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右に倣う日本人。渋谷のハロウィンに自粛要請して誰が素直に従うと思ったのか?

明日が31日、ハロウィンの本番だが、先日の土日と比べてどうなるのかが、予想もつかない。

どのワイドショー番組でも議論が散々されているが、行政から「自粛要請」「規制」という発想がまず出てくるのが、本当に残念でならない。

見ていて、この騒ぎは「花火大会」と何ら変わらないと思った。日々のストレスを発散できるお祭り騒ぎが、この時期にもあって良いのではないか?

問題は、何にも統率されていないという一点だと思っている。ただ単に、無秩序だからこういった暴徒に似た騒ぎになってしまうのではないだろうか。

「花火大会」に対して、ここまでの問題視をするか? いや、しないだろう。同じことを行政はすればいい。

渋谷の商店街に金が落ちないと嘆いているが、金が落ちるような行動をすればいい。渋谷区長は道路の封鎖を決断して、多数の警察官を配備し、渋谷の商店から露天を出して、まさに「花火大会」のやり方を真似ればいい。

何故、これだけ盛り上がっている人たちが、「自粛」に従うと思ったのだろうか? 何も手を打てない無力さを「自粛要請」という形で濁したようにしか思えない。「自粛要請」に従わなかった渋谷に集まった人たちが最も悪い、という印象操作をしたいという腹黒いやり方が煤けているように感じる。極めて政治家的な汚い判断ではないか。

誰かが言っていた、日本人はマナーが良い、マナーが悪いという人種ではない、右に倣う人種であると。

封鎖された決められた範囲で、決められた統制の中で、十分に彼らは騒いで満足なはずだ。今は単に、無秩序であるから、無秩序が右に倣う。統率が取れれば、彼らはその範囲で楽しむことを考える。無秩序な今の状態を求めて騒いでいるわけでは決してないだろう。多数の警察官に囲まれ監視されていても、心から楽しむはずだ。

その楽しさを、根こそぎ奪う行政の発想は悲しい。それこそ、極めて遺憾である。

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