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My Playlist 04 ―水たまり越えて進もう―

唐突であるが、実は以前から密かに応援しているアーティストさんがいる。My Playlistシリーズ、今回はそんなこっそり応援している水瀬いのりさんの『Morning Prism』をご紹介しよう。

『Morning Prism』
 (10th Single『HELLO HORIZON』カップリング曲)
作詞:磯谷佳江
作曲:鈴木航海
編曲:遠藤直弥

私も多くの方同様、声優さんの活動から水瀬さんを知った1人である。アニメの方は最近あまり流行物を見ていないのでかなり疎くなっている(2020年頃でほぼ止まっている)が、歌手としての活動なら2015年のデビュー曲『夢のつぼみ』からシングルはデジタル配信、アルバムはCDできっちり追っている。我らがバーチャルアイドルときのそらちゃんたちのようないわゆるVtuberを除けば、飽き性の私が現在唯一追っているアーティストさんだ。

さて、どれも素敵な曲ばかりで何を書こうか迷ってしまう。『夢のつぼみ』や『ココロはMerry-Go-Round』、『まっすぐに、トウメイに』など王道ストレートも良し。『MELODY FLAG』や『リトルシューゲイザー』、『TRUST IN ETERNITY』、『アイオライト』のようなカッコいい系も良し。『いつもずっと』(←個人的に水瀬さんのNo1バラード)や『茜色ノスタルジア』といったバラードも良い。4thアルバム『glow』に収録されている『sunrise glow(overture)』から『僕らだけの鼓動』へのシームレスな流れも好きすぎる。いやここは最新の『スクラップアート』か?

そんな時、先日自爆して気持ちが落ち込んでいるときに久しぶりに『Morning Prism』を聴いて勇気づけられたので、今回紹介することにした。私が思うアーティスト水瀬いのりさんの魅力は伸びやかで澄んだ歌声とエールソングの名手ということであり、本曲でもそれらは余すことなく発揮されている。

この曲はなんと言っても、ポップでエネルギッシュなサウンドと情景を思わせる歌詞が見事にマッチしており、朝から爽やかに踏み出せること間違いなし!1番Aメロではお洒落なことばで鮮やかに街の景色が流れていく。「ゆうべの雨が洗った 街路樹に光るしずく」なんて、凄い素敵な表現!本曲の作詞は『JIKU〜未来戦隊タイムレンジャー』や『胸キュンサマーにCheck In, Please♪』、先の『茜色ノスタルジア』を手掛けた磯谷さん。そりゃお洒落なわけだ。

Bメロに「持ち越した昨日のユウウツにさえも降りそそぐ木もれびのプリズムが 心をほどいてく」という歌詞があるが、ここからちょこちょこ出てくる「プリズム」という単語がこの曲のミソ。私はあいにく文系なので光学に明るくはないが、プリズムとは光を分散・屈折させる多面体(有名なのは三角形のアレ)であり、そこから放たれる光は虹のように数多の色が重なりあっている。この曲の「プリズム」とはそんな七色の光のように何色にでも成ることができる可能性なのではないだろうか。「昨日のユウウツ」を消し去るのは希望に満ちた今日の可能性プリズムなのだ。ちなみに「木もれ日のプリズム」はAメロの「しずく」が反射して「降りそそ」いでいると解釈できるので、これまたお洒落。

サビ始めの「Smiling Sunlight」って単語が良い。サビでは前述した水瀬さんの魅力である伸びやかで澄んだ歌声が美しく、駆け出していくようなメロディーと歌詞の魅力を存分に引き出している。特に「Calling Happy 生まれたてのBrand New Day 希望の靴音 響け」というフレーズがお気に入り。新しい朝にワクワクしながら、軽やかにスキップする様子が浮かんでくる。そう、幸せは待つものではなく呼び寄せるもの。そして幸せは明るい希望からしか生まれないのだ。当たり前のことなんだけど、改めて聴くと深い…。

2番は心の動きを描いている。印象的なのはBメロにある「予報より予感を 信じてみたい日だってある」という歌詞。私は予感を信じると大抵失敗するが、そういうマインドのほうが日々明るくいられるのは分かる。サビの「始まりはいつでも 始める自分次第なの」「吹き抜けた風きっと 今しか吹かない風」というフレーズは、今回改めて聴いてみて特に胸に響いた言葉だ。今こうして想いを綴る私も、まさにそんな追い風を受けている。記事を書いていると、当然空振りすることも自分にダメージが返ってくることもあるけれど、そんな不安を越えるほどに今書きたいから書いているのだ。まさにサビ終わりの「きらめきの向こう 未知のトビラへ 駆け出してみたい」というフレーズがぴったり当てはまる。良い出来だろうと悪い出来だろうとまず書かなければ始まらない。自分のなかにきらめきや情熱を見つけたのならまずは進んでみよう…なんて先日ガタガタ言っていた者が言えた言葉ではないが、水瀬さんの紡ぐ歌詞言葉はいつもこうして前を向く勇気をくれる。

Cメロは周りにあるものや風景が可能性プリズムとして、胸の高まりに呼応し輝いていくさまを描いている。輝きは君の中に…なんて言うと忍○になってしまうが、可能性は自分次第で無限に広がっていくし、視点を変えればどんなものや風景でも自分を動かす原動力になるということを表しているのだと思う。

ラスサビ前半は1番のサビと同じながら、これまでの歌詞を踏まえるとより清々しくフレッシュに聴こえてくる。1番サビでは「希望の靴音 響く」だったのがラスサビでは「希望の靴音 響け」となっているのも細かな変化だ。後半の「イメージの向こう 自由なリズム刻みながら 今日もまた 今日を始めよう」という言葉からは歌い方も相まって、今日という日を己の想像をも越え自由に楽しんでいこうという明るい希望が見てとれる。

シングルが発売されて以来結構聴いているつもりだったが、今回じっくり聴いてみるとシンプルに元気を貰える曲であることに改めて気づいた。先にフリッパーズを紹介しておいて何なのだが、水瀬さんのほぼ全ての曲は明確にテーマや言いたいことが分かりやすいので、気負わず聴くことができ、シンプルゆえに心によく響いてくる。これが私が今日まで長く応援続けている理由の1つでもあるし、彼女の歌が多くの人々を魅了するもこういった理由からなのだろう。何より今回聴き直したことで良いメンタル回復になった。さらにレベルアップするために、きらめきを求めて今日も来たるBrand New Dayを楽しんでいこうと思う。皆さんもぜひ、水瀬さんの楽曲を楽しんでみては如何だろうか。お気に入りの1曲が見つかるかも?


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