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詩「泥濘」


泥濘ぬかるみに手を突っ込んで
清掃をする
した者だけが
真実を知る
混沌とした闇に似ている
(この家の者達が吐き捨てたモノや日々失ったモノが同化しているのです。)

泥濘を目にした者だけが
己を知り
光の意味を知る
清掃を経験した我々が
上辺だけで
物を言ったり
生きている訳がない
深層を知りたければ
一度
きちんと
泥濘に手を突っ込んで
綺麗にする事をお薦めする

これ以上
何もしていない誰かが
人生の泥濘に嵌って
身動きが
とれなくなってしまう前に

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