Dr.Chris TurnerによるメタルコアプロジェクトTerminaの2ndアルバム。
 普通に良盤で、確実にデビューアルバム『Dysphoria』は越えてきた印象。新たに加わったDr.Chris Turnerの存在がやっぱりデカい。流石手数の多い巧みなドラムワークで、全体に生まれるグルーヴも心地良いものでした。Vo. Andyの凄まじいスクリームと綺麗なファルセットクリーンなど幅広いボーカルワークの美しさは相変わらず神秘的でファンとしては最高でした。また、今回はLeft To SufferのVo. Taylor Barber、NorthlaneのVo. Marcus Bridge、Brand Of SacrificeのVo. Kyle Anderson、日本からもKnosisのVo. Ryo Kinoshitaなど多くのフィーチャーリングゲストがいるのも特徴的。厚い人脈が窺えると共に、ゲストに合わせて(音楽性が反映された?)アレンジを加えたモダンメタルコアが展開されて面白かったです。Nikらしいと云うかブレイクダウンではかなりのレパートリーがあったなと思います。


―――以上、9/25~10/1はアルバム3枚、EP1枚、シングル20枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!

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