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またFrom the Desk of Prince☆Jackieちゃん④

Jackie Swansonさん宛ての手紙から、プリンスと仲良しの女子へと脱線して妄想が止まらなくなってしましました。

私は若い頃はプリンスが他の女性(どこから「他の」という言い方が出てくるのか)に作った曲など聴かなくてもいい、くらいに思っていた馬鹿者で、あまり聴いてきませんでした。女性以外もプリンスの周りのミュージシャンを聴くことがありませんでした。

今は、各時代のお気に入りのミューズの音楽も、きちんと聴いておかないとならないと思っています。ジル・ジョーンズ、イングリッド・シャヴェイズ、テイマー……。お世話になっている方のおかげで入手できたものもあり、まだ持ってないものもあり、順番に聴き始めていますが、とにかく多いです。

今度、エスむらさんのブログで「プリンスと女性」カテゴリも読み直そうと思います。

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これまでプリンスから離れた時期もありましたが、長年、自分勝手にプリンスを聴いてきて、自分なりにプリンスのここが好きだという要素はいくつか固まっています。かわいい要素、ラブリー・キュート要素はその中でもかなり上位に入ります。プリンス本人のキュート要素は、音楽の魅力に絶対関係していると思います。

プリンスの音楽、それぞれの曲の良さを考えるとき、ほんのわずかな一部分でしかありませんが、今回はラブリー・キュート要素だけに絞って好き勝手なことを書きます。

歌声が特別にかわいすぎて、お尻がむずむずしてくるほどかわいいーっ、と思ってしまうトップ2曲は、All The Midnights In The Worldと The Sun, The Moon And Starsです。この歌い方はなんなのでしょう。大好きというか、なんとも気になってしまう、聴くと困ってしまう歌声です。あと、Beautiful, Loved And Blessedにも少し似たようなところを感じます。

何か糸が切れてしまったかというほど、子どもに戻ったかのような甘えた歌い方に感じます。緊張感がなく、防御がゼロになっている甘え声に思えます。好きなのですが、プリンスどうしちゃったんだろうと心配になるほどです。

メローな歌声も大好きですが、それとは何か違います。聴く側が防御ゼロになってしまうメローな歌声は、安心して身を委ねられるますから。メローなのは、聴く側の防御を剥ぎ取ってやろうというやる気に満ちている声で、こちらの防御がゼロにさせられてしまう感じです。

バラエティに富んだ女子要素が濃くて好きなのは、Raveをアルバムで聴いたときの、Tangerine→So Far, So Pleased→The Sun, The Moon and Starsのところです。それぞれに各種キュート要素を感じてしまい、ここだけリピートしてしまいます。

3rdEyeGirlとのPlectrumelectrumも全体にキュート要素が散りばめられているのは、やはりガールズバンドに飛び込んでいるからなのでしょうか。若い人を育てる気持ちもあったかもしれないですが、プリンス本人がともかく楽しそうです。曲で言うとTictactoeの歌い方はとてもキュートです。他にもあちらこちらで聞こえるプリンスの力の抜けた声と、バリバリのギターなどバンドの音との組み合わせがなんとも言えません。

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40年くらい前にプリンスを聴いていた当時、私はAround The World In A DayやParadeにはまっていて、The Revolutionがいなくなってからの変化に少し戸惑っていました。ヒップホップやラップを取り入れた曲は、正直、なかなか馴染めませんでした。そんな時に、たとえばStarfish And Coffeeや、その他、上記のキュート系ではなくても聞き馴染んだ感じの曲が入っていると、プリンスは新しいこともするけれども、自分のようなファンのことも必ず気に留めていてくれているのだと解釈して、やっぱり大好きだと確認していました。実際は、プリンスがアルバムの構成を考えるときは、もっと高いレベルのことを考えていたでしょうから、非常に都合のいい受け取り方です。でも、私にとっては、優しいお友達でいてくれるプリンスがいつも変わらずいる気がして安心できました。

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