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愛され方と、愛し方

「こんなに誰かに好きになられたことがないよ」

あなたはいつもそう言ってた。

「オレを大好きな選手権があったら、
 間違いなく1番だよ」

愛された記憶があるから 愛し方が分かる
傷付けた記憶があるから 傷付けまいと 
大切に 愛おしんだ

初めてのことばかりで 戸惑うことも多かったけど
真っ直ぐに 自分なりの愛し方で 愛を注いだ

愛するひとの存在で強くなれた自分と
愛するひとの存在で弱くなった自分と

どちらもほんとの自分だった
どちらも愛しくて、大切な自分だった

イヤなことがあると黙って 心を閉ざすあなたは
まるで昔の自分みたいだと思った

「もういい。もうおしまい」
そう言ってた、自分みたいだと思った

愛された記憶は、遠い誰かとのものだったけど
その時よりずっと 上手に愛せるようになったよ

今なら、あんなに惜しみない愛をくれたひとに
同じくらい愛をあげられるのに

今なら、真っ直ぐに愛をくれたひとの
想いを受け止められるのに

ひとを愛するって、どういうことなんだろう

会いたいと願うのも、遠くから幸せを願うのも
どっちも 愛 じゃいけないのかな

また、分からなくなってしまった…

愛され方も、愛し方も、
ちゃんと分かった、って思えたのにな

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