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ある家族のクリスマスに起きた破壊と再生の物語


はじめに

こんにちは。#CSE北海道 #エゾジニア の「がすぱーる」です。少し前のお話になりますが、この時期にちなんだお話をしたいと思います。

この記事はcorp-engr 情シスSlack(コーポレートエンジニア x 情シス)#3 Advent Calendar 2020の24日目の記事です。


平穏なクリスマスの夜

 今から数年前のこと。いつもの年よりも少しだけ雪が多いクリスマス。間もなく始まる冬休みを前に子供たちはたっぷりの雪で雪遊びができることを楽しみにしていました。

 北海道の長い冬休みの間、雪が多い地域では雪遊びをしたり学校のスキー授業の前にスキースクールに行く子供達も多くて忙しいものです。そして、アウトドアな活動に飽きたり疲れたら家の中でまったりとSwitchでゲームをしたり、動画配信サービスを楽しんだりとテレビが大活躍な季節でもあります。
 私たち家族はその年も、いつもと同じく少しだけ豪華な夕食を囲み、ケーキを堪能しつつ、まったりと過ごしていました。私たち家族誰もが今年もいつの冬・いつもの平穏な夜になりそうだなぁと思っていました。そう、あの時までは・・・。

破壊は突然に訪れた

 いつもは19:00台はニュースを見てることが多い我が家。その日はクリスマスなのでテレビもみず、まったり食事をしたりケーキを食べてるうちに時間が過ぎてゆきました。

 そろそろ、お風呂の用意でもしようかと思っていた20:00頃、「子供達からテレビが半分黒い」という声が聞こえてきました。

 何が起きたのかわからずテレビを確認すると確かに半分黒い・・・というか映ってる人の顔もシマシマで顔色も何かおかしい・・・。
 
 そう、テレビが大活躍するこの季節にあろうことか液晶が割れてしまっていたのでした・・・涙。2~3年前に映画を見たくて奮発して買った念願の60型テレビなのに・・・!!!うぅうぅ・・・。

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「何もしてないのに壊れました」

 本人たちに確認すると案の定「何もしてないのにこわれました」とのこと。そうですか・・・わかりました・・・。

そんなわけねえだろうということで、調査と事情聴取を開始です。

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 怒りをこらえつつ、「嘘をついているとサンタにばれるかも~~」「来年、サンタが来なかったらと思うと心配~~」などと必死に訴えて白状してもらいました。

私にではなくサンタに観念した子供達が話してくれた破壊までの経過はこちらです。

1.「きょうだい喧嘩をしていた」
  (頼むから兄弟仲良くしてね・・)

2.「上の子が下の子におもちゃをぶん投げた」
  (おもちゃ投げないでね・・・)

3.「下の子の頭にあたって跳ね返り、偶然テレビに当たった」
  (なるほど頭で合わせましたか・・・オウンゴールを華麗にアシストorz)

 未就学児&乳児の時はいつでも破壊されるリスクがあることは十分認識していましたので、リスク低減のためにアクリル板やらテープやらで結構必死に対策していました。

が、今回はというと・・・もう大丈夫だろうということで油断しきっていた結果、全く対策なし・・・。小学生を甘くみていましたよ。

救いの神あらわる

 この事態にすっかり意気消沈していましたが、さすがに現状のまま受容できるものではないので、気を取り直して修理に関する情報をググってみました。するとテレビ 液晶 修理・・・「火災保険」の文字など先人たちの知恵が沢山でてくるではありませんか・・・・。

テレビの液晶が割れた!火災保険で補償できるってご存知ですか?

↑ブログを見ながら「あれれ?液晶テレビの画面割れって火災保険で補償されるのか!?」と思って調べていると・・・

例)子どもがテレビに物を投げつけて壊してしまった!(損保ジャパン) のような保証が存在することがわかりました。

いつの間にかリスクに備えていた

 我が家が加入していた火災保険も確認の結果、幸運にも同様の保険に加入してあることがわかりました。

「いやぁ、いつの間にかリスク移転できていた俺、エライ。」と思いつつ、早速、契約している保険会社へ本件が対象になるのか問い合わせしてみました。

回答はこんな感じでした。

「液晶が割れていて一部しか映像がみえない」
テレビとしての機能に支障があるので支払い条件を満たしている

「下の子の頭にあたって跳ね返り、偶然テレビに当たった」
偶発的な事故に当たるので要件を支払い条件を満たしている

とのことで、どうやら機能への影響の有無。事故の予見性や偶発性などが重要な要素のようです。

詳しくは支払いの審査のため保険金請求のための書類を送付するので、修理見積書など必要書類やテレビや現場の写真を撮影して提出するよう指示がありました。

 見積書の作成やらで多少の出費はありましたし、書類の作成や保険会社とのやりとりなど、いろいろと手間はかかりました。それでも、最終的に見積書の修理費には届かなかったもののそれに近い額の査定でほどなく支払いとなりました。

この間、約2週間ほどでです。

再生と教訓

 年末年始は「ヒビ入りシマシマのテレビ」で皆に我慢してもらい、保険金の支払いがあってから保険金を上限として新しいテレビの検討をすることになりました。

 デザインも気に入っていたので私は修理がよかったのですが、完全に足が出てしまうので、泣く泣くサイズを落として、液晶保護パネルもセット(これがまた高い!!)で購入して保険金の予算内になんとか収めることができました。
 子供達もかなり反省していたし、結果的にテレビの世代も新しくなって快適になったので、まぁこれでよかったのかなぁと(もう、壊さないでくれ~)。

 偶然とはいえ、この時は保険に加入していたおかげで無事に再生ができました。その分、保険金は多く支払っていたことになるのですが、場合によっては家電量販店の保険も内容を絞ったり不要になるなど工夫次第でいろいろと家計にもやさしくできるのかもしれません。

一方でこの時は契約内容をきちんと把握できていなかったのでそこは反省点でした。保険あるあるだと思いますが、定期的な内容の見直しは必要だと感じてその後、見直しをしました。

特に小さなお子さんがいらっしゃるご家庭は一度は火災保険の契約内容を確認してみてください。

BCPや情報セキュリティ対策でもリスクへの備えは大切ですね!
この記事が良いきっかけになると嬉しいです。

年末年始、忙しい時期が続きますが、CSE Hokkaido(エゾジニア)のnoteでほっと一息ついていただければと思います。今後ともCSE Hokkaido(エゾジニア)にご期待ください。

どうか読者の皆様の年末年始は平穏でありますように・・・。