初音ミク×鼓童スペシャルライブ2023結　で 思った事

　2023年6月4日　渋谷NHKホールで初音ミク×鼓童の千秋楽公演を観てきました。
　ライブとしては大変に素晴らしい物であったのはもう言うまでもありません。
　今回はこの公演を見て長年感じてた気持ちをひとつ
　自分にとってミクさんのライブはかけがえのない大切な物です、でもいつも公演が始まりそして終了するとその次までは気持ちが一度リセットされてしまいます。
　どういう事かと言うと新しい公演が始まり曲が流れ出してさあ始まりだと思ってもしばらくの間ミクさんがぺらっぺらの紙のように思えてしまうのです。歓声が響きバンドの音と曲が重なっていく時初めてミクさんはその形をとりそして公演が終わる時には自分としてその時の「初音ミク」が出来上がるのですね。だから公演毎に形は違う別々のミクさんが存在するのです。
　そこは自分の気持ちですからそれが形作っていくには場合によってはちょっと時間がかかります。
　ところが今回の鼓童の場合はちょっと違って、自分の考えているより太鼓という情報が濁流のように流れ込み一瞬にして「鼓童ミク」というべきな形が作られていきちょっと感動的でした感じから言うと太鼓の調べという大波の上をミクさんがサーフィンしながら一瞬にしてこちらに流れ込んでくるようなむしろあまりの情報過多にあっぷあっぷしてしまったと言っても良いでしょうだけど溺れてしまったわけではなくその波の中に自分も巻き込まれて泳いでいるそんな感じでした。
　何年も前最初に初音ミクと鼓童と聴いた時に何それそんなの合うわけないよねと思いましたが、ここまでミクさんと鼓動がマッチするとは思いもしませんでした。
これはやはりあらゆるものを吸収して創造していくミクさんの力なのかなこれからももっといろいろなミクさんの形を見ていきたいなと改めて思った次第です