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車でアメリカ人ごっこをする話

「アメリカ人ごっこ」という娯楽の概要については先日解説した。
その内容は多岐に渡り、その人それぞれの考え方や楽しみ方があり、スポーツのようにルールがある訳でもない。ハリウッド映画を家で見ながらピザを食べるだけでも、人によっては立派な「アメリカ人ごっこ」になりえるという事だ。

今回私は、コロナ化で低迷する経済状況の中でも晴れて車を購入する事が出来たので、その車を「アメリカ人ごっこ」の道具とすべく「アメリカ化」をしたのでそれについてまとめていきたいと思う。

尚、下記の情報は入念な下調べなど一切されておらずネットサーフィンでそれとなく集めた知識なので一切信用しないでください。

今回購入した車


今回私が購入した車はマツダのCX-30。
(え、普通の日本車じゃん!)と思った方も多いだろう。
ここから先は、CX-30でも良い、日本車でも良い、という考えの由来(つまり言い訳)を列挙していく。

まず、北米の車市場において日本車はもはやマイナーではないという事。
ちょろっと調べた所2016年の車売上で日本車だけで38%のシェア率が出てくる。
これに関しては、乗用車と小型トラックのどっちだとか、あくまで売上だから実際アメリカを走っている車の割合はどうだとか突っ込み所はあるが、個人的にはそんな事はどうでも良く、アメリカで売れている車の約4割は日本車であるという事実だけで十分に「アメリカ人ごっこをする為の車は、アメ車じゃなくて良い」理由になりえると個人的に考えている。
実際、アメリカ本土に何度か旅行に行ったが、走ってる車の日本車率は半端じゃない。

また、前回記載したように「アメリカ人ごっこ」はあくまで趣味であり、既婚者の私が家族で共有する事が前提になっている車の購入にさしあたり、妻の意見を蔑にしてアメ車じゃないと嫌だとだだをこねてまでアメ車に拘る必要はなかった。そもそもの日本の狭い道路、流通性、車体価格、アフターメンテナンス、燃費などを諸々の事を考えるとやはり日本車は安心だ。

ちなみにCX-30は北米でも同じ名前で販売されている。車種によっては北米と日本で名前が変わるので注意が必要だ。CX-30の北米仕様は車高が若干高かったり微妙な違いがあるが、そんなものは誤差だ。そもそも右ハンドルだし。

免許証


車を運転するには免許証が必要だ。
なのでまずはカリフォルニアのドライバーライセンスを自作する。これは公文書偽造になるかどうか怪しいグレーな所とは思うが、警察官のバッジや制服が本物もレプリカも国内で流通しているくらいだし、日本国内で遊びで持っている分には問題ないと思う、恐らく……多分。私の技術力の低さから名前もサンプル君になっているので、悪用のしようがない。


さて、カリフォルニアのドライバーライセンスは大きく分けて2種類ある。
未成年用の縦長式と、成人用の横長式(つまり日本と同様)またこれに、ライセンス右上のマークが文字の物と、熊と星のマークの物(Real IDと呼ばれる)に分かれる。文字の物は「FEDERAL LIMITS APPLY」と記載されており、これはあくまで免許証以外の効力がないものになる。熊と星のマークが記載されている物は、国内便の航空機の搭乗に使えたり、連邦政府の施設入場の身分証になったりする。それに加えて、カリフォルニア州においては銃の購入にも熊と星のマークのドライバーライセンスが必要になるらしい。

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▲今回作成したドライバーライセンスの2種類

ドライバーライセンスはネットに転がっているサンプルのものを顔写真だけ張り替え、その画像データをシールプリントし、手元の不要なポイントカードに張り付けるだけだ(なので裏面を見るとポイントカードのままだ)。ドライバーライセンスは背景に絵がプリントされているので、ちょっと名前を変えたりとかは難しい。「アメリカ人ごっこ」の小道具として使う分には、左程気にならないだろうと思う。
Twitterに上げるにしても、名前や住所等はスタンプやモザイクで処理する事でインターネットリテラシーに考慮したアメリカ人になれるし
サンプルのままになっている表記を隠せる一石二鳥だ。

調べた所、有料で作成を請け負っている方がいたので、興味がある方で自作なんて手間暇かけてられないという方はそちらに依頼してみると良い。実物を見てないが、記事を拝見する限りは私が作成するシールプリントのなんちゃってライセンス等足元にも及ばない素晴らしい完成度だと思う。

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▲私はアメリカの銃器メーカー「ブローニング」が発売しているマネークリップに入れて保管するようにしている。


ナンバープレート

車がある、免許証もある、となると次は車の装備品を少しずつアメリカ化していく。まずはナンバープレートだ。

アメリカも日本と同様各州ごとにナンバープレートがあるので、今回はカリフォルニアのナンバープレートを購入。私の場合はナンバーにちょっとした拘りがあったので、前と後ろでナンバーが違うものになってしまった。いずれ御眼鏡に適うナンバーの2枚セットを見かけたら購入しようとは思っているが、このナンバーを装着して公道を走行するのは違法なので、あくまで停車時の撮影用という事を考えると必ずしも前後が同じナンバーである必要はないと思う。

ナンバープレートを購入したら、次はレジストレーションステッカーを貼りつける。
これは車の税金を支払っているという証明で、更新手続きをすると陸運局から毎年違う色のステッカーが送られてくるというものだ。エクセルで自作しようと参考写真を探していたところ、やはり世界は狭いのかレプリカを作成して販売している方を見かけたのでそちらに依頼した。自作もそれほど難しくはないと思うが、正直面倒だなと思っていたので助かった。本来なら新しければ新しい程良いと思うが、今回は青色が欲しかったので2019年のものを購入。ちなみにステッカーは月と年を1枚ずつ陸運局から送付されるようで(次年度から送付されるのは年のみ)、貼るのはリアナンバープレートのみで良い。

ナンバープレートにステッカーを貼ったら、今度はナンバープレートを装着するための土台のようなものを自作する。尚、北米のナンバープレートは日本のナンバープレートより一回り小さいので、少しでも嵩増しするためにナンバープレートカバーを購入して装着している。一応これも、カリフォルニアのナンバープレートに合うようにロサンゼルスのCulver Cityという街にあるマツダのディーラーから購入したものをヤフオクで入手した。

巷にはナンバープレート隠しという便利な物が販売されているので、楽をしたい人や綺麗なものが良い場合はそちらを購入すると良い。私の場合は上から別のナンバープレートを装着するので、多少汚くても目立たないかなと思いこれについては自作する事にした。


まずダイソーにてPPシート(335mm×500mm 厚さ0.75mm)を購入、本当はもう少し厚いものが欲しかったが店頭在庫は0.75mmのものしかなかった。実際に作って装着してみた所あまり問題なかったので厚さはあまり気にしなくてもいいかもしれない、あまり厚いと切るのが大変だし。

日本のナンバープレートの幅は330mmなので335mmのシートを購入すれば幅は加工する必要がない。高さは165mmなので170mmにて切断、カッターで普通に切れた。実際に装着する車種によっては、あまり大きすぎると装着が困難になってしまうかもしれないので、その辺りは自身の車を確認して装着方法等考慮して実測した方が良いかもしれない。

PPシートを切断したら、北米ナンバープレートのボルト位置に印をつけて穴を空ける。北米ナンバーに装着できるボルト径は6mm(1/4インチ)の物なので、少し余裕をもって7mmのドリルで穴をあけた。(微妙にキツかったので8mmでも良かったかも)そして北米ナンバーにナンバープレートカバーを装着し、ボルトで裏面にPPシートと固定する。後はPPシートに車体に固定出来る仕組みを作ればいいのだが、それは車種によって異なるので以下の内容はあまり参考にならないかもしれない。

一応私の場合を説明すると、フロントは壁にLANケーブルとかを固定するフックをPPシートに張り付けてぶら下げる事にした。リアはフロントより長いボルトを使用して、北米ナンバーとPPシートの間にナットを一つ入れる事で隙間を作る。PPシートの封印部分に穴を空ける事で、封印をその穴に差し込む事である程度固定できる。またCX-30の場合リアナンバー下部はフックのようなもので固定されているので、そこにPPシートも一緒に差し込むことでより強固に固定出来た。

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▲実際に走る訳ではないし、これで十分だと思う。

私有地貸切イベント等で走る機会があれば、もう少し考える必要があるけど、とりあえずはこれにてナンバープレートについては完了とする。


書類関係

運転免許証、車、ナンバープレート、税金を収めたステッカー、これだけ揃えば心をカリフォルニアにして車に乗って町に繰り出せるのか。否、まだ車両運転時に携行義務がある必要書類が揃っていない。車の登録証明書(Registration Certificate)と、車両保険加入証明書(Auto Insurance Identification Card)の2点だ。アメリカで運転中に職質を受けた場合はこれらの書類の提示を求められるらしい。多分車両保険加入証明書については州によって携帯義務があったりなかったりするかもしれないが詳しい所はご自身で調べてください。

という訳で、登録証明書はサンプルを印刷、多分本物はもう少し小さいしキリトリ線が入ってたりしそうだけど正直よく分からなかったし、もはやこれは今後役に立つことのないアイテムだろうから調べるのも面倒だし普通にA4で印刷してしまった。

(2022.7.25 追記)
ある海外ドラマを視聴中、警察官に免許証と登録証提示を求められ手渡すシーンに登場した登録証がどう見てもA4ではない小さいサイズなので改めて調べた。どうやら私が印刷したものは登録証とは似て非なるもので、正式な登録証は書面にキリトリ線がついていてそこを切り離して携行するようになっているらしい。参考画像を見ながらエクセルで自作し、キリトリ線はカッターでちょんちょんやって切り離す事にした。残念ながら本物が手元にある訳ではないのでサイズ感とかは相変わらず適当だ。あと本物はもう少し厚い紙に印刷されていると思うが、普通のコピー用紙なのでペラペラ。

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▲キリトリ線から切り離すと、本物感が凄い
追記終わり

一応、車両保険加入証明書はカリフォルニアにあるらしい会社から引っ張ってきて車体番号や有効期限をちょろっと加工して自作した。こっちは保険会社によってサイズがマチマチのようなのでそれらしいサイズにしておいたが正直適当だ、多分今後日の目を見る機会もない。

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▲これにて書類、ナンバープレート、ステッカー、免許証、車の運転に必要な全てが揃ったという訳だ。(多分)


車内装備

フロントミラーにはリトルツリーの芳香剤を吊るしたいと考えている。
考えている、というのはもう購入したのだがまだ吊るすに至っていないという事だ。以前吊るしていたのだが、あまりに強烈な甘ったるい匂いで嫁にガチギレされてしまったので、会社に持ち込んで匂いがなくなるまで放置している所だ。

芳香剤なのに匂いがなくなるまで放置というのも本末転倒なのだが、あのアメリカンな見た目の物がぶら下がっているだけで満足なので匂いは必要ない。既に半年以上経過しているが、未だに持ち帰れる見込みはない、凄まじい芳香剤だ。

それ以外にも車載工具の収納袋にバケットボス(ミネソタ州のメーカー)を購入したり、軽く拭き掃除する時の為にコストコでウエスでも購入しようかといろいろ試案してはいるが、何しろ人生初のマイカーなので何を積むべきかは現在模索中だ。

参考になったかはわからないけど、日本のどこかで「アメリカ人ごっこ」をしている誰かの役に立てば幸いです。

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