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2歳1ヶ月19日 言葉が感情より先にある

いろんな大人と関わるなかで、子どもに色々話しかけてもモジモジマゴマゴして望んだリアクションや返事をしてくれないとき、かなり高確率で大人は「あら〜恥ずかしいのね」と言う。
何度か場数を踏んで、『こういう時は「恥ずかしいの」と先に言ったら楽かも』と子どもは学んだようだ。事実、2歳児が「はずかちいの」と言ったら大人はニッコニコに喜ぶ。
恥ずかしい=決まりが悪く、居心地が悪いとき。みんな喜ぶ。
このステップをフラットにとなりで見続けていて、どうやら「恥ずかしい」という感情が先にあるのではなく、「恥ずかしい」という言葉に合わせて気分を嵌めていく、どちらかというと言葉に寄せにいくような気持ちの動きがあるようだ。
恥ずかしいのではなく、こういう時は恥ずかしいと言うのだ、というふうに学んでゆく。
目に見えないものに名前を付けると何て楽なんだろうか。気持ちの上下に段階やレベルをつけて、名前を付けていく。なんだか生きやすくなりそうだ。泣き喚いていたあかんぼが、見知らぬ大人に合わせてある種あしらうかのように「恥ずかしいの」と言っている。
言葉を学ぶステップは外国語習得に似ていて面白い。
動物図鑑を一緒に見ていて、「(名前)はぞうさんがすき」と言った。その少し後、なぜか不思議そうな顔で「まま どーぶつ どんな」と言った。
「!」「ママはキリンさんが好きだよ」と返答。会話になってる。

でもこれ確か2週間くらい前の話で、いまはより言い回しも増えてる。「〜もあるしぃ、〜もあるしぃ」とかが面白くて、言わせようとしてしまう。
私たちも小さい時はこんなふうだったんだろうか。なんだか涙がでそうだ。
最近は英単語を色々教えている。「ともろこしのえーごは?」とか尋ねてくる。

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