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今週の良かった新曲感想【8/14~8/21】Part1

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。8/14~8/21リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。
 ※今回ボリュームが凄いので、記事を2つに分けております。Part2の方も是非。


#1『きみのためのアマイせかい/ダウト』/ 獅子神レオナ

 バーチャルタレント事務所「Re:AcT」所属、獅子神レオナの5枚目となるシングル。6月に行われた4thLIVE『言の葉』のコンセプトにちなんだ天使と悪魔をテーマにした楽曲の両A面。8月16日の獅子神レオナ生誕祭2023ライブでも披露されました。
 Tr.1「きみのためのアマイせかい」は作詞・作編曲:烏屋茶房。神聖で怪しげな雰囲気の中、確かなビートが刻まれていく1曲。レオナちゃんの魅惑的な歌い方がかなり好み。Tr.2「ダウト」は作詞・作編曲:葵木ゴウ。軽快な疾走感あるギターロックチューンで、どこか切なげな印象も与えてくれるキャッチーなメロディが魅力的です。


#2『サイマティクス』/ むくろリノア

 昨年4月にデビューしたばかり、個人勢として活動している死神系VTuber骸リノアの記念すべき初のオリジナル曲。作詞・作編曲:Osanzi。昨年11月に実施したクラウドファンディングで見事350%越えを達成し制作され、今回デビュー1周年を記念してリリースされました。
 Osanziさんらしい鮮明でキレキレのサウンドがクールに鳴り響くベースハウス系の1曲に仕上がっており、カッコイイ歌声とも相性ピッタリ。リズミカルに歌いこなしてて、音域も広く確かな歌唱力を感じますね。高音が綺麗で好きです。フルアニメーションMVもカワイイ。


#3『Underdrain』/ Albemuth

 クリエイティブレーベル「SINSEKAI STUDIO」所属のVsinger"存流ある" と "明透あす"によるユニットAlbemuthの新曲。作詞・作編曲:鬱P。こちらはAlbemuth黑としてリリースされ、対となる皓としては香椎モイミが作詞・作編曲を手掛けた「星月夜の調べ」も同時リリースされました。
 ダークさに拍車をかける“重さ”をメタルで表現してきましたね。スローテンポから徐々にメロディラインが前面に出てきて、思わず拳を掲げたくなる力強いサビメロがとても好み。2人だからこそ生み出せる神秘的で妖艶なハーモニーも非常に美しく、激重サウンドだからこそソレが映える仕上がりになっているなと思います。


#4『祭壇』/ V.W.P

 クリエイティブレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」所属のバーチャルシンガーである花譜、理芽、春猿火、ヰ世界情緒、幸祜が集結したバーチャルアーティストグループV.W.Pの12枚目シングル。作詞・作編曲:カンザキイオリ。8月23日に発売が迫った1stアルバム『運命』にも収録予定。
 元は4年前の花譜1stワンマンライブで初披露された曲であり、そこから月日を経て今度はV.W.Pとして完成。「魔女」から何曲も歌ってきた系譜曲の重要なメロディや歌詞が随所に散りばめられており、これ以上ない壮大で感動的なエンディングソングになっていました。終わりであると同時に何かが始まる予感をさせる力強さもあったのがとても勇気をもらえますね。来年1月13、14日にはV.W.P 2ndワンマンと花譜4thワンマンライブが決定。歌詞にも“新時代の幕開け”、”新時代の証明”とあるように、今後も彼女達から目が離せません。


#5『夏雨』/ パン野実々美

 YouTubeや配信アプリで活動中、昨年度高校を卒業したネット発シンガー"パン野実々美"の新曲。作詞:パン野実々美・若林とも、作曲:若林とも、編曲:清水“カルロス”宥人、宮崎京一。
 名曲。ピアノの旋律と流麗なストリングスが美しく鳴り響くバラードソング。終盤にかけて盛り上がりを魅せる曲展開と、併せてショートストーリーを読んだ感覚になる切なげな歌詞も凄く良いです。何より実々美ちゃんの綺麗な歌声と表現力の高さにひたすら圧倒されますね。


#6『Scale the walls』/ SorAZ

 VTuberグループ「ホロライブ」所属0期生のときのそら、AZKiによるユニット"SorAZ(そらあず)"の、2020年9月発表の「紅藍クロニクル」以来おそよ2年11カ月ぶりとなる新曲。作詞作曲:渡辺翔、編曲:奈須野新平。7月1日に行われた「AZKi 5th Birthday Live "DESTiNATiON -ちいさな心が行く先-"」でサプライズ披露されました。
 美しく優雅な輝きを持って駆け抜けていくロックナンバー。ストリングスがむっちゃ良い仕事してます。高揚感のあるサビメロと前向きな気持ちにさせてくれる歌詞が魅力的。そらあずの歌声の相性はもう言わずもがなと云うところで、2人ともビクター所属になったので更に大きな夢を叶えてくれるんじゃないかと期待しています。


#7『落下 (Rakka)』/ Merry Chrimcheez

 韓国のVTuberグループ「VRECORD」所属のVsinger、Merry Chrimcheezのオリジナル楽曲。デモ表記がありますが、これで通算4曲目。今回も彼女自身が作詞作曲を手掛けております。
 今年個人的激推しVsingerなので、かなりハイペースでリリースされてる事がまず嬉しい。しかも本当に良曲しか生まれてこない、最強か⁈涼しげなサウンドで、ベースラインの効いた癖になるメロディが堪らない1曲。息成分の多い歌声も相変わらず好き。韓国本土ではリアルライブが開催されたようで羨ましい限りです。


#8『Symphonia』/ Tacitly

 株式会社NTT QONOQが運営する、リリアとシエルの2人からなるバーチャルアーティストユニットTacitly、通算8曲目となるオリジナル曲。作詞・作編曲:TeddyLoid!先日の北米最大のアニメイベント「ANIME EXPO2023」内で開催される“TACITLY LIVE IN L.A.”において初披露されました。
 これまでと系統の異なるパワフルなダンスナンバーに仕上がっており、2人の新たな一面を見る事ができました。オシャレで大人っぽい歌い方がカッコいい。奥行き感のあるサウンド、力強い盛り上がりを生み出してくれるメリハリのある展開は流石TeddyLoidさんです。


#9『Astrolabe』/ カグラナナ

 イラストレーターななかぐらとしてライトノベルのイラストや、VTuberのデザインを手掛ける一方、カグラナナとして2019年より自身もVTuber活動を始めた彼女の1stアルバム。ミズノゲンキ×MONACA・石濱翔のタッグ、やしきん、香椎モイミ、40mPといった豪華クリエイターによる新曲4曲に加え、過去に公開してきたオリジナルソングのアレンジバージョンを3曲、そして、カグラナナ選曲のカバー楽曲も収録した豪華仕様。
 アレンジやカバー曲含めて様々なジャンルの曲が揃ったバラエティ豊かな1枚になっていました。Tr.1「シアワセ幸略計画」みたいなカワイイ電波ソングも、Tr.2「Burn Ash」みたいなカッコいいロックも、オシャレな色気あるTr.4「君がくれた音」みたいな美しいバラードも何でも歌えており、やはり器用な方だなと思わされましたね。幼なげな可愛らしい声質ではありますが、ちゃんと響きが綺麗な歌声をされているので非常に心地良いのが魅力的。1曲選ぶなら「君がくれた音」がイチバン好きで、いつか現地ライブなどで彼女を歌声を聴ける日が来たらいいなと思います。


#10『JIGOKU 6』/ Mori Calliope

 VTuberグループ「ホロライブ」のホロライブEnglish所属、Mori Calliopeのメジャー2nd EPが遂にリリース。Reol、TK、ケンモチヒデフミ、蔦谷好位置など豪華作家陣を迎えた1枚で、ジャケットのイラストは、かねてよりMori Calliope自身がファンを公言するマンガ「ガチアクタ」作者・裏那圭によって描き下ろされました。
 名盤!前作『SINDERELLA』で表現された「罪」を犯したあとに辿る「地獄」をテーマにした作品。そんなテーマに相応しい激しいロックナンバーメインのかなり攻めた1枚になったなと。コラボ先の作家性が強く出た遠慮を全く感じない楽曲に仕上がっている事からも化学反応が沢山生まれたなと感じましたね。カリオペちゃんの新たな魅力を引き出してくれて感謝しかないです。先行リリースされたのだとTr.4「six feet under」、新規曲だとダントツでTr.5「You’re Not Special」が好きです。尖りまくったサウンドも歌唱もカッコ良すぎる。そろそろ現地での2ndワンマンライブやってくれないかなーと期待するばかりです。勿論生バンドで。


#11『Glory sun』/ 陽月ひづきるるふ

 イラストレーターのニリツ氏がプロデュース・運営・キャラデザを行うVTuberグループ「スナックにり」所属1期生の狼女VTuber、陽月るるふの記念すべき初のオリジナル楽曲。作詞・作編曲:buzzG。
 風と光を感じる疾走感のあるロックナンバー。視界が開けていく様なイントロの開幕感もですが、勢いあるサビの入りが好き。1stオリ曲らしい歌詞でこの曲のリリースに懸けた強い決意が伝わってきましたし、迷いのない歌唱がとても良いですね。包み込んでくれる様な優しい声質がステキなので、今後も楽しみです。


#12『真・ひまわりんぐナイト 〜慟哭だも〜ん〜』/ 本間ひまわり

 にじさんじ所属のバーチャルライバー本間ひまわりの新曲。作詞:まろん (IOSYS)、作編曲:ARM (IOSYS)。活動5周年を記念してリリースされ、8月20日の3D新衣装お披露目でも披露されました。
 むっちゃイオシスっぽいーと思ったらやっぱイオシスで笑った。うるさい(褒め言葉)キャラソン作らせたら右に出る者はいないですね、最高です。盛り上げる事間違いなしで、歌詞もメロディも曲展開も楽しく最後の最後まで中毒性の極み。何よりひまちゃんのカワイイ歌声と相性が良すぎる。


#13『ハートシェイカー・ドキュメンタリー』/ 天ノ譜あまのふステラ

 音楽機器販売会社であるサウンドハウス公認の元、サウンドハウスお姉さんのコスプレ姿で活動するアーランシャフト所属のVTuber天ノ譜ステラの記念すべき初のオリジナル曲。作詞・作曲:buzzG、編曲:buzzG / Coch。
 名曲!!鍵盤に美しく彩られながら爽快に力強く突き進むロックナンバー。激アツギターソロに加えてラスサビもきっちりハイパーエモーショナル。そしてステラちゃんの声色変化と云うか表現力が高すぎる。この曲を、歌を、存在を届けようとする想いに溢れていますね。この娘は伸びるぞ。


―――以上、8/14~8/21(Part1)はアルバム1枚、EP1枚、シングル11枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。今週はPart2まで続くので以下から是非お願いします。

 その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!

※先週の新曲感想はこちらから。


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