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メンテナンスの壺/2006.09.17

当時は一般ユーザ−にもメンテナンス教室を
やっていたみたいです。
ブログ記事を見て思い出したぐらい。
あれから一度もないし、やる予定もありません。
プロならそれで稼ぐのでは。

やるという思考にすらなりません。

理由は簡単。
プロ向けに全ての仕事を変えたから。
それまで自転車専門誌で動画も
一般読者向けに作っていました。
でも、ある瞬間に気づきました。

私がやる必要はない

よくメンテナンス教室なんかを拝見すると
やっぱり工夫がなく伝えるというよりも
一方的に教えているだけ。
知っている範囲が狭いと伝えるコトも
変わってきます。

それでもあの頃に見切りをつけてよかった。
今なら動画も書籍も簡単に作れる。
「自費出版」なんて言葉も薄れるくらいに。

当時は製作にプロ機材が不可欠だった。
今も制作物によってはプロの作業と知見が
必要ですが今は機材の差よりも「アイディア」。
つまり魅せ方ですね。
機材の選択範囲が広がった分、アイディアは
さらに無限に広がっています。

もちろん、アイディアには機材の使い方も
含まれます。
プロはそんな使い方出来るんだと
思わず感心させられます。
だから当時は機材をもち使えるのがプロだった
けど今は活かすアイディアの幅が大きいほうが
プロなんだなと痛感させられます。

そんな時代がこんなに早く来るとは
20年前には想像すらしていませんでした。

今はプロ向けの仕事に集中していますが
時々、呼ばれてプロの現場で自転車の扱い方
整備の基本などを講義することもあります。
そういう意味では趣味の世界には
縁はありませんが伝え方の工夫はいつも
新鮮な瞬間です

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