選択の余地
こちらの中から、お客様にお選び頂けます。
最近お店でもよく見かけるこの言葉。一見何を選ぶのかをこちらに委ねているようだけれど、選べるよと言われるとそれじゃこちらとこちらはどう違うの?何がオススメ?と聞きたくなるのが、人の心というものだろう。
人は1つしか選択肢が無い場合、(もうそれが自分の中で決定的なものでない限り)アラを探してしまうのだとか。
それが選択肢がいくつかある場合は、その選択肢の中でどうにか満足してしまう。
ビジネスの場面でも、交渉の場合にはプランを1つだけで無く、いくつか用意した方が優位に事が運ぶのだと何かで読んだ。
先の話に戻ると、例えば同じメニューで使う素材の品種が選べるとなると、人は
どの品種ならより美味しくなるのか?香りや味の自らの好みを伝えて店主に問う。
そしてその道の専門である店主は、色々説明した最後に
あとはお客様のお好みですね。と言うのだ。
人生は選択の連続だ。
どんな仕事をするか、どんな人と付き合うか、今日どんな服を着るのか、大切な人に伝える為にはどの言葉を選ぶべきなのか。
たくさん悩もう。
そして、自分にぴったりの選択をする為に色々な余地を持つべきだろう。
そしてその選択の余地をどう活かすのかは、あなた次第なのだ。
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