見出し画像

「フォトブックをつくってみたら写真がもっと家族のものになった」相武えつ子さん

こんにちは、写真のCURBONです。

今回、フォトブック教室をCURBONで開催することになった相武えつ子(@aimue)さんに、このSNSがある時代にあえてアナログなブックを作成することについてお話をうかがいました。

「フォトブックって難しそう」
「お金がかかりそう」
「結局、忙しくて時間がないから作れない……」

フォトブック作成になかなか前向きになれないという方に、フォトブック作りの楽しさや新しい価値をお届けしたいと思っています。

相武えつ子(@aimue)

愛知県在住、姉妹の母。
自身の家族をテーマに写真を撮り続ける。
2015 シグマフォトコンテスト優秀賞受賞
2019 CURBON写真展 THE STORY参加
2019 写真展あいもかわらず開催

canonワークショップ講師/canonトークショー登壇/canon eoskissx10iカタログ撮影 /KodakProfessional official member/マリオットホテルグループプロモーション撮影/オンライン写 真部『まなざしフォト部』顧問 fujifilm/KADOKAWA/みてね/adobe/JVCケンウッド/積水ハウス/サカモトハウス /babyshop/smallable等、仕事実績あり

Instagram:@aimue
HP:https://etsukoaimu.com/

<聞き手:東詩歩(CURBONコンテンツチーム )>

フォトブックは、写真を「親の趣味」から「家族のもの」に近づけてくれる

東:相武さん、今回は、フォトブックの教室、楽しみです!よろしくお願いします!

相武:新しい取り組み、楽しみです!よろしくお願いします!

東:では、早速、本題に入っていきたいと思うのですが、相武さんはフォトブックを何度か作成されていると思うのですが、SNSやカメラロールに何枚でも写真を残せる時代に、あえて1冊のブックにする理由って何ですか?

相武:そうですよね。いくらでも何百枚何千枚でも、データで残せる時代に、あえてブックを作っているのですが、最初はあまり難しい理由は考えず、作ってみたかったからというシンプルな動機でした。ですが、作成していく中で、あれ、これって、家族のコミュニケーションツールとして、すごくいいことなんじゃないかと気付くことが増えました。

東:家族のコミュニケーションツールですか?

相武:家族の中の写真の立ち位置って、親が子どものために残すもの、親の趣味でカメラを持って出かけるということが多いと思います。どうしても、子どもが撮影の時に思い通りにかわいいポーズをしてくれなかったり、お母さんがパソコンに向かって編集作業をしているとき、子どもたちは「遊んでほしいのに」という不満が溜まったりと、本来は楽しいものとしてはじめたカメラの趣味なのに、だんだん気持ちが迷子になってしまうということもよく耳にします。

東:特に、親になって初めてカメラを持つ方も多いなか、いきなりプロでも難しいお子さんの撮影ですもんね……笑

相武:でも、わたしがブックをつくりはじめてから、子どもたちが写真を楽しみにしてくれたり、お友達に自分の写っている写真を見せるようになったり、ブックになった写真が家族の中心に置かれるようになりました

東:わたしは子どもいないですけど、フォトブック作ってみたくなります笑

相武:写真編集の時間も子どもとの共通の楽しみの時間になったり、今度はどんなフォトブックになるんだろうとワクワクしてくれたり、SNSだけでは味わえなかった、家族みんなで共有するという楽しみが増えました。

東:たしかに、SNSも楽しいんですけど、たまに周りと比べてしまって疲れるなんてこともありますよね。周りの親御さんたちみんな写真うまいですからね。

相武:そうそう、ブックのよさは、外には出さないような、スマホで遊びながら撮った写真、プライベートな瞬間を残せることですね。もちろん、きれいなお花や景色などを背景に、可愛い衣装を着た写真をブックにしてもいいと思います。子どもが主人公の絵本みたいになって、とてもかわいいですよ。

東:たしかに、子どもの頃、写真を撮られるのは照れ臭くて好きじゃなかったけど、アルバムを見返すのは好きでした笑

相武:そういえば、お友達が家に来てくれたときに、子どもがフォトブックを嬉しそうに見せていたことが、作ったわたしとしても嬉しかったですね。データとして残していると、親がスマホやPCを操作しないと見れない写真でも、ブックにしておくことで、子ども達の手に届く本棚に置けるという発見がありました。

東:なるほど、それは大人の視点からではなかった発見ですね。

相武:そうそう、ブックを作るようになってから、写真を嫌がっていたお子さんも喜んで写真を撮られたり、楽しみにするようになったりという変化があったという声も聞きました子どもがかっこいいことをしている瞬間や美しい瞬間をデータではなく手に届く形にすることで、子ども達は喜んでくれるんですよね。

CURBONの教室参加者の方からも、子どもが写真を嫌がる、うまく撮れない、人と比べてしまう、さまざまなお悩みを聞いてきました。でも、もしかしたら、表現する形をSNSだけではなく、フォトブックという形を増やすだけでも、もっと写真を気楽に楽しめるママさん、パパさんが増えるのではないかと、教室を実施したいと思いました。

東:ちなみに、フォトブックって高いのかなと思っていたんですが、今回、教室にご協力いただいたしまうまプリントさんなら198円から作れてしまうんですよね。

相武:最初の1冊って、結構ハードルが高いんですよね。わたしも、最初は、うまく作れなくてもいいから「まずは作ってみよう」という気持ちで、作成してみました。

東:今回の教室では、なかなか作成の時間が取れない、という方々にも、1冊を作る体験をしていただけるよう、基本の考え方(なぜフォトブックを作るのか、どんなテーマでつくるのか、どんな写真を使うといいのかなど)についてお伝えする教室に加えて、みんなで作業をする日を設けました!ひとりだと途中で諦めてしまっていたという方も、雑談や質問を交えながら、一緒に完成を目指して作成していただけたらなと思っています。

相武:ちなみに、コミュニケーションツールとしてということをたくさんお話ししましたが、単純にデータは消えてしまう恐れもあり儚いものなので、できるだけ形にしたいという思いがあります。実は、データが消えてしまった経験があり、特に強くそう思います……!

東:いくらデータが残っていたとしても、昔、親が使ってたケータイとか見ないですもんね…….笑 やっぱり何年経っても見返すのは、手元に残るアルバムですよね。

相武:そうなんですよね。形にするって大事だなとここ数年特に実感しています……。ちなみに、教室内では、子どもが見返して嬉しくなるブックはもちろん、親が作っていて楽しい作品集のようなかっこいいブックの作り方もお伝えしますので、いろいろ使い分けてお楽しみいただけるようになるんじゃないかなーと思います!新年、新しい挑戦を一緒にできたら嬉しいですね。ワクワクする写真教室にできるよう、頑張ります!

教室の参加はこちらから

この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

サポート、とても嬉しいです。写真好きな方が表現者・クリエイターとしてもっと楽しめる世界をつくるために、使わせていただきます。