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生きるように働く ~すべて自分の時間~

LIFE WORK 生きるように働く ナカムラケンタ著
読み終わりました。

ケンタさん=日本仕事百貨(当時は東京仕事百貨)との出会いは、
2011年転職を考えていた時。
転職したい会社の社長にメールを打ったあと、
ネットでその会社をググって、偶然東京仕事百貨で
求人していたので、見てみた。

社長とはNPOのセミナーで一緒になったこともあり、直接お話を聞かせてもらうことになった。そのあと仕事百貨から求人に応募もした。
普通なら順番逆!という、わけのわからない転職活動だった。

無事に転職できて、仕事百貨も読んでいた。会社としても新しい仲間を募るときはケンタさんにお願いする、という流れもあり、今度は私にもインタビューしてもらって求人掲載をすることになった。当時の記事 自分若い。笑
この時が初めてケンタさんとお会いしたタイミング。

今回ケンタさんが出版された【生きるように働く
ケンタさんを知っているから、というのもあるけれど、
共感ポイントが多すぎる。それでもって、やっぱりケンタさんの文章が
すごく好きだ。文章にケンタさんの人柄がにじみ出ている。

人の話を聞いていると、その人が1本の木のように感じられる。
もっと注意しているとその周りにたくさんの木が生えていて、まるで森のようにつながり、広がっていることがわかる。人はみんな一人で生きているわけではなく、関係性のなかに生きている。

求人記事を書くという仕事だから、たくさんの方の仕事の内容や考え方に触れている。それを文字にしていく。だからその人の生き方が枝を広げて、葉を茂らして、根っこをもっとはっていく情景が見えるんだろうな。

本書では、いままでケンタさんが出会ったいろいろな人たちのストーリーがケンタさんの実感とともにつづられている。もともと仕事百貨の求人記事は読み物として興味深い。面白い。

仕事の取引先の方も取り上げられていたり、高校の同級生も仕事百貨を見て転職していたり。ケンタさんの文章や記事を読んでいると、その人に会ってみたくなったり、お店に行きたくなる。

ケンタさんの文章を通してその人の生き方が入ってくる。

私が特に本書を読んでいきたくなった
会いたくなった人BEST3

・「グラム・デザイン/赤池円さん」(P.90~)
仕事には「仕事」と「稼ぎ」がある。「稼ぎ」から「仕事」に引き寄せて働く。仕事には贈り物がある。
・「群言堂/松葉登美さん」「他郷 阿部家」(P.142~)
理想の暮らしを世の中に問うてみたい。ボロボロの家だった、重病人を看病する気持ちだった、でも今はこの家があることで、どれだけ勇気をもらい、夢が描けるかわかりません。
・ゲストハウス「月光荘」/船長トモレッドさん (P.160~)
誰がお客さんで、だれが働いているのかよくわからない。とてもあやふやでゆるやかな関係。もし、この場所が何かの理由でどこかに移ることになっても、その縁は別の形になって残っていくと思うし。


本書を読んで、最後に私自身が「そうそう!それそれ!そういうのある!」と激しく共感したことが1つ。

休んでいるときでも、思わず頭が切り替わってしまうことがある。
休んでいるときも、働いているのかとい言えば、きっと本人たちはそうじゃないと答えるだろう。(P.230~)

今年の5月末、友人?同僚?を訪ねて広島に行った。
観光メインだけど、何よりその友人と時間を過ごすことが一番の目的だった。5年前に同じ会社に勤めていたけど地元広島に帰ってしまったけど、ゆるゆると5年つながりは継続し、転職の相談などを受けて、わが社にもう一度戻ってきてほしいという人だった。友人というか、元同僚というか、なんというか同志という感じ。

同じ不動産業界に身を置き続けている同志。
広島の観光地を巡って、いろんなことをおしゃべりしたけど、なんでかずっと不動産とか働き方とか、仕事のことを話してる。せっかくの休暇で、女子2人旅なのに。笑
でも仕事をしている感じでもないし、嫌な感じもない。ナチュラルにそんな話が盛り上がる。それに気づいて二人とも笑うけど、また不動産の話をしてる。

そんな変な旅だった。でもすごい楽しくて同志感がより強まった感じ。

ケンタさんのこの文章を読んで、
そうそう!それだった、あの旅は!という感じ。そういうことってほかの人でもあるんですね、よかった。となんだかうれしかった。

まとめ

とにかくケンタさんはトライ&エラー&トライ&トライ。
まず、やってみよう!

その根っこには
「本当はどうしたい?」「こうしたほうが楽しいんじゃないかな!」
「こうしたら喜んでくれるかな?!」って考えることがあるよう。
「自分ごとにして、自分がこうしたいとおもうから」

働いているときも、休んでいるときも、自分の時間を過ごしている。
今、自分がどうしたいか、問い続ける。
何か興味があることがあればやってみる。やってみてからまた考える。
よければ続けるし、また新しいことに挑戦したくなるかもしれない。
生きているということはそういうことなのだろう。

自分の時間は私にしかコントロールできない。
自分の時間は私がデザインしていく。
そう改めて決意させてくれる本でした。

だから行動あるのみ。まずはリトルトーキョーに行って、サインもらって、定食食べる日程を決めようと思う。

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