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年明けて、動き出す

実家で体調を崩したあとは、無事に回復しました。


回復

体調を崩し1週間ほど休んでいて、人に会う用事もあらかた終わったころ、ようやく元気が出てきて、動きたくなり、毎日少しずつfinalsに取り組んだ。

午前中はのんびりし、カピバラを見たり下書きを書いたりポケモンを楽しだりして、家でお昼を食べてから出かける。図書館で数時間作業をし、家に帰ってごはんを作ったり母が作ったりして、また作業をしてからお風呂に入る(日本限定の行為だけに重要)。そして寝る。
そうして、切羽詰まらずマイペースながらも、きちんとやるべきことは片付けていき、今ここに生きているのでいつの間にできている、という日々を過ごした。
帰省とはいえ、図書館通いになるだろうな、と思っていた。とはいえ、帰省するからには、人に会ったり出かけたりして楽しむべきだ。ということで、余裕がないなと焦りながらも、時々出かけた。無理を通すのが私である。

神社へ

思えば私の血筋の半分は神職で、神社は好きな空間だし、九品仏を散歩中に見つけて行ったときには、とても気に入った。
そういうわけで、いくつかの神社に行って頭を下げ、作法とは違うものの、私が背負っているものを取ってください、とお願いをし、取ってもらえたと思った。不思議と願い事は浮かばなかったので、不安なことを祈るのではなく、家族や近くに住んでいる人たちのことをよろしく、と祈るようになった。おみくじは大大吉だったし(大吉の上があった…!)、今年は占いが軒並み良いので、なんかすごいことになりそうだ、という予感があった。
不安事はもういい。そろそろ本丸に突入しよう。

過去の自分に会いに行く

去年、Park Hyattのガレットデロワを予約して食べた。とても美味しかった。Park Hyattのケーキは、都庁で同僚に聞いて以来、気に入って時々買いに行っていたし、大学院に受かったあとには、メルカリの売り上げでAfternoon Teaにも行き、都庁を見下ろした。笑

Gallet de roiはフランスのお菓子なので、年明けにぶるぶるにいても、いろんなお店のガレットが楽しめたんだろうなあ、とは戻ってきてから思うのだった。日本の"詰めたquality"とは限らないけどね。

そして、私が気に入っているChopped Salad Daysも、店舗数が増えたものの、西新宿には変わらずあった。というわけで、西新宿にも行った。

飲み会がある日のランチはサラダだった

サラダを食べながら、都庁のときも、コンサルの打ち合わせのときにも来たなあ、と気づいた。同じ席やねん…
数年前の、ここで同じくlunchしていた私に、"数年後に大学院に行って、urban studiesをやって、classmatesとも合わないしquality of education is lowだけども、それでもこの道は合っている感があるとか、auditionを受けてmusicalをやっている"と、未来の自分が来て言ったとしたら…と考えた。
今ここにいる私にも、数年後の自分が、あのときの夢はかなったよ、と言うこともあるのだろうな、と思った。

Park Hyattは、相変わらず雰囲気もサービスもケーキの味も良く、行くだけでとても幸せだった。私はあの場所が好きで、おしゃれしてケーキを買いに行くような生活が理想だなあ…と思ったところで、その生活はすでに実現していることにも気づく。

もうすぐ戻る

そうしていると、あと2週間くらいで戻るんだな、という心境になった。
学生は休めない。仕事の時間が終われば終わり、とはならないので、母と過ごす時間も取れていないなあ…と思った。とはいえ、仕事をしていたときも、ごはんを一緒に食べるくらいだったよな…朝私が起きれば、朝も一緒に過ごせる…わけではあれど。だからどこかに一緒に行こうか?という話でもなく、普通の時間が、日常が大事というやつだ。

東京たらこスパゲッティにて。和洋折衷ですねん

時間ができる

そして、まだ見えないけれど、finalsが終わったあとには、とんでもなく時間ができることもわかっていた。来学期のscheduleを見てみたら、3つしかクラスがなく昼間がぽっかり空いており、拍子抜けした。
2月に入る前にはすでに時間ができて、私にずーーーっとなかった余裕が手に入るはずだった。毎日動画を見てstretchしたり、焦ることなく数日に1回料理をして食べ物を味わったり、物を減らしたり、いろんなことができる…とはいえ、好きに生きている私、それほど欲望はなかった。イメージもできなかった。

この、終わるまで時間が取れないけれど、そのあとはどーんと空く、というのは、ぶるぶるに飛ぶ前もそうだった。とても忙しくてreflectする時間が取れなかったけれど、行った後にはそれなりに時間があった。とはいえ、新世界は新鮮すぎるし、別世界モードになっていて向き合えないしで、やはり落ち着けた感はなかった。そのままいろんなことが起こり、戻ってきたら、それは前世になっていた。笑
Closureって大事で、都の時はきれいに終わったから前世になったと思っているけれど、心残りがなければいいのかもしれない。今回も落ち着く時間が取れたわけではなかったが、マイペースに過ごしつつ、片付けることは片付けて、人に会ったり楽しんだりもできた。

また来ればいい

帰省を決めた後、おみやげを楽しく買ったりしながら、読みたかった本を図書館で予約した。間に合わなくて読めなかったものもあったけど、また今度でいいと思えた。行こうと思っていて時間がなかったところは…あまり浮かばないけれど、回れないところは、また来ればいい、と思った。

クラスで習った数少ないtermsとして、"full exit" "partial exit"というものがある。駐在なんかでほかの国で働いている人が、出身国を完全に出た形で生活するか、時々戻ったりして、文化を引きずるか、という話である。
私はFull exitをしたつもりだったけれど、その必要はないことがわかった。年に1回は帰る、という生活や人生を選んでもいいと、自分に許せるようになったことが今回の収穫だった。

やっぱり今年はなんだか、起きそうだ。

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