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わたしってシックハウス症候群なの?化学物質過敏症なの?頭痛ってどんな?喉の痛みって?



シックハウス症候群の症状は、自分でも気づきにくく、わかりづらいものです。わたしも本に書いてある症状と自分の症状が同じものか、しっくりこなくて、何年もわからずに放置して悪化させてしまいました。 このホームページは、ひょっとしたらシックハウスかなと思いながらも、確信がもてないあなたへ シックハウス症候群から化学物質過敏症になったCS患者の 体験をもとにしたメッセージとQ&Aです。 (2008年3月24日に製作したホームページ2019年3月31日閉鎖からです。患者急増に伴い、今も変わらない対策方法について記載します。)


頭痛って、どんな?

いろいろなタイプの人がいるのですが、わたしや仲間に共通するのは
ぼーっとする感じでした。割れるように痛いとかズキズキするという感覚ではなく。

頭にもやがかかったような、何かが覆いかぶさったような感覚です。

頭もまわらなくって、なんだか気持ち悪いのです。脳に栄養や酸素がいっていないような感じで、ボワっとしています。そのせいで、
何か考えても、ものすごく時間がかかります。

ひどくなると、簡単な計算に、ものすごく時間がかかったり、書きなれた漢字を思い出せなくなったりします。さらにひどくなると、行きなれた道を間違えたり、さらにはボーっとしてよく転ぶなど、かなり危ない状況にさえなります。

なんだか文章にするとすごい症状みたいだけれど、実際に自分がなると、よくわからないものです。「自分はたるんでるな~もっとしっかりしないといけないな~」なんて、

気合のせいにしたり、疲れているから?寝不足だから?などと考えて、なかなか気づけないものです。


のど、鼻の痛みと渇きってどんな感じ?

シックハウスの症状として、のどの痛みって本には書いてあるけど、正直ピンときませんでした。確かに違和感あるんだけど、この表現ではしっくりしません。痛みというより、乾いている感じ。でも水が飲みたくて、のどが渇く感じとは違います。言い換えるなら

粘膜が傷んでいる。しっとりと滑らかではない感じです。
 
 粘膜が荒れていて、これじゃ、しっかりと防御機能をはたせないだろうな~という感覚です。そうはいっても、それほど深刻ではない感じです。「ちょっとカラカラするかな?」と言う程度です。

 わたしはシックハウスが原因で、職場を離れたのですが、休職して何ヶ月もたってから、のどや鼻の粘膜に潤いが戻ってきました。「ああ健康な時ってこうだったな~」と、数年ぶりに思い出し、懐かしささえ感じました。そして、嬉しさのあまり、涙が出ました。でも、損なわれているときはよくわかりませんでした。本に書いてある、のどの痛みとか乾きという症状が、この粘膜が損なわれる感覚のことだとわかったのは、休職してずっと後のことです。

 シックハウス症候群になると、あちこちの粘膜がやられます。わたしは瞼が腫れあがり、結膜炎になり、鼻炎になり、のどや口唇、気管などのすべての粘膜が傷んでいました。
 
あらゆる粘膜が、カラカラでしっとりしていない感じでした。

信じられない?

それが普通だと思います。
シックハウス症候群の症状って、頭が痛いとか、のどが痛いとか疲れやすいとか・・・・疲労かな?風邪かな?と思うような症状です。だから、気がつかないのが普通なんです。それでも、

「あれ?なんか症状が続くな・・・おかしいかな?」
「この新築の臭いが目にしみるな~。まぶたもなんだか赤く腫れてるかな?」
「なんだか鼻やのどの粘膜が乾いた感じで風邪を引きやくなったな・・・」

なんとなく普通じゃない感じがして、まさか、自分に限って・・・体は丈夫な方だし・・・でもシックハウス症候群かもしれない・・・いや、気のせいかな?

そう疑うとき、わたしは、すでにシックハウス症候群を発症している可能性が高いと感じています。

信じられないでしょう?

わたしも信じられませんでした。でも、ふりかえると、もうずっとずっと前から、シックハウス症候群になっていたのに、「気のせいだ」「たいしたことない」と否定して、我慢して我慢してどんどん悪化させていったことがわかります。目が痛い。のどの粘膜が変、疲れやすくて眠たくて仕方ない、頭がまわらない・・・もう、立派なシックハウス症候群でした。

 自分の経験からいうと、一時的な症状ならやり過ごすことができるのです。それなのに「なんだかおかしい・・・ひょっとして」と思う・・・その時点で、もう相当我慢しているようです。体から発せられるSOSがあまりに続くので「これはもう我慢で乗り切れないのでは」「何か特別なことが生じているのかも・・・」体からのサインをどこかでキャッチしているからこそ「ひょっとして・・・」とシックハウス症候群を疑う気持ちが沸いてきたのでしょう。

化学物質過敏症を疑っている方、簡易テストを作成しました。テスト結果に応じたアドバイスを行なっています。個人情報は目的外に使用することはなく、外部に漏らすことは一切ございません。


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