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おれ様的視点で聴く星野源3rdアルバム『Stranger』(1)

どうも~~!おれで~す!今日はおれ様的視点で、星野源3rdアルバム『Stranger』を聴いていきたいと~~!思いますッ!全13曲、一気にやろうとすると、含蓄を味わってる余裕がないので、何回かに分けますね。では、1曲目から行きます。

1. 化物

曲の感じと、歌詞が結構ミスマッチですね。あんまり歌詞とか見ない派なんで、今、見てみたら、気づいた感じです。

星野源の歌詞のキーワード「雨」が出て来てますね。星野源は涙のことを雨と言うことが多いです。涙って言ってしまうと、同情を誘う感じになりますが、雨と言うことで、気付かずに通りすがっていく自由もあります。「おれのことを気にかけてくれる人はちょっと立ち止まってね。」っていう感じです。

「好きなことで生きていきたい」けど、今はまだそこまでではない。けど、先々はそれができそうな予感がする。なんかそんな感じですね。曲調としては、ちょっとお祭りな、カオスな感じです。


2. ワークソング

ワークソングっていうのは、黒人哀歌みたいなジャンルで色々あるのかな。それの星野源バージョンかな、と。

「胸の振り子が呼ぶ君」って誰だよ、って感じだけど、人によっては、彼女だったり奥さんだったりするのかな。

働きたくないけど、働かなきゃいけない!おっさんもこれ聞いてた時期、結構社畜やってて、毎日22時ぐらいまで働いてましたね。それで残業代もほぼなしっていうミラクルな制度になってて、今思えば、エグかったな~。でも、22時ぐらいだと、さすがに人も少ないから、仕事終わりに、勝手に持ち込んだラジカセで、星野源のワークソングをかけたりしてました。「聞け!社畜ども!」っていう感じで。。そんな感じで最後に1曲何か流すのが日課でした。もしかしたら、それを楽しみになんとか耐えてた人も居たかもしれません。


3. 夢の外へ

「夢の外」ってなんだろ?現実?

「夏は通りをゆく」って、『風街ろまん』的な雰囲気ありますね。

「夢日記」ってワードは、ありそうで、あんまり聞かない。

「嘘の真ん中をゆく」の「嘘」はなんだろう?これも現実のことかな。「嘘」っていうのも、星野源の歌詞の中ではキーワードになってます。星野源的には、自分がいいと思っているものは、世の中的には「嘘」や「偽」とされている、っていう中二的なとらえ方があると思います。だから、歌詞の中で、「嘘」や「偽」と出てきても、必ずしも、悪い意味ではないんですね(ニセ明しかり)。逆に現実が嘘で偽なんじゃないか?むしろ、そうであってほしい、というような含みもありそうです。割と倒錯してます。つまり、ここでは現実を嘘と言ってるんじゃないか、という説です。もしくは、「かげろう」とのダブルミーニング。

「この世は光映してるだけ」っていうのが何回も出てきますけど、つまりは、物事の実体を見てるわけじゃなくて、実体から照り返ってきた何かを見てるだけって、そういう話かな。

「僕は真ん中をゆく」はちょっと肩透かし的な感じですね。

「分からないを認めて」というのは、「星野源はこういう人」みたいな価値付けをするんじゃなくて「星野源はよく分からない」のまま受けいれて頂戴ってそういう感じかな。

「いつか遠い人・・・」のくだりは美しく仕上がってますね。


つづきはこちら。


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