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世にも奇妙な物語、第一回放送で語られた話とは?


もしもし洋子?もおぉ最悪〜

今でも続く世にも奇妙な物語シリーズ。現在では年に数回の特別番組となっているが、放送が始まった当初は、1990年から92年まで毎週放送されていたようだ。そして初回に放送された話を調べてみると4月19日の木曜日に放送された、中山美穂が主演を務める「恐怖の手触り」というタイトルのものらしい。奇跡的にもYouTubeにアップされていたので観てみる。どうやら12分のショートバージョンのようだ。(本編は46分)内容をざっくり説明すると、超能力が使える女(中山美穂)の話だ。女は相手の私物を触るとその人物の過去が見えるという能力があるらしく、お見合い相手の浮気までも見抜いてしまう。そんな女がお見合いをしたホテルの帰り道、山道を走っていると車が故障してしまい、そこへ一台の車が止まる。彼女は男に助けを呼ぶ。修理中、男の車のカーラジオから女性を狙った連続殺人犯が逃走しているというニュースを耳にする。結局彼女の車は動かず、男の運転する車に乗せてもらう。彼女は助手席に乗ると、近くに置かれていたペンダントを何気なく握る。すると、悲鳴をあげ、追いかけられる女性が見える。彼女は男が犯人だと疑い、途中で車を降りてしまう。そしてそこへやってきた別の車に乗ると先程の男が「駄目だ!その車に乗るんじゃない!」と彼女を呼び止める。そして車のルーフにパトライトをつけ彼女の乗った車を追いかける。彼女は持ち出したペンダントを握り透視の続きを始めると、レンチを振りかざす男の顔が見えた。その顔は、隣の運転席の男と一致した…という話なのだが、よくあるB級ホラーの洋画を見ているようで、最近のものと比べるとかなり陳腐な内容だ。しかもかなり短い。記念すべき一回目の作品は今のものとは大きく違っていた。しかしここから世にも奇妙な物語の歴史が始まったと考えると非常に感慨深い作品だ。


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