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49は7x7-ポーカー記録(9)

<これは個人的なポーカーの記録。過去記録を再録しているので、プレイした日付はバラバラである。ポーカールームの状況も変化している。個人的な見苦しい怒りや嘆き、間違いも盛りだくさんである。でも、直近のプレイに迷いを感じた時に見直すと精神安定剤としていいのである、「もっとバカなことをやったじゃないか!」>

2018/5/25 グランビアの夜は深い

カンヌ映画祭の後でマドリードに行った。

マドリードでは昔、郊外のグラン・カジノまで行ってプレイしたことがあった。スペイン広場から中国人のおばちゃんたちとシャトルバスに揺られること30分。これはめんどくさいと思っていた。

ところが、先日、ネットでググっていたら、グランビアのど真ん中にカジノができて、そこにポーカールームもあることを発見した。ついにマドリードでもバルセロナのように気軽にポーカーができるようになったか!今では、グラン・カジノ・コロンでもポーカーが出来るようで、ブームの広がりを感じさせる。

マドリードは首都だけあって宿泊費は高い。ホテルなら一泊1万5千円以上はほしいところだ。そこでオスタルに厄介になる。ビルのフロアを一階分使ったコンドミニアムみたいなシステムだ。部屋の清掃もしてくれるし、鍵も戸別にくれるので何ら問題はない。

カジノ・グランビアはちょうど大通りに面して、宿の反対側、2ブロック先であった。受付でパスポートを提示すればスムーズに手続きが終わり、スロット用に3ユーロのクーポンをくれる。使う気は全くないが。ベルリンやウィーンと違って入場料を取らないのはいい制度だ(HPに拠れば、在住者はLevyを払わなければいけないようだ。そこはシンガポールと同じ)
1階はスロット、2階がテーブルゲーム、3階がハイレートである。さすが市の中心部らしく、ルーレットもブラックジャックも盛況である。ポーカールームは2階の奥にある。

初日は昼にプラド美術館に行って、ゆっくり夕飯を食べてから、22時くらいに行ってみる。すると、既にテーブルは満杯で、リストに名前を乗せてもらうと、スタバのような呼び出し用のコースターを貰った。先にデポジットとして、50ユーロを預ける。
これはなかなか、いいシステムだ。国際電話番号を登録する必要もなく、名前だけリストに載せておいて現れない奴もいない。
暫く、ルーレットを見物しながら待っていると、30分後くらいにコースターが振動した。
テーブルは1-2と2-5のテーブルが2台ずつ立っており、他にオマハもあるようだ。3日目の深夜には新たに5-5のテーブルも立った。

座ってみて面白かったのは、ここは右回りなこと。最初はちょっと不思議な感覚であった。ストラドルがUTGのみならずBTNからも出来るのは、割とよく見る。
ディーラーはたまに間違うので注意が必要。特にリバーを見落として間違えることが多い。
プレーヤーはほとんど地元在住の常連ばかりでさほどレベルは高くない。1-2でも2-5でもあまりスキルは変わらず、プリフロップでレイズが入ればコールが来て、フロップで誰かがベットすれば、外れたプレーヤーたちが降りる繰り返し。その進行速度は2-5の方が判断は早いのだが。
CBが大活躍するパターンであり、カードを絞れば負けないパターンでもある。

初日は22時行って深夜1時過ぎには人が減ってきたので、二日目は20時頃に行ったらこれが全然人が増えない。最終日は遅くなって23時に行ったら、1-2は10人以上の待ちリストが出来ていて、しかも回転しないので、1時間後にようやく2-5に座れた。金曜日からの週末は深夜も盛況で、マドリードは宵っ張りだ。いつも、午前中、街全体が睡そうなのがよくわかる。

カードは乏しく、1日、3日目ともAK、AJが各一回くらいのお寒い限り。リンプで回ってきた手などを活かして、多少のプラス。2日目は途中A3♣️でKJ♣️のフラッシュに勝ち大きくチップを伸ばしたが、次のチャンス手QQがAAとぶつかって原点に戻る。その後、AAがこちらに配られJJの相手を征してプラスで終えた。バッドビートがなかったのでストレスもなく快適だった。

しかし、3月以来、未だにペアハンドのセットなしは継続中。だから、スモールやミドルのペアを配られるとホント困る。たまにセットになってくれないと元が取れない。

*カジノ・グランビアは郊外のグラン・カジノに比べると、こじんまりとした都市型のカジノである。バルセロナもそうだが、スペインのカジノの良いところはとにかくみんな陽気であるところ。ポーカールームでもみんなぺちゃくちゃお喋りをし、ビールやワインを飲みながら楽しくやっている。個人的経験だが、これがドイツやオランダといった北方に行くと、ポーカーテーブルでもみんな黙りこくっているので重ぐるしいこと半端ない。スペインは気候も良く、食事とワインは最高、美術館も充実していて、ヨーロッパのポーカーエリアとしては最上だと思っている。

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