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文化系トークラジオLifeで出会った話とラジオ番組がほしい話

ぼくは、ラジオ番組を持つことが夢だ。

ライオン堂の店長と一緒に5年くらい前から、自主的に配信するラジオをやっている。

最初の頃は、2人でボイスレコーダーで録音して、Podcastで配信していた。
いつだったか、本格的な機材を友人に借りて、ゲストを呼んだりして、何人かと一緒に本気でラジオをとったりもした。
今もツイッターのLiveで配信したり、noteに音声をアップしている。

ぼくと店長は、ラジオを聞くことも好きだ。でも、二人の好きな方向性は違う。
店長はお笑い芸人とか、アナウンサーとかちゃんとした人たちがやっているラジオを昔から聞いている。
ぼくも子供の頃は地上波(?)のラジオを聞いていたけれど、次第に素人がやっているポッドキャストが好きになっていった。

全然知らない人たちが、趣味の話をしたり、英語の勉強法を話したり、どうでもいい会話が行われているポッドキャストを聞いていた。
もしかしたら、リスナーが100人もいないかもしれない番組を聞くのが好きだった。

そういえば、店長と友達になったのもラジオがキッカケだった。
TBSの「文化系トークラジオLife」というラジオ番組のオフ会で、彼と出会った。
ぼくはずーっと理系の勉強ばかりしていたので、文学について話ができる友達がいなかった。
おそらく、「Life」のオフ会で出会った店長と会話するまで、ドストエフスキーの感想を肉声に出したことはなかった。
青春の文学成分を取り戻すかのように色々話した、ような気もするし、そうでなかった気もする。

ラジオでトークをすると、虚空に向かって話しかける気持ちになる。
ぼくたちのラジオにリスナーはいないと思うし、特定のひとへ向けての言葉で話していない。かといって、目の前にいる相方に話してもいない。
それは、宛先の無いボトルメールのようなロマンチックなもの、では決してない。
強いて言うならば、これを確認のために聞くであろう未来の自分にむけて話しているのだと思う。ある種のナルシズムなのかもしれなし、反省的なこういなのかもしれない。

なんだかんだと書いてきたけれど、ぼくたちはラジオがとっても好きなんです。
この記事を誰か偉い人が読んでいたら、お願いします。

ぼくたちに、番組をください。

2019年6月3日
tanaka

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