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49は7x7-ポーカー記録(11)

<これは個人的なポーカーの記録。過去記録を再録しているので、プレイした日付はバラバラである。ポーカールームの状況も変化している。個人的な見苦しい怒りや嘆き、間違いも盛りだくさんである。でも、直近のプレイに迷いを感じた時に見直すと精神安定剤としていいのである、「もっとバカなことをやったじゃないか!」>

2018/5/5  RIVERKING探訪記

昨年に引き続き、今年もGWはプノンペン。
再び、リバーホームホテルに止まり、昼はうだうだ街巡りとマッサージ、夜はポーカーという算段だ。

直行便が飛ぶようになったANAで午後到着し、VISA代30ドルを払って町に出る。
一年たってもそんなに大きく変わった様子もなく、のんびりした街であった。
車は相変わらずゆっくりだし、夕方日が暮れて風が吹き出すと、メコン河沿いの公園に人々が集まってきて、芝生の上に腰を下ろしてお喋りを楽しむといった街だ。
アジア的な時間の流れを感じられる街でとても気に入っている。

変わったといえば、ナーガの別館が出来て拡大していたことだろうか?やっぱり、カジノの独占は儲かるのか?
ナーガ・カジノはBJでもミニマムが25ドルと、現地物価からすれば異様に高い割に、中国からやってきた観光客がセオリーも知らずに自爆し続けるという危険窮まりないテーブルだから、参加する選択肢はない。ポーカーのみが納得して遊べる場である。
(バカラはしないので)
これはカジノ側にとってかなりおいしいシチュエーションであろう。

そこで、今回は噂のアングラポーカールームRIVERKINGへ行ってみた。
一応、政府非公認なので、違法なのだろうが、周りのトゥクトゥクの運転手も場所を知っているし、何故かGoogle Mapsにも堂々と載っているという状態で、「さすがカンボジアゆるい・・・」と思ってしまう。
どんな大物がバックについているのか?
電話をしてみたら、開いてるからいつでもおいでと明るく対応されてアングラらしくない。
でも、場所は一応伏せて、51と63の間の183ストリートとだけ書いておく。

行ってみると、鉄扉の上には何の看板もなく、そこを通り更に二十扉になった内の木扉を開けると、目の前にポーカールームが広がっている。
テーブルは3台。
1-2のホールデムをやっていた。
ちょうど、アンヘレスの今は無きAAポーカールーム位の規模だ。

すぐに店員にウェルカムされ、椅子に座らされる。
照明も明るいし、いすの座り心地も良く、ナーガより快適である。
ドリンクは当然フリー、食事はしなかったが、それもただのようだ。
しかも、ハンドシャッフルというのが好みだ。

メンバーは常連ばかり。
たまに僕のような観光客がやってくる。
中でも、タイクーンぽい中国人の爺さんとその友人のベガス帰りのこれまた中国系のオジサンが流れをコントロールしている。
(二日目、二人はメンバーが足りずテーブルが割れると、現地の顔見知りのクメール美人を呼び出して、ソファでイチャイチャしていたw)

メンバーが足りない時はマネージャーのトーマスが加わって、ゲームを成り立たせている。
もう少し参加者が増えれば、いうことはないのだが。

因みにこのポーカールームはホテルの中にあるので、リフレッシュにマッサージを受けに行くのも良い。
7ドルでちゃんとした施療を受けることが出来る。(2日も通ってしまったw)

ゲームそのものはかなりしんどかった。
カードが思うように来ず、初日は、前半2時間でAAとAKが各1回のみで、あとはピクチャー2枚さえ手に出来ず。
そのAKはショートスタックのオールインとぶつかったが、勝負所なので当然コールすれば、HUの相手はQQで結局捲ることも出来ず終了(カードの来るタイミングが悪い)
そこから先は、このロスを取り返すのに汲々とするのであった。

3時間ぐらいたって、漸く23♦がランナーランナーのフラッシュになってきっかけを掴む。
その後、フラッシュとストレートを連発して+30ドル

二日目は、「全てが分散なら、今日は良くなりそうだ」と思って臨んだが相変わらず。

少ないチャンスの中で、AKのハンドでフロップAのトップペアは、HU相手がA4でドミネイトしながらフロップに2ペアを引かれ痛い負け。
更にK3でフロップK39で2ペアが来たら、A6のプレーヤーにターンA→リバー9とうっちゃられ、結局この負けを返せないままメンバーが足りなくなって終了。

まあ、不完全燃焼であった。
来年も行ってもいいけど、もうちょっと参加者がほしい。

因みにこの脱力状態は、続いてマニラに行っても変わらず。
初日にQQでストレートドローに引かれ負け、二日目はフロップストレートのオールインをムリヤリついて来たフラッシュドローにリバーで捲られ、やんぬるかなという流れなのである。
この4日間、ミドル以下のポケッツを配られても一度もセットになることもなく、チップばかりが削られたことからしても、不調は隠せない。

腐らず粘り強くプレイするしかないなあ。

*カンボジアには、タイ国境のポイペット、海沿いのシアヌークビル、そして、プノンペンのナーガ・カジノの3か所にカジノがある。
ナーガは広く立派なカジノだが、カジノ戦略を知らない中国系観光客が主流なので、プレイの仕方は粗く、ヘタをすると流れに巻き込まれて大損をしかねない。
ポーカールームもあったが、こちらもビギナーが集まってわいわいやるくらいのものでどうにも物足りない。
RIVERKINGはアングラながら危険をまったく感じずゲームを楽しむにはいい場所であった。
しかし、我々が行けば当然アウェイなので、場に慣れて勝つにはそれなりの経験が必要であろう。

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