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コナンとプリンス


ジミー・ファロンのトークショー

これはメモしておかなければなりません! ジミー・ファロンのトークショーにゲストで出たコナン・オブライエンがプリンスとのエピソードを語りました。コナン・オブライエン、大好きです。

But for me, I have to say, the most unique person was Prince,
And then you see one person who there's 75,000 talented people in one person. But also it was, he had this sort of trick star thing about him.
He was almost like a Batman villain who was perfect-looking, but also playing little mind games on you in a fun way.

https://youtu.be/-32fj9lhNVA?si=E1brYJODly8XZr8l

「僕にとっては、一番ユニークな人はプリンスだったよ。1人の人間の中に75000人の才能ある人間がいるような人なんだ。まるで、ばっちり決まっているバットマンの悪役だよね。でも、おもしろいやり方でちょっとしたマインドゲームをしかけてくるんだよ」

すごくおもしろかったので、キャプションを見ながら訳してみます。でも、しゃべっているところを観ていただきたいです。書き起こしてしまうと面白さ半減。

タイガー・ウッズのチャリティーイベントのMCを頼まれてラスベガスでそのイベントに出たんだ。たくさん参加者がいて、スティーヴィー・ワンダーの番になったんだけれど、スティーヴィー・ワンダーの最後の曲でプリンスが飛び入りするという噂を聞いていた。そうなったらすごいと思っていたよ。スティーヴィー・ワンダーを紹介して演奏が始まって、僕は舞台袖に下がっていたとき、何か気配を感じたんだ。とにかく気配を感じて振り返ると、プリンスがいた。最高に完璧にかっこいい人だ、そうだよね。この世で一番だ。肌はきれいで、ターコイズのボディスーツを着て。もう完璧。そんなプリンスがいたんだ。陶磁器でできているみたいなんだ。すばらしくて、美しくて、プリンスの彫像みたいなんだ。振り返ってプリンスを見ると、目が合って、「ハーイ」って言われてね。だから、「ハーイ! ハーイ! ハロー!」って答えたけれど、どう呼んだらいいかわからなかった。だって、名前が変わっている時だったからね。それで「フレッド」って呼んでしまって、大失敗さ。でも、会話を続けた。

「スティーヴィー・ワンダーと一緒に演奏するんですか?」
(プリンス風に。以下同様)「ノー」
「スティーヴィー・ワンダーと演奏しないんですか?」
「ノー。出て欲しいと言われたけれど、今晩は気が進まないから」
「そうですか。そういう話を聞いたので」
「ノー。それは噂話、ただの噂だね。スティーヴィー・ワンダーと演奏しないよ」
「わかりました」

それから、スティーヴィー・ワンダーが「Superstition」のイントロを弾き始めた。ピアノで弾き始めたよ。そのとき、何かの動くものが、目の隅に映った。見ると、誰かがギターをプリンスにかぶせるようにして持たせていたんだ( A guy has put a guitar over Prince)。そして、プリンスはギターのリックを弾き始めたよ。無線が繋がっていたからね(プリンスがギターを弾く様子をコナンが再現します)。そして、僕を見て「バーイ」と言った。そう言うと歩いて行ってしまったよ。「バーイ」っていう感じでね(再現は続きます)。

(ジミー)どうして!

ぼくも「どうして⁈  どうして⁈」って思ったよ! でも、分かったんだ。そこに美学があったんだ。これはサプライズだよ。30000人とか入っているオーディエンスへのサプライズ。ただ、これはコナンへのサプライズでもあったんだ

(ジミー)プリンスは誰もがっかりさせなかった、

まったく変な人だよ。何てこった。でも、すごく楽しかった

https://youtu.be/-32fj9lhNVA?si=E1brYJODly8XZr8l

おもしろいです。ものまねではありませんが、プリンスのギターを弾く様子を再現するのが、ぜんぜん似ていなくて楽しいです。

あと、2005年ならプリンスって呼んでよかったのにと言ってあげたくなりますが、そこはご愛嬌です。ギターのテックは Takumi さんだったのでしょうか?

MCにもサプライズの内容を明かさない徹底ぶりは、マイテの本にあった、ステージが始まる前はお客さんに絶対にステージ衣装姿を見せないというポリシーと同じです。マイテママとマイテ、そして、プリンスが必ずこのルールを守っていたことが書かれていたと思います。

コナンは面白く語ってくれつつ、プリンスのプロ意識にも触れてくれました。

ちなみに、この後、ジミーもプリンスとピンポンをしたことを少しだけ話していました。

2005年5月21日

ラスベガスでスティーヴィー・ワンダーのステージに飛び入りしたという映像は観られるのでしょうか。Tiger Jam と呼ばれる催しだったようですが、結論から言うと、この時のステージの映像や音を、私は YouTube では見つけられませんでした。

ライブの情報は PrinceVault にありました。

サプライズだから、出入りもお忍びだったのでしょう。徹底しています。コナンとスティーヴィーの写真はそれらしきものが探すと出てくるようです。

2004年5月29日

プリンスは、2004年の Tiger Jam に出演していて、この時はミューコロツアーとしてのステージだったようです。

https://princevault.com/index.php?title=29_May_2004


2010年6月と7月

数年後の2010年6月のラスベガスのライブで、プリンスは登場しませんが、コナンのMCとスティーヴィー・ワンダーのライブの様子は動画や音が見つかります。

2010年7月1日のパリのステージでは、プリンスとシーラが登場しています。

https://princevault.com/index.php?title=01_July_2010


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